Menu
 > 作品
 > キ行
 > 巨人獣
 > かっぱ堰さんのレビュー
巨人獣 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 巨人獣
製作国
上映時間69分
劇場公開日 1960-05-03
ジャンルSF,シリーズもの
レビュー情報
《ネタバレ》 特撮ファンには昔から知られていた映画のはずだが、最近になってやっとDVDが出たので長年の希望が果たされた。
ただし中身は淡々としたもので、真面目なお話ではあるが正直面白くはない。劇中で最も信頼すべき人物までがケダモノ扱いしているのに、実の妹だけが懸命に昔の思い出を語りかけるのが切ないのと、最後に一言、妹の名を呼ぶのが唯一の台詞であって、人間の心を取り戻した代わりに生きていられなくなったという展開が悲しいとはいえる。
またこの妹が美形なのは見ていて少し救われる。怪物の身内というつらい立場ながら兄への献身姿勢を変えない筋の通った人物であり、せめて悲劇の後には相手役の少佐と幸せになってほしいと願うところだが、そういう兆しをみせることもせず例によって無造作に映画が終わってしまうのは残念なことである。この妹役のサリー・フレイザーという人は金星ガニの映画にも重要人物で出ているので、そういった方面に関心がある者としては記憶にとどめておかなければならない。
かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 4点(2014-05-03 18:56:23)
その他情報
作品のレビュー数 1件
作品の平均点 4.00点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
41100.00%
500.00%
600.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 0.00
巨人獣のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS