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魔女がいっぱい のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 魔女がいっぱい
製作国
上映時間104分
劇場公開日 2020-12-04
ジャンルホラー,ファンタジー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  物語が本格的に転がり始めるまでが長く(アン・ハサウェイの登場まで20分以上かかる)、その後もいまいち盛り上がらず終わってしまった。主人公サイドも魔女サイドも、直接的に怪我を負ったり死ぬということがないので、危機感がまったくない。

 魔女のケバケバしさやオーバーな言動は、ドラァグ・クイーンに着想を得たものだろう。しかしキャラクターの面白さというのはスパイスであって、それだけで長編映像は牽引できないはずだ。「アン・ハサウェイにドぎついキャラを演じさせれば話題になるだろう」とあぐらをかいて、ストーリーをなおざりにしているように思えた。

 ではキッズ向けか?というとそうでもなく、魔女の身体的特徴(裂けた口・カツラで爛れたスキンヘッド・指が3本しかない手・指のない足)を「醜さ」として描く危うさ(皮膚疾患・部位欠損をマイナスととらえるルッキズム)を秘めている。

 監督の「悪趣味に振り切りたい」という意図と、制作会社の「できるだけマイルドにしたい」という意図がぶつかり合って、空中分解している印象。
乱泥さん [インターネット(字幕)] 3点(2021-08-23 07:59:08)
その他情報
作品のレビュー数 9件
作品の平均点 5.33点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 41.25
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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