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丹下左膳餘話 百萬兩の壺 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 丹下左膳餘話 百萬兩の壺
製作国
上映時間92分
劇場公開日 1935-06-15
ジャンルドラマ,コメディ,時代劇,シリーズもの,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 映画として、物語として、これほどの傑作はなかなか観ることが出来ない(映画「情婦」以来の感慨)。
脚本、映像(アングル、カット割り)、音楽、俳優の演技、全てが粋で、カッコイイ。
セリフ、セリフとセリフの間、セリフと俳優の動きとの間、挿入される音、映像の撮り方、全てが良い。
最後、百万両なんかより、粋に暮らす方を選ぶという物語、が素晴らしい。

この映画の【すごさ】の一片を紹介すると、
◆最後、お藤が三味線を引く、お藤の唄の良さをちょい安が猫(この時はダルマに変わっているが)の表裏で
表わすが、お藤と左膳の顔色を伺う。その様子の映像を、お藤の顔と三味線との小さな三角のエリアの中に、
ちょい安の表情と動きを入れて描く・・・・★★天才としか言えない

お藤の唄にもソレゾレ、意味合いがある、最後は
“浮世 さらさら 風車 今日は北風 明日南風 へええしょがいな・・・”

映画を分る人に、是非、観てもらいたい
cogitoさん [DVD(邦画)] 10点(2016-09-03 11:04:22)
その他情報
作品のレビュー数 70件
作品の平均点 8.24点
作品の点数分布
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100.00%
211.43%
300.00%
434.29%
534.29%
622.86%
7912.86%
81521.43%
91724.29%
102028.57%
作品の標準偏差 1.78
このレビューの偏差値 55.57
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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