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プリティ・イン・ニューヨーク のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 プリティ・イン・ニューヨーク
製作国米,独
上映時間95分
ジャンルコメディ,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》  どう考えてもミラ・ジョヴォヴィッチ演じるナディーンの方が「いい女」じゃないか、と思えてしまうのが難点でしょうね。
 作中で主人公が元カノに未練たっぷりで、長時間に亘って煮え切らない態度を取っている為、こちらとしては、どうしても感情移入が出来ない訳です。
 勿論、最終的に彼はナディーンの方を選ぶ結末となる訳ですが、もっと序盤から彼女に対して真摯に向き合って欲しかったな、と思う次第。

 性格面において、元カノさんが典型的な「嫌な女」として描かれているのも、少々可哀想。
 でも、別れの場面にて彼女だけを一方的に悪役としない演出だった事は、良かったと思います。
 やはり自分は、こういう形で「振られ役」を貶め過ぎないラブコメの方が好み。

 話の筋としては、予想の範疇を逸脱する事無く、手堅く王道に則って纏められているという印象を受けました。
 サプライズな面白さは欠けている代わりに、安心して楽しめるというタイプ。
 そんな中で、主人公がナディーンに「鏡」をプレゼントした理由なんかは、ロマンティックで素敵でしたね。
 ケチャップの瓶を用いた例え話や「一緒に映画観ない?」と誘い掛ける留守電の声なんかも印象的。
 こういった小さな美点とも言うべき箇所が、作中のアチコチに散りばめられており、何だか憎めない映画でした。
ゆきさん [DVD(吹替)] 6点(2016-05-28 17:43:51)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 4.75点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.97
このレビューの偏差値 63.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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