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沈黙の戦艦 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 沈黙の戦艦
製作国
上映時間103分
劇場公開日 1993-05-15
ジャンルアクション,サスペンス,シリーズもの
レビュー情報
《ネタバレ》 【Under Siege】《包囲下》。人気漫画にあやかったタイトルからして、B級作品丸出しなんだけど、飽きることなく最後まで楽しく観られる作品。また本作以降のセガールの作品の大半が『沈黙シリーズ』なんて呼ばれて、気が付けば40本近くあると言うから驚きです。
「俺はただのコックさ」ジョーダン=ミス7月への自己紹介が最高過ぎる。誰もが「お前のようなコックがいるか」って突っ込みたくなる容姿と風格のライバックさん。この映画が同年代のガン・アクションと大きく違うのは、ヒーローが単身大活躍するのではなく、仲間たちと共闘するところかと思います。

敵は元CIAと悪党集団に艦内を熟知したクリル副艦長。対するはライバックさんとプレイメイト、非戦闘員の士官数人、コックに洗濯係、退役軍人…この状況。あわや悟空とミスター・サタンがポタラで合体!?並みに、ライバックさんにとって足手まとい&弱体要素なのに、彼ら雑魚どもが予想以上に善戦するんですね。勇敢に戦って、テロリスト数人を倒してます。退役軍人キャラウェイが指導して、ミズーリの主砲で潜水艦を撃沈するところは、戦艦を舞台にした映画の醍醐味を感じさせます。
…数年ぶりに観返したら、ジョーダンが急に銃器の扱いに詳しくなってたり、退役軍人そんなに活躍してなかったりと、端折ってる感は感じましたが、これがもしライバックさんが単身活躍する映画だと、ここまでの支持は得てなかったと思っています。

ボインボインのエリカ・エレニアックも可愛らしいですが、個性的な悪党も魅力の一つです。ゲイリー・ビジーが女装して踊りまくる。ゲイリーがカツラを取った中途半端な格好でシリアスに話す様子は、後のダークナイトのジョーカーを彷彿とさせます。カタブツな役を演じる印象の強いトミー・リー・ジョーンズが、アニメ好きのヒッピー系テロリストを演じてます。作戦の失敗から撤退までの判断の速さもプロっぽいです。色んな意味で、同年代のガン・アクションとはちょっと違って印象に残ります。
K&Kさん [ビデオ(字幕)] 7点(2025-05-18 16:04:32)
その他情報
作品のレビュー数 134件
作品の平均点 6.06点
作品の点数分布
000.00%
132.24%
253.73%
375.22%
453.73%
52720.15%
63324.63%
72720.15%
81511.19%
942.99%
1085.97%
作品の標準偏差 1.96
このレビューの偏差値 52.44
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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