自分の人生を自分自信でコントロールしているだろうか。自分には選択肢があり自分で選択できいることが自分の自由であると思っているが実は予め用意されたドアを選ぶだけの自由しか与えられていない事に気付かないだけかも知れない。しかもどれを選択するかまで予測されていてそれは実は選択肢が無いと同じ事なのかも知れない。であるとすれば救世主は誰（何）にとっての救世主であったのか。システムは完璧に制御するために生きていると思われたのは幻想であってシステムはそれ自体に欠陥を含みしかもシステムがそれを認識している。システムは自らの欠陥をバージョンアップで完璧化する必要があると認識しておりその作業は自身では出来ないことも知っている。そのため誰かにリセットボタンを押させる必要がある。結果として救世主は人間にとっての救世主たりえなかった。そして自らの選択はすでに誰かによって選択されていたことであった。では人は何かを真の意味で選択して生きているのだろうか。自己とは何なのだろうか。それを打ち破る方法等はあるのだろうか？

【cabai】さん 8点（2003-06-21 00:00:46）

作品のレビュー数

653件

作品の平均点

5.89点

作品の点数分布

0	11	1.68％
1	13	1.99％
2	37	5.67％
3	37	5.67％
4	65	9.95％
5	91	13.94％
6	124	18.99％
7	125	19.14％
8	70	10.72％
9	46	7.04％
10	34	5.21％

作品の標準偏差

2.27

このレビューの偏差値

54.11
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値