みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
20.忠臣蔵については大まかな流れくらいしか知らなかったですが、十分なほど楽しめました。 登場人物が多くて誰が誰やら細かいところは確認できない所もありますが、それでも楽しめ感動できたのは普遍的な情緒があって感じられるからでしょう。 忠臣蔵をあまり知らない人にはおススメです。私は詳しいところを調べたくなりました。数百年前の大昔から楽しまれていたのも頷ける! 【さわき】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-03-27 17:09:57) 19. 親子・夫婦・主従等の人間関係を描き分け、よく知られたエピソードを散りばめたオーソドックスな作り。豪華な出演陣を観るのも一興で、遊興で舞い踊る大石は通俗的だが雪中の討ち入りは見ごたえがあった。史実どおりにリアリズムで描くのはどだい無理なんだから、ある程度講談調になるのはやむを得ない。 別れの場で大石を抱きしめる母。主君の仇を討つとともに、幕府の理不尽な処分に対する異議申し立てという一大プロジェクトを成し遂げる大石とてひとりの人間、普遍的な母親の情愛は心にしみる。 赤穂藩の四十七士に加え、その家族・協力者(理解者)・市井の人々、さらに吉良方と上杉藩の動き等、多くの物語を取捨選択して一定の時間(166分)に手堅くまとめた。 憎々しい吉良、毅然とした態度の多門伝八郎が印象深い。 【風小僧】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-01-07 17:49:37) 18.そうそうたるメンツの古き良き定番時代劇。中途半端じゃ面白くないとばかりに、善悪描写が両極端。元禄時代の人々の感性が伝わってくるような分かりやすい脚本だけど、他の史実同様真実が知りたい。自分が見たいものしか見えないのは時代が変わっても変らないようだけど。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-12-26 23:38:39) 17.この超王道ストーリーでこの豪華キャストならば、つまらなくなるわけがなく、素直に見て楽しんでいれば良いわけです。ただし、浪士側の個々の面々が、せっかくの俳優陣を揃えていながら、鶴田浩二の岡野を除いてはさしたる目立った場面がなく、まとめてすまされている感があるのが残念。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-01-02 01:09:29) 16.娯楽作品なので脚色はあるし、演技も仰々しくて、古き良き時代の映画という印象で、これはこういうものとして割り切ってみれば悪くはないのだが、流石に55年も経つといろいろとちょっとキビシイかなと思わないでもない。 大人になってよくよく考えると、吉良は良い奴ではないが、かといって諸説あるものの理由もハッキリせず、イキナリ殺されそうになって、最後には殺されるという踏んだり蹴ったりで不幸な男だなと思えてくる。まあ何らかの恨みを買うような事はしたのだろうけど、冷静になって見ると、あまり赤穂側に義を感じないんだよね。 「倍返し」に熱狂するように現代になっても仇討ちものはウケルのだろうけど、もういい加減にこのメンタリティーも変えていかないとイカンのではないか? 【東京50km圏道路地図】さん [地上波(邦画)] 6点(2013-12-25 11:59:17) 15.子どものころは師走になるとだいたいどこかのテレビ局で忠臣蔵をやっていた。ぼんやりとこの話の元は歌舞伎なんだろうとか思って親と一緒に見ていた。そののち長じて歌舞伎の仮名手本忠臣蔵を見ると、かなり違うのに驚いた。刃傷や城明け渡し、京での遊楽などの場はあるものの、映画で繰り返し見た細かなエピソードは全然なく(一晩での畳替えやら、赤垣源蔵徳利の別れやら)、忠臣蔵物語のネタはどこから来たものなんだろうと気になった。当時一番近いと思えたのは三波春夫の浪曲歌謡曲の世界で、映画はこういうのの寄せ集めなんだろう、と思い直した。ちゃんと調べたことはないが、それが近いのではないかと今では思っている。けっこう好きなエピソードは内蔵助が別の武士の名をかたって江戸へ向かう途中、本物と遭遇してしまうやつ。映画では大物をいつも起用していて、本作では鴈治郎だった。これ「勧進帳」をヒントにしてるんではないか。偽装がばれそうなトラブルと、それを「察してくれる」人情の世界、のヴァリエーションになっている。庶民の勧進帳人気で、ああいうのを一つ語ってみたいと講談師なり浪花節語りなりが思い、忠臣蔵を背景にこしらえた一幕が、スタンダードになっていったのだろう、そしてこういう忠臣蔵サーガが次第に結晶していった…、そんなふうに考えている。一本の映画として面白いとは言えないが、知り尽くしている物語に載せて、オールスターを見渡せる楽しさ(たとえば紅白歌合戦のような)が当時はあったと思われる。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-12-23 09:39:35) 14.ひゃあああ… なんという豪華な俳優陣。オールスターキャストとはこの事だ。さすがに全員に満足な見せ場があった訳ではないけど、代わる代わる大物俳優が出てくる画面を見ているだけで楽しかった。物語については今さら言うこともないが、忠誠、忍耐、人情、名誉といった日本人が好きなポイントを贅沢に盛り込んでる訳だから感動は必至。目頭が熱くなる。逆に不満らしい不満はないけど、強いて言うなら討ち入りをもう少し派手に撮ってほしかったかなと…。それでも大満足の166分間。日本映画黄金時代の底力を感じる傑作。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2013-12-22 23:31:27) 13.ひとつひとつのエピソードがしっかりとしているから、最後のカタルシスが強烈。少しセリフが早口でわかりにくいのが難点。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-12-22 20:04:03) 12.講談の赤穂義士銘々伝でも有名な「赤垣源蔵徳利の別れ」、「南部坂雪の別れ」、「岡野金右衛門恋の絵図面取り」等々の泣けるエピソード満載の忠臣蔵で、毎年、年末はこの映画を見返します。 史実ではない部分も多いですが、抑えた演技に適度に盛られたデコレーションが花を添え、ザッハトルテに甘くない生クリームを添えたような絶妙さで、忠臣蔵映画の決定版といえる仕上がりになっています。 俳優陣も、上品な色気のある長谷川一夫さん、冷めた色気をたたえた市川雷蔵さん、やんちゃで色気がある頃の勝新太郎さん、少しギラギラしている鶴田浩二さんと充実しています。 特に長谷川一夫さんの大石内蔵助は、上品さ、色気、知性のいずれをとっても、他の追従を許しません。 【山沢学円】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-12-17 08:12:06) 11.今まで数多くの映画やTVドラマが作られた忠臣蔵、何本見たことだろう。もちろん私が生まれる前の忠臣蔵は知らないが、子どもの頃見た忠臣蔵はずいぶん重みがあった。 この長谷川一夫の忠臣蔵はその筆頭といえるだろう。何といっても豪華なキャストとたくさんのエピソードを盛り込んだ内容は、秀逸である。 ただ私好みとしては、片岡知恵蔵の方が好きであり、松本幸四郎も捨てがたい思っている。長谷川一夫はやや浪花節調であり、刀を振り回す内蔵助は好きでない。この映画で好きなのは、幕府目付役の多門伝八郎だ。内匠頭の切腹に対し、堂々と進言しているのに応援したくなる。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-12-15 21:53:44) 10.これが噂に聞いていた「忠臣蔵」映画の中でも最高傑作と言われる作品か!なるほど、これは確かに面白いし、よく出来ている。何よりも大映映画のオールスター勢揃い、男優も女優もこれ以上は無理であろうと言えるほどの豪華な顔ぶれに、それだけでも観ていて飽きないし、それに一つ一つのエピソードがこれまた泣かせるではないですか!どう泣かせるかって?それは見てのお楽しみてことで、いやはや、それにしてもこの顔ぶれは本当に凄い。長谷川一夫の大石蔵之助がはまりすぎていて、台詞にしてもかっこ良い。これほどまでにこっか良い大石蔵之助は他では中村錦之助しか知らない。そんな長谷川一夫の仲間達の中でこれまた鶴田浩二が特に良い。若尾文子との別れのシーンでのあの時の二人が良い。若尾文子に対する鶴田浩二の見せる優しさとそれに応えようとする若尾文子の可愛さ抜群です。他にも山本富士子のこれまた白い服のお似合いなことといったらない。何度も言うようにとにかく出演者の顔ぶれだけでも見ていて飽きないし、そんな中で市川雷蔵と勝新の使い方、使われ方が何だか勿体無く感じたのが残念です。美しい映像美と男たちのかっこ良さに美しく華やかな女性達と見所たっぷりな2時間40分でした。 【青観】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2009-12-20 12:34:46) 9.主君の無念をはらすため、全てを捨てた男達の生き様です。和です。長丁場だし、ヤマはほぼ最後だけなのですが、様々な人物たちのエピソードが泣けます。日本人なら一度くらいはみといてもいいですね。男たちの化粧が濃い。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-06-10 18:28:53) 8.このレビューに登録されている日本映画黄金期に製作された忠臣蔵ものでは、この大映作品が一番評価が高かったので期待してましたが、期待通りの真打ち作品でした。忠臣蔵って各会社のカラーが顕著に出ていて、それぞれ見比べるとホントに面白いですね。大映っていう会社の映画は現代劇でもどこかねっとりした湿りっ気があるのが特色だけど、時代劇においてはその湿り気が逆にプラスに働いて、画面にしっとりした貫禄と落ち着きを与えています。しかも女性陣が単なる彩りに過ぎない東映作品とは違い、大映が誇る三人の美姫、山本富士子、若尾文子、京マチ子がそれぞれに演じどころを与えられ、存在感を遺憾なく示しているのも目の保養。主役の長谷川一夫はじめ、出演者の皆さんいかにもご立派な「時代劇顔」をしてるのも嬉しい。岡野金右衛門=鶴田浩二が一番の儲け役。内蔵助の母親が登場してくるのが珍しい。ただ肝心の討ち入りの殺陣の迫力はチャンバラの本家東映作品の方が勝ってたかなあ・・・。やっぱり新解釈とかを加えない、オーソドックスな展開の方が忠臣蔵は楽しめると思います。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-14 10:25:29) 7.映像が綺麗だし質が高い作品。討ち入りの時の羽織姿、いざって感じの覚悟決めてるとことかとてつもなくかっこいい。3時間近くあるけど全然時間感じないで見れました。忠臣蔵初体験ってのもあって見入れたのもある。時代劇といえば東映で、大映の俳優さんはあんまり見たことないけどそれでもかなり豪華キャストなのはわかる。現時点で顔と名前一致するの10人くらいなので、もうちょっとしたらもっと楽しめると思う。 【バカ王子】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-08-15 02:13:38) 6.忠臣蔵の基本でしょうか、変に脚色されすぎていないストーリーが好感持てます。滝沢上野介のいやらしさ、憎らしさ、実に似合ってました。千坂兵部はいい感じですが色部が出ずというのが残念。討ち入りもチョッとサッパリしすぎな感もあるが、ここに至るまでが長いから、くどすぎない方がいいんでしょうか。 【亜流派 十五郎】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-05-07 23:13:24) 5.3時間近い長尺ですが、飽きるなんてとんでもない、これでもコンパクトで喰い足りない印象。何しろ相手は忠臣蔵ですからね、日本人の心のルーツですよ、これは。なんちゅうても、タッキーこと滝沢修の演じる吉良コーズケノスケの超イジワルぶり。「この田舎大名が!」う~む、誰もが子供の頃、一度はこんな奴にイジメられた経験あるのでは?(え?社会人になってからも?)。まさにこれぞ心のルーツである所以。この吉良役の憎々しさは、ドリフのコントで志村けんが演じた吉良に間違いなく匹敵します。一方、浅野内匠頭を演じるのは・・・がーん。雷蔵だ。この気丈さと薄幸ぶりは実にハマってますが、殺陣が見られないのが残念!「殿中でござる」シーンでホンの少し見られるけどね。まあ、でももし雷蔵が吉良役だったら? これじゃ、四十七士が乗り込んできたって、円月殺法でイチコロ、返り討ちにしちゃうのは目に見えてる。これでは忠臣蔵にならない。よってまあ妥当なキャスティングと言えましょう。その後の展開はもう、聞くも涙、語るも涙。そして待ちに待った討ち入りへ。全体的に、適度にチャンバラを散りばめているものの、殺陣に破天荒さがなくおとなしい感じは否めない、しかし勿論これはこれでよいのだ(←強引だなあ)。そして意外に爽やかなラスト、誰もが、日本人に生まれてよかったと思う瞬間ではなかろうか。 【鱗歌】さん 8点(2004-08-01 00:41:20)(良:1票) 4.実は今まで「忠臣蔵モノ」をちゃんと観た事がなく、たまたま先日BSで放送されていた本作を観ました。正直「主君の仇討ち」という考え方はどうなん?ってな気もしたし、いくら美談化してもやったことって結局テロ(百歩譲って押し込み強盗)なんじゃないの?とか、最初は思ってみてたのだけれど、何だかんだで討ち入りのシーンに胸が高まってしまったのは、やはり日本人だからなのだろうか。なんかそういう安易な結論付けはイヤなのだけれど。ともあれ、討ち入りそのものも良いけれど、その周辺の各エピソードが魅力的。名前は忘れたけど、大石がその名を騙っていた大名(か何か)が、偽者が(敵討ちを果たさんとする)大石であることを知り、「申し訳ありません、私が偽者でした」と言って自分の通行手形を大石に渡す所とか、或いは乱痴気遊びにふける大石を見限った家族が仏壇に供えてある大石の位牌を見て彼の決意に気付く所とか、「以心伝心」な場面が、良いですねえ。 【ぐるぐる】さん 7点(2004-05-29 16:35:38)(良:1票) 3.長い作品だからつまんなかったら嫌だなあとか思って観るのためらっていたのですが、面白かったですー。葛藤とかサスペンスとかが上手く入ってて引き込まれました。赤穂浪士の熱さもかっこいいですよね。 【どろ】さん 8点(2004-05-28 19:03:06) 2.「忠臣蔵」関係の映画は数々あれど、私はこの大映版が一番好きだ。超豪華キャストに加えセット、調度品、着物等美術も素晴らしくて豪華絢爛である。「忠臣蔵」には諸説があるのでアプローチの仕方によって作品の作りも変わってくるが、この大映版はかなりオーソドックス。「忠臣蔵」を見ていると赤穂浪士は勿論のこと、それにまつわる人々の行動に教えられることが多い。劇中の登場人物は常に二通りで、保身に走る格好悪い奴と多少の危険を犯しても筋を通す格好良い奴。私は格好良い奴でありたいといつも心に誓うのだ。それにしても「忠臣蔵」ってホントに良く出来た話しだとつくづく思う。松の廊下での刃傷沙汰、桜吹雪の中での切腹、いちいちドラマチックな人間模様。そして最期は雪の中討ち入りと言う最高のクライマックスがやってくる。年末はこれを見なきゃ年は越せない。 【黒猫クロマティ】さん 8点(2003-11-26 11:43:40)(良:1票) 1.登場人物一人一人が胸に秘めた熱い意志、その周りの人々との深い壮大な人間ドラマ、超骨太な本格時代劇は見ごたえ十分。侍としての忠義から、多くを犠牲に戦う。昔の日本には、彼らのような男たちがいたのだ。江戸の町を歩く四十七人のカッコいいこと。 【紅蓮天国】さん 8点(2003-11-19 20:09:48)
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