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東京暮色

Tokyo Twilight
1957年【日】 上映時間:140分
ドラマモノクロ映画
[トウキョウボショク]
新規登録(2003-10-15)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-02-14)【イニシャルK】さん
公開開始日(1957-04-30)


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監督小津安二郎
キャスト原節子(女優)沼田孝子
有馬稲子(女優)杉山明子
笠智衆(男優)杉山周吉
山田五十鈴(女優)相馬喜久子
中村伸郎(男優)相馬栄
杉村春子(女優)竹内重子
高橋貞二(男優)川口登
須賀不二男(男優)富田三郎
田浦正巳(男優)木村憲二
信欣三(男優)沼田康雄
山本和子(女優)前川やす子
藤原釜足(男優)下村義平
宮口精二(男優)和田刑事
三好栄子(女優)笠原女医
桜むつ子(女優)バーの女給
山村聡(男優)関口積
浦辺粂子(女優)小料理屋「小松」の女主人
田中春男(男優)小料理屋「小松」の客
長岡輝子(女優)富沢家政婦
菅原通済(男優)菅井の旦那(特別出演)
増田順二(男優)バーの客
末永功(男優)麻雀屋の客
井上正彦(男優)麻雀屋の客
今井健太郎(男優)受け付けの警官
川口のぶ(女優)給士
石山龍児(男優)深夜喫茶の客
脚本小津安二郎
野田高梧
音楽斎藤高順
撮影厚田雄春
川又昂(撮影助手)
企画山内静夫
配給松竹
美術浜田辰雄
衣装長島勇治
編集浜村義康
録音妹尾芳三郎
その他松竹(デジタル修復版製作)
山内静夫(デジタル修復版総合監修)
川又昂(デジタル修復版画調監修)
近森眞史(デジタル修復版画調監修)
IMAGICA(デジタル修復版技術協力)
東京現像所(デジタル修復版技術協力)
あらすじ
銀行に勤める杉山(笠智衆)は男手一つで娘二人を育て上げたが、長女の孝子(原節子)は結婚したものの夫と合わず実家に戻っており、次女の明子(有馬稲子)は短大に通うものの反抗的で夜遊びを繰り返していた。ある日、明子は自分が出入りしている雀荘の女主人(山田五十鈴)が母親ではないかと思い孝子に話す。母親は杉山のかつての部下と不倫をして子供達を捨てて逃げていた。孝子が雀荘に行き確認すると確かに母親だった。その話を聞いた明子は自分が父親の子ではないのではないかと思い母親に確かめに行く。彼女も男友達の子を宿していたが男は頼りにならず精神的に追い詰められていた。

パセリセージ】さん(2018-10-13)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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12.終わった後の感動はなかった。まずまず。 ホットチョコレートさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-11-02 18:50:55)

11.有馬稲子の魅力にすっかりやられてしまった作品。 そして小津作品群での異彩度に1点プラス。

元はといえばFive Japanese Divasと題したシリーズで原節子と山田五十鈴が共演している作品という位置づけで取り上げられた中で鑑賞したのであるが、その二人を差し置いて自分の注意を惹きつけてしまったのが彼女だった。運命のいたずらとは面白いもので元々は岸恵子に行くはずの役どころだったのがスケジュールの都合で彼女に回ってきたとのこと。岸恵子の演技については本フェスティバル中に「早春」(1956) にて「きんぎょ」とあだ名される軽薄な女性を演じる形で遭遇するのであるが、そのイメージから判断する限りではこの役は有馬稲子の方がハマっていたように感じる。

印象深い役どころを演じている役者のひとりに高橋貞二がいた。彼はこの作品の公開2年後に自動車事故で33歳の短い一生を終えており、小津作品では本作の翌年に公開されている「彼岸花」が最後の出演ということになる。一度目に本作を鑑賞したときはそんな感慨をもって彼を眺めることは出来なかったが、今はそういうところにも心が飛躍して行くようになった。これを成長と呼んで自己満足しておこう。

小津監督の音楽の使い方はときどき混乱させてくれる。全編を通して流れるのんきな旋律はどこかに明るい結末や救われるシーンが現れるのかと期待させてくれるのであるが、その期待とは裏腹にこのお話の中ではいつまでたっても現れず…そして終焉を迎えてしまう。この同じ旋律を他の小津作品のどこかで聴いたのだがどの作品だったか忘れてしまった。はてさてこの旋律の意味するところはなんだったのか、これまた天国の彼に訊いてみたいことがひとつ増えたかたちになる。

ここでも理想の父を演じた笠智衆。小津はその像をもってしてそんな父がいる家庭でさえもこうなってしまうことがありうるということをみせてくれる。姉妹が父から受けたのは愛情と型にはまった理想というようなものが表裏一体となった何か。娘たちを不幸せにしたのも父だったと言えば少し酷な言い方か。 keiさん [映画館(邦画)] 7点(2014-04-21 10:02:33)

10.小津映画の中では異色とされる作品だが、これはこれで見応えがあって素晴らしいと思う。 リーム555さん [DVD(邦画)] 8点(2012-07-25 14:00:27)

9.父親の心に芽生えた家族に対する影を描く、かなり暗めの映画。
小津作品とはとても思えない、かなり深刻な設定で、得意のペーソスらしきものはほぼ見られず、
しかもあっけらかんと終わってしまうので、父親のどういう心情を描きたかったのか、
よくわからなかった。どうも小津監督は、辛辣な状況設定というパターンが苦手なようだ。
キャスティングに関しては何の問題もなく、安心して鑑賞できた。 MAHITOさん [DVD(邦画)] 4点(2011-08-17 06:23:10)

8.父と母、娘二人の四人家族の構成だが、互いに秘密が多く、意思の疎通ができていない。
いや正確に言うと、父親は娘達に対して歩みよる姿勢を見せていて、秘密もないのに、娘二人はというと、互いに秘密を持ち、父親に対して全てを開けっぴろげにしていない。

家族という形はありながらも、内実はバラバラで、秘密だらけ。
でも、現代の家庭の姿を考えると、今ではそれがむしろ普通だったりするわけで、身につまされるものがある。

しかも、離婚や別居なども出てきて、まさに現代を予見したかのような内容に、現代劇における小津の凄さを感じずにはいられない。

そういう意味で、本作は大人向けの映画であり、子供の目線から見ると理解できない作品かもしれない。
逆に、結婚を経験し、子供も居る大人から見たら、たいそう怖い内容で、現実的な恐怖感を煽られる様な思いである。

キャスティングに目を向けると、原節子・笠智衆の親子はおなじみとして、有馬稲子の陰鬱な目つきが印象的。
エリート役を演じさせるとしっくりくる中村伸郎の、雀荘オヤジ役はややミスキャストか。
三好栄子は、平民の汚いおばちゃんというイメージがあるので(失敬)、本作の女医役が意外にもはまっていて、これには驚いた。
演じようと思えばどんな役でも自然にこなせるという、三好栄子の実力を垣間見た気がする。

山田五十鈴・原節子の母娘は、歳の差に違和感をおぼえた。
親子ほどの年齢差ないでしょ、って感じ。 にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-09-05 10:56:10)

7.黒沢清『トウキョウソナタ』を観たときに黒沢清の過去の諸作品を想起したのと同じくこの『東京暮色』を想起した。どちらも家族が崩壊してゆく映画ではなく、最初から崩壊しているということを見せてゆく映画。そして父が家族の中で威厳ある存在でいるという幻想の崩壊が描かれている。日本映画は、いや、アメリカを例外とする世界の映画は「母」をこそ映画の題材にしてきたのに対し、小津はアメリカ映画の影響なのか、はたまた自らの思惑があってのことなのかは知らないが、「父」を描いてきた。小津の描く「父」は何もしなくても、何も言わなくても、「父」として、家族の長として存在することを家族が認めていた。しかし『東京暮色』の父は何もしないのではなく何もできない存在として描かれる。そして母の不在こそが家族を分断させる決定打となっている。小津が描く「父」はいつもどこか寂しげな一面を見せてきたが、ここではその寂しさも泣きっ面に蜂状態。娘(原節子)も母(山田五十鈴)もそれぞれの事情を抱えてそれぞれの道を歩む。杉村春子は相変わらずのマイペース。父はひたすら何も出来ない。理想の家族形態が存在する古き良き時代の終焉を描いた映画といえるんじゃないだろうか。悲劇を悲劇として描かず、あくまで日常として描く。痛切で怖い映画だ。 R&Aさん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-29 14:23:16)(良:1票)

6.『東京物語』からは想像もつかないぐらいに陰鬱でドロドロした愛憎劇。今回の原節子はマジで怖いです。実の母親を睨みつけるシーンでは殺気すら感じてしまう。それにしても、なぜ小津映画のラストはいつも笠智衆と原節子の二人だけになり、「お父さん、一人で大丈夫?」になってしまうんだろう? とかげ12号さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2005-11-20 20:07:21)

5.有馬稲子の次女役はもともと岸恵子の為に書かれたものらしいけど、結果的にこの作品は彼女のままで良かったんじゃないのかあ。それにしても「暮色」っていい言葉っすね。なかなか東京に住んでいても、本当に気持ちの良い暮色どきにはなかなか出会えません。かなりグルーミーでダークな異色作だけど、小津監督の別の一面を観る事が出来て自分は満足。 放浪紳士チャーリーさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-09 18:02:46)

4.暗いとか異色とか言われているので覚悟して(?)見たが、確かに、まさか次女がああなるとは思わなかった。しかし、小津らしくないのはストーリー展開であって、作品全体のトーンマナーはあくまで小津調。おなじみの俳優陣による安心の演技が心地よい。父の、母の、姉の、男の、誰の気持ちであっても痛いほどに分かる。主役と言うべき個人はなく、家族が主役。小津最後のモノクロ作品にふさわしい趣きがある傑作。 眠い悪魔さん 8点(2004-02-06 01:18:07)

3.比較的淡々と描かれる戦後小津作品にしてはしっとりした印象でした。 itsさん 7点(2004-01-07 00:31:50)

2.うーむ、やっぱし小津作品初心者は「生まれてはみたけれど」か「東京物語」とかから観始めるべきだったかな?この作品は、どちらかというと異色作らしいから・・・。ごめんなさい、ワタクシはまだまだこの作品のごく表面しか見えていないみたいです。 ぐるぐるさん 6点(2003-12-10 19:59:21)

1.たしかにやり切れない話ではあるけれど、不思議と観ていて重くならなかった。何だろう?この心地よさ、風通しのよさは。あの山田五十鈴演じる母親やロクデモない学生に対しても憎悪の念は湧き上がって来なかった。逆にそこに小津の静かで優しい、しかも徹底したニヒリズムを感じた。でも他の小津作品と比べると少し質が落ちるのでこの点数。 水島寒月さん 6点(2003-12-07 13:11:23)

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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 29人
平均点数 6.97点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
413.45% line
526.90% line
6724.14% line
7724.14% line
81137.93% line
913.45% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 2.00点 Review1人
4 音楽評価 4.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

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