みんなのシネマレビュー

復讐は俺に任せろ

(ビッグ・ヒート/復讐は俺にまかせろ(リバイバル))
THE BIG HEAT
(ビッグ・ヒート/復讐は俺にまかせろ(DVD再販版))
1953年【米】 上映時間:90分
ドラマモノクロ映画犯罪もの刑事ものハードボイルド
[フクシュウハオレニマカセロ]
新規登録(2004-03-12)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2013-04-18)【M・R・サイケデリコン】さん


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監督フリッツ・ラング
キャストグレン・フォード(男優)デイブ・バニオン部長刑事
リー・マーヴィン(男優)用心棒ヴィンス・ストーン
グロリア・グレアム(女優)情婦デビー・マーシュ
ジャネット・ノーラン(女優)バーサ・ダンカン夫人
キャロリン・ジョーンズ[女優・1930年生](女優)ドリス
音楽ミッシャ・バカライニコフ(音楽監督)
アーサー・モートン〔編曲〕(ノンクレジット)
ジョージ・ダニング〔音楽〕(ノンクレジット)
ダニエル・アンフィシアトロフ(ノンクレジット)
撮影チャールズ・ラング〔撮影・1902年生〕
製作ロバート・アーサー〔製作〕
コロムビア・ピクチャーズ
配給コロムビア・ピクチャーズ
ケイブルホーグ(リバイバル)
美術ウィリアム・キアーナン(セット装飾)
衣装ジャン・ルイ〔衣装〕
編集チャールズ・ネルソン〔編集〕
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【クチコミ・感想】

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4.眩しい程の一家の幸せが崩壊するシーンは監督特有の無情さを感じる。悪玉どもがさらおうとする娘のもとへ駆けつける硬骨漢グレン・フォードに手に汗握るも、以降から結末までの盛り下がり方はどうしたことだろう。「復讐はアタシに任せてちょうだい」と言わんばかりにグロリア・グレアムに美味しいところを全部持っていかれちゃダメでしょう。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2017-05-17 12:40:31)

3.警察内の嫌な部分、人間の醜い部分、男と女のドラマとしての面白さを十分に見せてくれている。復讐に燃える者の凄まじい執念、主演のグレン・フォードの渋さ、そして、この作品は何と言ってもグロリア・グレアムの色気に尽きる。この女優の悪女としての魅力があればこそでフリッツ・ラング監督の女優選びは毎度の事ながら本当に素晴らしい。終盤の銃撃戦、そこまでに至る物語としての運びかたもなかなかで、この監督の作品に外れは無し! 青観さん [DVD(字幕)] 8点(2016-10-27 20:06:42)

2.「L.A.コンフィデンシャル」が赤子に思えるほどの傑作中の傑作。
グレン・フォードが魅せるギャングvs警察のフィルム・ノワール。

「ゴッドファーザー」や「L.A.コンフィデンシャル」に多大な影響を与えたのはホークス、黒澤明、そしてフリッツ・ラング。

前半の丁寧なドラマ展開から一定に保たれた緊張の糸。

その糸が弾け飛ぶ時、主人公の壮絶な復讐劇は最高潮のままクライマックスを迎える。

“自殺”の場面から始まるファースト・シーンの強烈な導入、
最初30分はグレン・フォード演じる刑事が地道な聞き込み調査。
平和な家庭での日常、その裏では凶悪な事件を追う刑事だ。だが、まだ罪人を“徹底的に”潰す狂気は無い。優しすぎる一面を持っている。

用心棒をブチのめす場面も何処か優しすぎる甘さを感じさせる。その甘さが後半の狂気をより引き立てるワケでもあるのだが。

ま、アレですよ。とにかくバーの雰囲気とか、色々素晴らしい。
主人公の家庭に響く無言電話、ジリジリと迫る恐怖、積み木が崩れ去る暗示とかとにかく良い。

突然の死が重なる時、車が吹き飛ばされる時、警察バッヂを捨てる時、直接的な描写はなくとも沸騰したコーヒーを浴びせかけるシーンの恐怖、一生消えない火傷を負っても死ぬに死ねない女、外見は無傷でも爆発の衝撃で・・・男は復讐の鬼と化す!
ラスト1時間の緊張感に満ちた展開。

主人公が探る一味も顔を出してくる。
リー・マーヴィンの悪党ぶりも良いが、何と言ってもグロリア・グレアムの存在!!
こんな魅力的でエロティックで“女”を見せ付けてくれるファム・ファタールは中々お目にかかれない。別にヌードになるワケじゃない、脱がなくともそのセリフ、しぐさで勃起するくらい最高の悪女だ。
特に終盤の彼女は最高だったぜ。
今回のラングは女に容赦なさすぎる。
案外、少女の連続殺人を描いた「M」よりえげつないかも。

モチロン、我等がグレンも最高潮だ。
バーで一味と主人公が邂逅し“ゾッ”とする瞬間。

尋問される男は気の毒だ。
コンド●ムなんか机の上に置いておくから(関係ねえだろ)・・・。

首を締め上げてでも吐かせてやる!

終盤の銃撃戦までの流れも凄かった。
文句なしの傑作です。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-14 17:08:37)(良:1票)

1.何年か前のリバイバル公開で観ました。展開がキビキビしていて無駄が
なくかなり面白かった記憶有り。脇役時代のリー・マーヴィンとその情婦(グロリア・グレアム)が煮えたぎるコーヒーを浴びせられるっていうかなり痛いシーンがあって、その印象だけが突出してます。この時代
でも警察内部の腐敗についても触れられていて驚きました。 放浪紳士チャーリーさん 7点(2004-03-14 17:27:48)

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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 6.90点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review2人
2 ストーリー評価 10.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review2人
4 音楽評価 10.00点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review2人

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