みんなのシネマレビュー

魍魎の匣

The Shadow Spirit
2007年【日】 上映時間:133分
ホラーサスペンスシリーズものミステリー小説の映画化
[モウリョウノハコ]
新規登録(2007-12-30)【タコ太(ぺいぺい)】さん
タイトル情報更新(2024-02-27)【イニシャルK】さん
公開開始日(2007-12-22)


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監督原田眞人
キャスト堤真一(男優)中禅寺秋彦(京極堂)
椎名桔平(男優)関口巽
宮迫博之(男優)木場修太郎
田中麗奈(女優)中禅寺敦子
黒木瞳(女優)柚木陽子
マギー(男優)(男優)鳥口守彦
堀部圭亮(男優)青木文蔵
荒川良々(男優)安和寅吉
笹野高史(男優)今出川欣一
大沢樹生(男優)増岡則之
寺島咲(女優)柚木加菜子
谷村美月(女優)楠本頼子
清水美砂(女優)中禅寺千鶴子
篠原涼子(女優)関口雪絵
宮藤官九郎(男優)久保竣公
柄本明(男優)美馬坂幸四郎
阿部寛(男優)榎木津礼二郎
矢柴俊博(男優)須崎
原田遊人(男優)
田村泰二郎(男優)妹尾友典
原作京極夏彦「魍魎の匣」(講談社刊)
脚本原田眞人
音楽村松崇継
編曲東京事変「金魚の箱」
主題歌東京事変「金魚の箱」
撮影柳島克己
製作朝日放送(「魍魎の匣」製作委員会)
ショウゲート(「魍魎の匣」製作委員会)
ジェネオンエンタテインメント(「魍魎の匣」製作委員会)
企画遠谷信幸
プロデューサー小椋悟
配給ショウゲート
特殊メイク中田彰輝
特撮古賀信明(VFXスーパーバイザー)
美術池谷仙克
大坂和美(装飾)
赤松陽構造(タイトルデザイン)
中田彰輝(造形)
衣装宮本まさ江
照明高屋齋
あらすじ
終戦直後の東京。連続する少女バラバラ殺人事件。背後には、ひとりの男の妄念があった。「匣」…その四角い空間を満たさずにはいられない。みっしりと、みっしりと… ベストセラー作家・京極夏彦の代表作が、ここに完全映像化!

タコ太(ぺいぺい)】さん(2007-12-31)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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50.《ネタバレ》 原作未読です。中国ロケまでしてかなりお金をかけたであろう街の雰囲気はとてもよかったし、乱歩作品に出てくるようなダルマ美月や肢体切断のエログロな演出も大好きです。こんなに面白くなりそうな雰囲気を漂わせていながら肝心のストーリーにちょっと難あり。猟奇殺人については中盤で実行犯の目星は付いてしまい、観る側はそこで一区切りついてしまうので、そこから黒幕がわかるまでの流れが冗長に感じます。それから、序盤~中盤の演出に多用される時間の巻き戻しは本筋に関係なく物語を無駄にややこしくしている一因だと感じました。原作を読んだ上で鑑賞すればまた違った評価になるのかもしれませんが、作品単体では5点。あと、阿部寛はどうみても上田教授です。どんとこーい! 時計仕掛けの俺んちさん [DVD(邦画)] 5点(2010-03-25 14:27:49)(良:1票)

49.《ネタバレ》 原作とはかなりかけ離れてしまっている脚本ですが、映画としてはそれなりにまとまっており、あの原作を良くまとめたなという感じです。
原作では、犯人が犯行に至る動機が緻密に練られており、単なる猟奇殺人者になっていないのですが、この映画での扱いは単なる猟奇殺人者になってしまっています。
これは原作でのポイントともいえる加菜子消失とその事件に絡む木場刑事と陽子のエピソードをばっさりカットしてしまったため辻褄が合わなくなったのだろうと思います。
最後の箱館でのドタバタも無駄に長く、その分を加菜子消失に当てたらもっと良かったのに。それでも役者陣の掛け合いは面白く、原作とは違った性格付けもどちらかというと
役に合わせたのではなく、役者に合わせた気がします。
いろいろ突っ込みどころはありますが、最近の邦画のサスペンス物としては良くできている部類だと思います。


おなやさん [映画館(邦画)] 6点(2008-08-21 01:54:26)(良:1票)

48.《ネタバレ》 映画と原作は別物と分かってはいても、これはダメ。ミステリとして最も大切な部分を切り捨ててしまった。
犯人が凶行に及んだ理由は実際に「あれ」を見たからであり、「あの文章」が創作でなく事実だと分かった時の驚きがこの物語のミステリとしての根幹をなすはず。
それを抜き取って犯人の表面的な犯行だけを再現しても、ただの異常者に成り下がってしまった。
脚本家は、ミステリの何たるかを理解していなかったのか。衝撃場面だけ見せればよしと思ったのか。
原作のミステリとしての完成度が高かっただけに、非常に悔やまれる。 秋山さん [DVD(邦画)] 2点(2024-03-31 12:13:56)

47.《ネタバレ》 原作既読。なんか全体的に、重要な部分が切り捨てられていて説明不足感がある割に、不必要な部分がくどい印象。ミステリ部分を大胆に切り捨てているのは、時間の都合上仕方ないと思いますが、本作品のイメージの核でもある劇中作、久保竣公の「匣の中の娘」を切り捨てたのは、作品の求心力が保てず失敗だったかなと思います。消化不良で、世界観の深みが出せないまま、結局は、ありがちなマッドサイエンティストの話になっていて、しかも、そのアジトを意味もなく破壊することで、随分と安易にカタルシスを得ようとしたものだなと。原作が、箱のような分厚い本に、色々な話が複雑に絡み合い、それこそ、みっしりと詰まっているのに対して、随分と薄っぺらく感じられるものだなと。部分的には、いいところもあるんですけどね。セットやロケーションなどの当時の景色づくりは、意外と頑張っていて、安っぽい感じはなく、いい雰囲気が出ていました。キャストは、堤真一の京極堂、阿部寛の榎木津、椎名桔平の関口などは悪くないと思いました。一方、宮迫博之の木場修と宮藤官九郎の久保竣公は安っぽくて残念でした。役者よりもキャラ設定や演出の問題で、同じ配役でも、もう少し何とかなったはずなのになと。あと、柚木加奈子役には、普通に美形な娘を選べば良かったんじゃないかと。浮き世離れした役で、演技なんてあまり関係なさそうなだけに。 camusonさん [DVD(字幕)] 4点(2023-02-27 20:58:12)

46.《ネタバレ》 ストーリー自体を追うのが困難であらすじも分かりにくい。故に悪趣味な部分だけが目に付いてしまう。 いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2018-02-25 22:53:19)

45. 原作小説が大好きなので、それが映像化されたというだけでも嬉しかったですね。

 内容的に二時間にまとめるのは難しいでしょうから、大幅な改変が行われたのも理解出来ます。
 ただ、作品の核の一つとなる「加菜子を突き落としたのは誰なのか?」「何故、突き落としたのか?」という謎が解かれる件に、あまり説得力が無かったように思えました。
 勿論、原作でも決定的な動機が無かった事は承知の上です。
 それでも、映画を観ただけだと「えっ? 何で突き落としたの?」と戸惑ってしまいそう。

 役者さんに関しては、久保竣公を演じた宮藤官九郎のハイテンションな立ち振る舞いに驚かされましたね。
 原作よりも「サイケデリックな天才作家」という雰囲気が色濃い感じ。
 堤真一、阿部寛に関しては、流石の安定感がありました。 ゆきさん [DVD(邦画)] 4点(2016-04-08 11:07:35)

44.《ネタバレ》 難解すぎて初見ではきついが2回観ようとはとても思えない出来だしどうしようもない。役者だけは豪華なのだが・・・。グロ要素もなんかしょぼく見える。 虎王さん [DVD(邦画)] 4点(2013-04-07 22:56:58)

43.《ネタバレ》 んー、原作を知ってるとついつい辛い点になっちゃいますよねぇ。まぁ【模倣犯】ほど腹は立たないけど。ストーリーはマッドサイエンティストと戦争で頭イカレちゃった人の猟奇殺人になってるしなぁ。千鶴子も雪江もあんながさつな奥方じゃないしなぁ、木場はあんなヤクザじゃないしなぁ、京極堂はあんなコミカルじゃないしなぁ。うーん、何であんな風になっちゃうのかな。唯一まともに見られたのは田中麗奈の敦っちゃんくらい。最後の頼子の「ほぅ」もなんか体がミロのビーナスみたいでおかしかったし。でも、匣崩壊の中でくるくる回る京極に笑っちゃったからおまけで5点。もう映画化はしないで欲しいな。 MILAさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-10 12:14:11)

42.《ネタバレ》 一番肝心な、ベッドに横たわるカナコ、のシーンが無い。唯のマッドサイエンティストと頭のイカレた作家の話。久保は鳥肌実でしょ!原作ファンには残念極まる映画…。原作者が良くOK出しましたネェ…。 キノコ頭さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-05-01 17:48:43)

41.原作未読。まったく予備知識なく見ました。不満なのは、上海を使ったというロケ。全く日本に見えない。まんま中国です。あと、ストーリーのわかりずらさ。最後の謎解きを聴いてなんとか全体像が理解できた感じ。でも、見終わってから、またこんな映画が見たい、という気持ちにさせられました。ある意味ファンタジックなつくりもの感が心地いいんだな。その中で田中麗奈だけが、普通の人として登場し作品にテンポを与えてくれている。この監督さんはあまり好きではないけれど、本作は及第点です。 フラミンゴさん [DVD(邦画)] 5点(2011-06-28 14:49:10)

40.頑張ってお金をを使ってる感じがするが、残念ながら安っぽい そしてもっと残念なのがワケワカメで面白くない マーガレット81さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-03-19 02:42:35)

39.前作、姑獲鳥の夏と同じく、雰囲気、俳優、原作が良いので、こんどこそと期待しましたが、やっぱりずっこけました。 紫電さん [DVD(邦画)] 3点(2011-03-07 15:53:45)

38.あら、意外と皆様が辛口なことに驚きました。。
京極夏彦を知らず、魍魎の匣という小説がある事も知らず、一個前に借りたDVDの予告編をちら見して、
おもしろそうだったので借りてきました。
世界観も役者もみんな良かったけどなー。ストーリーもややぶっとんでたけど、
このたぐいのは嫌いじゃないです。
けど、一回じゃ相関図はまったく頭に入らないのと、前半がちょいと退屈。
ぼく乱歩好きなんですけど、
京極夏彦って乱歩みたいな感じなんですか?おもしろかったと思いまーす。
小説と映画を比べるのはナンセンス。
あと、宮迫とエンディングの東京事変はミスマッチかと思ったのと、
キャストが箱を覗いている番宣ポスターに魅力を感じない。
もっと戦後や猟奇的等の世界観をだした方が良かったと思います。
bokugatobuさん [DVD(邦画)] 7点(2009-08-18 00:57:39)

37.《ネタバレ》 原作を換骨奪胎して大胆に脚色したストーリーは、無駄に話をややこしくしただけで成功しているとは言い難い。連続猟奇殺人事件の発端ともなる加奈子誘拐のエピソードを時系列の最後に持って来たのは理解不能だし、加奈子と頼子の関係もアッサリと描きすぎているので、原作で強い衝撃を受けた“頼子が加奈子を突き落とした動機”に至っては唐突さしか残らない。正直かなりの失敗作だと思うが、箱館で繰り広げられる原作無視のドタバタクライマックスは、映画ならではの見せ場も多くて良かったと思う。気圧の変動でハイになる中禅寺敦子にも笑わせてもらった。 終末婚さん [DVD(邦画)] 6点(2009-04-25 12:27:51)

36.原作も長いが映画も長い。とにかく長い。彼の作品は映画よりも連続ドラマにした方が良いと思います。途中で飽きてしまいます。90分過ぎの一応解決を見たあたりで終わりにしても良かったのではないかと思います。セットは良くできているなぁと感心しました。世界観は良く出ていると思います。ただ。。。長い。とにかく長い。 たかちゃんさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2009-04-24 22:03:31)

35.映像・美術は良かったです。でも、肝腎のお話がいけません。もっと、すっきりわかりやすく作ってもらいたかったです。無駄な描写が多く、長尺なのも困りものです。 ジャッカルの目さん [地上波(邦画)] 4点(2009-03-18 01:32:25)

34.《ネタバレ》 普通のサスペンスかと思ったら後半の壮大なスケールのお話にびっくりです osamuraiさん [DVD(邦画)] 5点(2009-03-17 10:04:11)

33.最低の脚本に最低の演技、そして最低の監督。音楽と映像ぐらいしか褒める点が無い、典型的なダメ映画。
役者もねぇ・・・堤真一ぐらいしか安心して見れる役者がいなかった。これは人選ミスと脚本・監督の力量の無さが原因か。ダメな役者に何しゃべらせてもダメなんだから。
というかそもそもあの原作を映像化するという考えがすごい無謀なわけだが。前作もかなりの不満だったが、今回も相当不満。別に原作が好きだったわけではないが、それでもこれには怒りを覚えた。
終始イライラしていた。同日に映画館で見た実写版ドラゴンボールのほうがはるかに良映画であった。
3作目?無いとは思うが、もう京極の実写版は諦めてください。 みーちゃんさん [DVD(邦画)] 1点(2009-03-16 01:10:26)

32.《ネタバレ》 原作はミステリの金字塔ともいうべき傑作。脚本は原作とかなり変えてある。まさかあの素晴らしい「消失トリック」を省略するとは夢にも思わなかったが…。まず言いたいのは、カット割りが多すぎるということ。多カット割りは、めまいを感じさせるようなシーンにだけ使えばいいんです。どうでもいいシーンに使っても見づらいだけです。センスなし。こまかいことを指摘する気にもなれないが、簡単に感想を。時間を逆行させるのでストーリーがわかりづらい。雑誌社に送られた腕に何の意味が?榎木津が超能力を発揮すればするほどミステリーとしては弱くなる。木場は拳銃をぶっぱなす必要なし。京極堂には神秘性をもたせてほしい。久保の体が箱館とどうつながっているのか意味不明。あ、耽美さを出していた美術さんはそこそこがんばっていたと思います。 よしのぶさん [DVD(邦画)] 4点(2009-02-06 08:23:12)

31.原作の文庫本の厚みに萎えていたのだが、映画を見て、読んでみる価値があるに違いないと感じた。
原作を読んだ人が、映像にするとこういうふうにもとれるよね、って感じになるためだけの映画。
だるま女はやっぱりエロいですな。 no_the_warさん [DVD(邦画)] 7点(2009-02-02 03:25:48)

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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 50人
平均点数 4.82点
000.00% line
124.00% line
236.00% line
348.00% line
41632.00% line
5714.00% line
6612.00% line
71122.00% line
800.00% line
912.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review8人
2 ストーリー評価 4.14点 Review7人
3 鑑賞後の後味 4.28点 Review7人
4 音楽評価 7.00点 Review8人
5 感泣評価 2.71点 Review7人

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