みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
30.《ネタバレ》 冒頭でいきなり、殺された幼児の母親である松たか子が、殺人事件の顛末を「告白」し、それから関連人物が次々に事件にまつわる枝葉を「告白」していくという、異色の構成。 何人もの「告白」がなされ、次第に明かされていく殺人事件の真相。 映像的に暗めのトーンで展開される、このシリアスな物語は、終盤に向かって息つく暇もなく展開していく。 この展開の仕方が見事で、全く飽きさせない。 物語の構成と暗い色合いの映像とがマッチして、独特の雰囲気を醸し出しているのも良い。 ただどうだろう、とびぬけて傑作かと聞かれたら、そうでもないと答えてしまうだろう。 生悪説を前提に、中学生という「少年」が残虐な行為をするという決めつけが少し極端な気がする。 確かに、人の心の痛みを十分には知らない少年が、相手の痛みを理解できず、残虐な行為をするパターンというのはよくある話だけれど、松たか子が担任していたクラスの少年たちは、全員が皆同じように残虐であり、同じような行動パターンをとる。 それが何だか、作り物的な風合いを感じてしまう。 そして無能な他の教師たちの描き方も極端。 熱血教師に恨みでもあるのかと思ってしまう。 総じて面白く、同年に製作された「悪人」と賞を競り合っただけのことはあった。 だが、「悪人」にしてもそうだが、胸がすくような、心が打ちのめされるような突き抜けた何かが感じられないのだ。 中島哲也監督は、現在において、間違いなくトップクラスの監督だと思うが、期待が大きいだけに、この程度の作品でまとまって欲しくない。 もっともの凄い作品を、今後に期待したい。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-05 19:14:04) 29.少年法に守られて面白半分の犯罪を繰り返す一部の中高生には普段から憤りを感じていたから、映画の中で犯罪を犯した少年に対して復讐を成し遂げる松たか子にはある種の爽快感すら感じた。邦画ならではのストーリー。 【ぺん】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-08-14 22:59:18) 28.《ネタバレ》 原作を読んでいたのですが映画を見ていなかったのでDVDで鑑賞。小説ならではの「告白」をどう映像にしたのか、と思っていたのですが「なるほど!」という感じで文字とは違う表現に感激しました。 ほぼ原作に忠実ですが、最後の少年Aのお母さんが爆発に巻き込まれるシーン、あれは必要だったのかな?と思いました。結局どうなったんだろう!?でよかったと思います(これは個人的な感想です) そして、最後の「な~んてね」というセリフ。怖いですね。色々言いつつも結局「ざまぁみろ」というどす黒い気持ちが溢れ出ている一言だと思いました。それだけのことを少年Aはしてるので、まったく同情できませんでしたが。 その同情できなかった自分、お前が悪いんだろと思った自分は、彼のクラスメイトと同じなのかと考えたとき、一番怖かったです。 色々考えさせられた一作。 【HIGE】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-07-19 13:38:48) 27.静かですが、胸の内には計り知れない憎悪があったんですね… そりゃそうだ。 やはり大人は怖いわけで、少年法があるからって調子乗ってんじゃねえんだよガキが!って映画に思えてきた。 【ライトニングボルト】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-07-18 02:53:12) 26.最大の犠牲者は熱血教師だった・・・なぁんてね♪ 【マー君】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-07-17 01:39:12) 25.先生のラストのとどめの一撃。見事に入りました。ある種の爽快感すら感じます。エンタメ映画として面白かったです。狂ったヤツばかり出てくる映画です。 【Jar_harmony】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-07-10 15:28:09) 24.中島監督らしい素晴らしい映像と演出。松たかこの名演技。しかし、話自体は好きになれない。 【ashigara】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-07-09 20:27:55) 23.小説を読んでから鑑賞しました。かなり原作に忠実に作ってあったと思います。小説は、語り口になる人を変えていくという新しい手法(?)が面白かったのですが、その面白さは映画ではちょっと伝わりにくいですね。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-05 16:42:55) 22.先に小説を読んでいると残念な事に、どうしても比較してしまいます。で、この作品は具現化が素晴らしい。描写も素晴らしい。松たか子さんの静かな冷徹さは凄い。下妻物語や嫌われ松子の中島監督さん。小説では感じなかったのですが、映像で見るとエグイ物語ですねぇ。 【トメ吉】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-29 08:50:26) 21.演出はピカイチです!救いが無いのも良かった。 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-04 00:19:54) 20.怒涛の展開で息つく間もなかった。おもしろかったけど、ちょっとセンセーショナルな内容すぎて現実味がないのが残念。 【しっぽり】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-04-25 12:47:35) 19.《ネタバレ》 原作既読です。わりと本で読んだとおりのイメージで映画も展開されていき、スムーズに鑑賞することが出来ました。 しかしあそこまで計画的に復讐を考える森口先生は「あなた本当に先生ですか!?」って言いたい。子供たちの考えの浅さも、本当に子供だなって感じでリアリスティックで良かったです。 出来れば描いて欲しかったなと思うのは、下村君が引きこもってまで母親にエイズを感染させまいとがんばってる姿でしょうか。作中ではなんで彼があそこまで引きこもったり家族を遠ざけるのかが明確には描かれてなかったので、手段はともかく彼のその気持ちはちょっと汲んであげて欲しかったかな。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-04-18 20:11:16) 18.原作未読。良かった。心理描写をしたいと思われる映像が少し冗長だったこと。生徒たちがいわゆる学園ドラマで求められるまたこっちが勝手にイメージしてる典型的な演技演出をしてしまってちょっと辟易してしまうのはマイナスポイントだったけど。どことなくアメリカンビューティーを思い起こしてしまった。日本的に心の闇を描いたのだろうなあ。 【タッチッチ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-19 17:20:32) 17.《ネタバレ》 松たか子カッコいい!改めて木村佳乃は名優だと思った。見てみたかった、この二人の共演。途中から人情話などに寄り道せず、復讐劇である事を最後まで曲げずに貫いたのは感心。ラストも引っ張りまくった挙句に期待通りキッチリやってくれました。特殊な様で王道。生徒役の役者さんも好演。 【にしきの】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-17 19:19:12) 16.《ネタバレ》 ラストの爆弾のシーンと台詞「なーんてね」だけでこの作品を評価できる。 【映画】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-13 13:29:57) 15.映画を観る時、この映画は何が言いたいのだろうかと主人公の行動に大義名分を探してしまうものだが、そんな観る方の期待を見事に裏切った完膚なきまでの復讐劇。十分楽しませてもらいました。テレビドラマの熱血教師のパロディ(?)や全体を通しての暗い雰囲気も結構好きです。原作未読ですが、今度読みます。 【ぽじっこ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-03 23:25:13) 14.爽快感あふれる極上の復讐エンターティメントでした。「人の命は地球より重い!」「悪を憎んで人を憎まず」「愛は必ず勝つ!」そういった、きれいごとやお約束に支配されている現在の日本。なにかつまらない。しかし、この作品はそんな閉塞感を吹き飛ばす内容です。「たとえ少年といえども愛娘を殺した者は許さない。完膚なきまでに倒す。」普段、復讐はダメだと思っていながらも、みんなこういう作品を待っていたんですね。だから最後のあのセリフには爽快感を覚えたし、大ヒットしたのだと思います。時代は変わりました。いい意味で(笑) 最後に、考察するとこの作品はダークナイトでいう「ジョーカーを演ずる大人」VS「自分をジョーカーだと勘違いする子供」の対決であると思います。ジョーカーという超越的な存在だと勘違いした子供(犯人)をあえてジョーカーを演じ、倒すというのがこの作品の醍醐味ではないでしょうか? 【のび太】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-28 19:05:03) 13.《ネタバレ》 「世の中ナメくさって調子に乗ってるガキども、大人を本気で怒らすと痛い目にあうぜ!」と松先生がきっちりオトシ前を付けてくれた。 でも、そのガキをつくっているのは今の大人、親である・・・ 観ている最中は「自分の子は、これからどう育てていけば劇中の子供らみたいにならないか?」ばかり考えていた・・・。 【より】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-16 16:48:18) 12.《ネタバレ》 大人をなめると、こういう目にあうんですよ~。本当の「愛」を知ってる人間は、時には「鬼」にもなるんだ!いや、「鬼」なんて生易しいか。最愛の人を奪われた人間の復讐は、加害者の死だけでは心は収まらない。世間でもまれて、ぼろぼろになっても、まだ許さない。コワ~イ話です。ラストの一言で中島映画のテイストが守られた、という感じです。でも学級崩壊と言われて久しいこの時代、本当にこんなに教室って無茶苦茶なんですか?これは極端ですよね。子どもにこういう映画観せてていいのか?と思っちゃいました。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-15 22:31:47) 11.「松たか子が素晴らしい」、このひとこと。それでよし。 【まつもとしんや】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-09-21 12:01:14)
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