みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
96.《ネタバレ》 30年前に劇場で見た後、何回も見ていますが、未だに時々見たくなる名画の域。 84年は「カリオストロの城」と、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」がそろった奇跡的な年であった。 対照的な両者ながら、どちらも素晴らしい出来ばえでした。今でも再見に耐える映画です。 但し、こちらは当時アニメ好きには評判が悪かったかな。 自分的にはどちらも甲乙つけがたいですが、なんとなくこの映画はあの当時の雰囲気を感じさせます。 ついでに言うと、その数年前から普及し出したビデオと、レンタルビデオの普及による過去の東宝特撮映画ブームの盛り上がり (再上映会は床への座り見も発生するほど)、その勢いが映画界を動かしゴジラ(1984)も復活と暑い夏だった… うる星の中でも屋外上映で初代ゴジラを上映しているけど、それはこういう背景があったのです。 【ahiru3】さん [映画館(邦画)] 9点(2018-02-05 21:44:40) 95.うる星やつらの知識ゼロですが、楽しめました。 声優がいい仕事してる。サクラ先生がお気に入り 【へまち】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-12-06 22:35:21) 94.押井の世界観が最もポップな形で提示されている作品だと思う。そのバランス感覚がとても面白い。終わり方も最高で、アニメ映画の私的ベスト5に入る。 【カニばさみ】さん [映画館(邦画)] 9点(2017-10-10 13:45:25) 93.生まれる前の作品なのですが、この頃のセル画作画、懐かしさが感じられて好きです。 そのノスタルジー感と作中の幻想的な世界観がマッチして楽しめました。 【Donatello】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-07-20 17:30:53) 92.《ネタバレ》 さて、どこからどこまでが夢でしょうか? 友引高校の校舎が何階建てなのか・・2階3階4階建てといろいろ出ます。 元がギャグ漫画なので、全くもってリアルと対極の位置ながら、そのお馴染みの メンバーが更に迷宮にハマっていく過程のストーリーがいい。 この作品から押井監督のファンになった人がかなりの割合で居るかと思います。 皆自分と同じオッサンになってるはずだけど・・ 懐かしいだけではない名作。 【グルコサミンS】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2017-04-14 21:20:40) 91.《ネタバレ》 ずっと続いて欲しい夢の中の世界。まるで、マンガの世界。記憶の中の自分の世界。 精神の中の世界。自己の世界・・・・いろいろ考えられる面白い世界。 【cogito】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-05-30 21:02:39) 90.むかし、VHSで何回も見ていました。とにかく見てて飽きない。私はとっても好きな大好きな映画なんですが、高橋留美子さんは嫌いな作品なんですよね。 「らむだっちゃさん?」って無邪気のセリフはギャグですよね。 最後のラムの「責任、とってね!」ってセリフが初めて見た十数年も前から頭の中にあります。 【新しい生物】さん [DVD(邦画)] 10点(2015-10-13 20:11:23) 89.今考えたらとんでもないが、子供の頃は大きい台風が来ると嬉しかった。学校が休みになるのが最大の理由だが、いつもと違うってこと自体が楽しかったような気もする。非日常には不安や恐れを抱く一方、その対極ともいえる感情が同居する。ギャグアニメ「うる星やつら」で鳥肌が立ってしまうような演出が盛りだくさん。これ自体が非日常であり、すでに面白いんじゃないかと思ったり。半分、水に浸かった校舎(でいいのかな?)は荒廃の中の美として印象的であるように、ギャグアニメの中のシリアスだからこそ、引き立っている面はあるはず。正直「うる星やつら」は世代ではなく、キャラのことなども十分には理解していないが、それでも結構楽しめたので良かった。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-08-30 23:14:20) 88.《ネタバレ》 ある一日が繰り返される不条理、という題材は他作品(三崎亜紀氏の小説)でも触れたことがある。まさか84年にうる星のキャラですでに発表されていたとは。後年読了した小説の方はシリアスな現実感がずっしりと腹に溜まる感じだったけれど、アニメはなんといっても“うる星”なので暗くはならないのね。あたるの「それがどーしたのよ」的ないいかげん主義とラムの「毎日が幸せ」がベースになった現状では、さくらと面堂だけが真面目になってもからーっと明るい不条理だ。 画が凄い。映画の奥行きを活かした画の巧みさ。真実を知るさくらのこちらを見据えるアップ(ここ長い。びびった)、忍が入り込んだ鈴の重なる迷宮場面の陶酔感。飛行機でみるみる宇宙空間まで昇って知る、この世の(フザケた)全貌が現われるさまはまるでカメラで撮ったかのようななめらかな動き。当時のアニメとして最高の技術をふんだんに盛り込んだ画の力が、押井哲学ともいうべき難解なテーマに説得力を持たせ、かつうる星ファンをも納得させる作品にしていると思う。 【tottoko】さん [DVD(邦画)] 8点(2015-02-15 23:54:47) 87.《ネタバレ》 子供の頃は、BSで昔懐かしのアニメを夢中になって見たものだ。 「ガンダム」や「機動警察パトレイバー」の劇場版で徹夜してしまった子供時代。私は子供の頃から再放送を含めて色んなアニメ・ドラマ・映画で育ってきました。多分、そういう今の時代には失われた何かに子供ながら魂を惹かれていたんだと思う。 このアニメも、夏の暑い夜に無我夢中で見たアニメの一つだった。 いえね、最初目に入った時は絵柄で距離を置いてしまったのだ。何かフワフワしているというか。そもそも下着姿でいつもうろつくという概念が子供心に理解できなかった。今はそのフワフワした柔らかい絵柄が好きだったりする。なんか和むと言うかね。あとメガネの存在が最高すぎる。 それでも、やっぱりラムはラフな格好よりも制服着てもらっている時の方が落ち着きつくし好きだ。 色気というものは隠せば隠すほど逆に出る筈(多分) 奇妙奇天烈な押井守のSFワールド。 高橋留美子の「るーみっく」と呼ばれるSFに似たようで、まったく違う不思議な世界観。 主人公のあたるたちはいつの間にか“夢”の中に閉じ込められてしまう。 夢の中は何でもやりたい放題、永遠に続くかのように楽園にいるような生活。夢が終われば心の楽園は消えてなくなってしまう。でも、夢から目覚めなければ学園祭はやれない、明日は来ない、次に進めない。 あたるたちは、自分のため、愛する人のため、そして明日のために夢から抜け出そうとアレコレ奔走する。謎は真相究明に向っているのか、それとも深まっているのか。 意外な依頼人の正体、そして永遠に「胡蝶の夢」が続いてしまうのか、終わりはあるのだろうか。 様々な映画作家や画家たちの世界観を引用して、ゴチャゴチャに混ぜて観客を揺さぶる無限の映像世界。虚構と現実が混ざり行き着く場所は何処なのか。 「うる星やつら」を知る人も、知らない初見の人もワケが解らなくなる前衛的な作品でもある。 だが、映像よりいつものあたるを取り巻く女性や野郎どもの会話を聞いているだけでも楽しくなってしまう。 こんなにも高橋留美子がブチ切れ、こんなにも飯が喰いたくなって2828(あたるとラム)してしまう映画はそうそうないよ。 あたるの何気ない一言が妙に残る。 「あれは夢だったんだよ」・・・まるで今は無き故人と夢の中で出会い、別れてきたように。 【すかあふえいす】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-08-19 14:49:45) 86.《ネタバレ》 <全体> 原作が大好きなファンには向かない、映画単発として見る方にはオススメのアニメ映画作品です。 数年ぶりに見返しましたが、やはり全体の印象は変わらない。映画単発としての面白さなら9点、しかし「うる星やつら」として見るなら1~3点です。 0点でないのは、一応キャラクターの設定が随所に織り込まれ、原作全編を読んでらっしゃるんだな、と思えるから。 単発で見ただけだとわからない細かいキャラクターの特徴や設定、「チェリーのどアップはキツい」「暗所恐怖症かつ閉所恐怖症の面堂だが、女性の前だと平気」「今までにあたるが浮ついた女キャラが登場(名前だけ登場もあり)」など、原作ファンには嬉しい細かい箇所が随所に盛り込まれています。 <本作単体> 映画単発として見た時、「(特に)怖さの演出」「映像美」「構成」「設定」「BGM」などは極めて素晴らしく、この時代のアニメ映画作品として傑作と言わざるを得ません。 いわゆる名シーンのオンパレードで、「温泉とさくらさんの喫茶店での対話シーン」「しのぶと風鈴の迷宮のシーン」「友引町から飛び立つシーン」「夜の学校探索シーン」「メガネの独白」等々、どんだけあるんだよっていう名シーンの山です。映像と演出、カメラワークが神がかっています。 <「うる星」作品として> しかし、「うる星やつら」として見た時は、全く見え方が異なります。この作品は、「うる星やつらを読んだ男が作った作品」なんです。ラムちゃんではなくあたるに焦点を当てた、言い換えれば「男目線で作られた作品」「女の気持ちがわからない男の作品」です。なお、原作者は女性です。 原作のラムちゃんとあたるの関係は、ラムちゃんは外面は愛情表現全開だが、心の中ではいつもあたるのラムへの気持ちについて不安がっている。あたるは外面は男の本能の塊で浮気症だが、心の中で一番大切なのはラム。という描かれ方です。 にもかかわらず、本作ではあたるが再三「ラムに惚れとる」的な発言をし、ラストシーンでキスしようとさえする。 違うんです。 原作のラストシーンは「(好きだと)一生かけても言わせて見せるっちゃ」「今際の際に言ってやる!」です。 これが「うる星やつら」の全てなんです。 今際の際に言ってやる=死ぬ間際に言ってやる=死ぬまで愛してる、という意味なわけですが、それでもなお「好きだ」とは直接的に言わないわけです。この「女の子と男の子の違い」がキモなんです。 あたるのことが大好きで、心で繋がっていると思ってはいるが不安があり、たった一言、好きだという一言で心の不安を取り除きたいラムちゃんという女の子と、ラムちゃんのことが大好きで、言葉になんかしなくてもわかってるだろ、恥ずかしいという態度を取ってしまう不器用な男の子であるあたるとの対比なんです。 女と男の考え方や態度の違いを描き、理屈ではなく感情面に焦点を当てた、実に女性らしい女性目線における作品なんです。 原作の高橋留美子先生の凄いところは、「男のことよくわかってんな~」というところなんです。 故に、作中の「ラムにも惚れとる」「キスシーン」等の「直接的に」あたるがラムを好きだと認識させてしまう表現は、「うる星やつら」という作品においては絶対にやってはいけないタブーなんですね。 だって、原作全編においてそれらを言わない、それらをしない、女の子と男の子との違い、ってのがテーマになってるんですから。 ただしアニメ映画としては非常に面白い、是非多くの人に見てほしい作品です。 このレビューにおいては、そちらの観点を重視して9点とさせていただきます。 【53羽の孔雀】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2013-12-16 05:16:56) 85.《ネタバレ》 よくできたアニメなのは分かるし、十分楽しめたけどうる星やつらに思い入れがないと真の意味で楽しめないのかもしれないね。 風鈴屋や喫茶店のシーンは一見の価値アリ。 鳥肌立ちました。 アニメって色んなことができるんやねっていういい見本。 【CBパークビュー】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-04-07 01:49:05) 84.《ネタバレ》 この映画を最初に見たとき私は高校生でした。当時うる星やつらのいちファンだった自分が、なんの事前情報も無しに見に行ったわけですが、それはもう大変衝撃をうけました。映画が始まった直後からスゥーーーっと音をたてて自分自身が中に入り込むような感じで、あたるたちと学園祭前日を過ごしている自分がそこにいました。で、スクリーンの中で次の日になって、あれっ??あれれ??って自分でも感じる、という、不条理映画をリアルタイムで感じ、温泉マークとさくら先生の喫茶店シーンで背筋が寒くなったのをいまでも覚えています。で、そこからのジェットコースター展開、もう完全にやられました。いまでは映画っていうのは、いかに感情移入できるかとか頭で考えながらみるようになっているわけですが、こんな体ごと入り込んだのは初めてでした。というわけで、なけなしの小遣いで3回も映画館に見に行ったこの映画は、私の中では永遠に満点です。余談ですが、当時はネットもなくデジカメもビデオカメラもなかったわけで、オタクの人たちは一眼レフと三脚でスクリーンの写真を堂々と撮影してました。いい時代でしたね。で、一番カシャカシャってシャッター数が多かったのが、ハリヤーに乗ったラムちゃんが振り返るシーン。あらためてそのシーン今みてみると、ラムちゃん萌え~って感じで、当時のオタクさんたちの気持ちがよくわかりました(笑 【ゆうちゃん】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2012-12-10 11:21:28) 83.《ネタバレ》 如何に以後の映画・アニメ・漫画・小説に多大な影響を与えたかが良く分かる偉大な作品。胡蝶の夢を引用し自己存在についての映画を子ども向けとして作ってしまうあたり、本当に押井守は天才だったんだと思います。個人的にタクシーでサクラ先生に夢邪鬼が時間の哲学を語るシーンがとても好き。人間の理屈を超えた理論が非常に恐ろしくも惹かれてしまう。「第三の男」のオーソン・ウェルズが観覧車で悪の哲学を語るシーンに似たものを感じます。 【民朗】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-01-21 19:40:19) 82.《ネタバレ》 友引町の人々全体で、○○○に行ってしまってたとしたら、という初期の(仮)設定が良かっただけに、唐突な「無邪鬼」登場からの進展が残念でした。夢ネタに関しては、もう「インセプション」「パプリカ」を観てしまっているので、この程度では驚けません。でも、「懐かすぃ~」うる星やつらの面々に、これより低い点はやれない。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-04-30 08:13:47) 81.《ネタバレ》 押井作品として観るならそこそこ面白いのかもしれない。 でも、「うる星やつら」作品として観るなら原作の本質を真っ向否定していると感じた。 カオスな世界観を心地よく見せてもらっていたなかで 一瞬で冷や水をかけられた気分にさせられたのは あたるのあの一言「俺はラムに惚れてる!」 …これ、絶対に言っちゃいけないでしょう。 言わせちゃダメでしょう。 文章や台詞で解説するかのように紐解く謎とき手法は いまや珍しくもなんともないけどでもやっぱり「うる星やつら」で あたるがこの台詞を、しかも他人に告白するなんて絶対に許せない蛮行。 これ、原作者さんは観たときどう感じたんでしょうね。 もし自分だったらすごく哀しいし、憤りを感じる。 商業により自分の手を離れた別作品だと割り切るしかないだろうなあ。 なので個人的にこの作品が好きだという人は うる星やつらのファンではなく押井監督作品のファンだという線引きをしている。 これはオンリー・ユーから卒業した真の押井監督作品という認識。 自分の中では「うる星やつら」ではない。 【どぶん子】さん [DVD(邦画)] 3点(2011-03-08 13:21:53) 80.ますだおかだ・岡田のネタは夢邪鬼が元ネタ? 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-02-04 17:52:42) 79.25年前、アニメ好きの友人宅でレーザーディスク版を見せられ、衝撃を受けた作品。 当時、こんな世界観や単純ではないラストを持ったアニメは無かったから。 当時なら9点以上付けたと思う。 ただ、今回改めて見直したけど、残念ながら当時ほどは楽しめなかった。 序盤から中盤にかけてはとにかく楽しいんだけど、終盤になるとセリフが異常に理屈っぽい割に画面が動かないから結構イラっときた。 声優さんがかなりテンション上げて頑張っているから、余計そう思う。 まあ、それでも26年前のアニメが今退屈せずに見られるってのは、スゴイこととは思うけど。 【まかだ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-07-11 00:36:23) 78.学生時分に繰り返して観て、10数年ぶりにDVDで鑑賞。 今となっては絵が古い印象は否めないが、 やや不気味感のあるBGMは今も聴けるかな? メガネって、もう少しふっくらしていた印象があったが、あんな細かったっけ? まあ、10数年ぶりなので懐かしさで、この点数。 【fragile】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-05-02 13:10:46) 77.《ネタバレ》 うる星やつらは元々好きなんですが、映画シリーズの中ではこれが一番好きです。子供の頃に見たときは、自分もどこか異次元の世界を旅して戻ってきたような気持ちになったことを今でも良く覚えています。子供時代から数えると、おそらく十数回は観ているかもしれません。うる星やつらの中でも、この作品はある種独特ですね。大好きです。 【civi】さん [地上波(邦画)] 8点(2010-04-18 10:55:01)
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