みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
28.もちろん「空想科学読本」みたいに厳密に考えればラドンのような生物はありえないのだろうが、その怪物の存在をいかにもリアルに思わせるのが上手い。卵の殻からラドンの体長を推測するシーンなど、細かな取材と考証に基づいているのがわかる上質のSF作品である。たとえ特撮技術が現在のそれからすると見劣りするものだとしても、戦闘機との空中戦、衝撃波で吹き飛ぶ市街地、そして阿蘇山での徹底的な爆撃のシーンはかなりの迫力を感じた。製作者の気迫も伝わって来たように思う。ときには明らかに着ぐるみであるラドンに恐怖すら感じた(さすがにメガヌロンは可愛いだけだったが)。ラドンたちが死んでいく場面も哀れまずにはいられない。 努力と工夫次第でアナログな方法でも優れた表現ができることを知った。 【no one】さん 7点(2005-01-31 04:28:19)(良:1票) 27.日本初のカラー特撮映画として名を残している本作は、リアリズムを極めたサスペンス的な作品に仕上がり、じわじわと観客を没入させる。今の怪獣映画に比べ、なかなかストーリーが進まないが、これはラドンの恐怖感を高めるすばらしい演出でもあるのだ。また、残酷描写に頼らずに、工夫されたシーンで恐怖をあおっているのがとても秀逸である。特に主人公の手の中で鳥の卵がかえり始め、そこから不気味な音楽とともにラドン登場シーンへつながっていく演出は、ほかのどの映画監督も思いつかなかったであろう名場面として、高く評価したい。 【サイバーモーション】さん 10点(2003-06-28 19:32:03)(良:1票) 26.素晴らしい作品。リバイバル公開されるたびに無視されてばかりのラドン君、主演作ではこんなに素晴らしい勇姿を見せているのに。序盤を盛大に盛り上げてくれるメガヌロンの造形も○。ハプニングから生まれたクライマックスシーンは必見。ピアノ線が切れてしまい、NGだと思いつつ撮影を続けた結果、飛び立とうと必死でもがきながら死んでいくラドンの描写を円谷英二が絶賛したという。特撮の奥深さを実に良く感じさせてくれるエピソードです。 【クラウン】さん 10点(2003-06-19 00:28:08)(良:1票) 25.《ネタバレ》 60年も前の映画。でも当時のフィルム映像の粗さや時代背景が、まだ発展途上中の特撮技術をうまくカバーする要素になっていて、非現実を現実に見せる怪獣映画としての臨場感や恐怖感に効果を与えていますね。まあ昭和の時代の特撮はだいたいそんな感じですが。主役たる巨大怪獣登場の前兆としての怪奇現象⇒怪事件⇒異生物出現という流れが現代特撮へのフォーマっトですね。ストーリーは単純だけど変なエンタテイメント性を無理やり持たせず、純粋な災害として描かれたところは結構好感もてました。蛇足ですが、ラドンと自衛隊機の交戦シーンとBGMは、91年のVSキングギドラで、再現パロディされてた事に今頃氣づかされました。リスペクトなんだかサービスなんだか、いや、あの映画内容からしてウケ狙いのような氣が。 【役者の魂】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-03-27 11:43:13) 24.《ネタバレ》 【三大怪獣 地球最大の決戦:1964年】【怪獣大戦争:1965年】【モスラ:1961年】と共に鑑賞する機会を得たので、投稿します。 ラドンは、小学生のときにTV放送された【三大怪獣 地球最大の決戦:1964年/怪獣大戦争:1965年】で知り、“ゴジラと互角に戦い、協力してキングギドラを追い払った頼もしい怪獣”という印象を持っていました。当作品は、その後、同じく小学生の間にTVで観たのが最初です(かつて、日本テレビの日曜のPMに“社長シリーズ”など東宝映画をよく放送していた時期があり、その一環だったようです)。さらに1~2回、TV放送を観たと思いますが、初見時の記憶が強烈でした。 そして【三大怪獣…】らと共に約30年ぶりに観ました。以下、①殆ど覚えていなかったシーン、②今回の再見で初めて認識できたシーン、③あらためて「すごい」「味わい深い」と思ったシーン、の3つに分けてお伝えします。 まず、殆ど覚えていなかったシーンとは、前半の炭鉱の場面です。メガヌロンが部屋に現れる箇所しか覚えていなかったので、今回の再見でやっと筋道立てて認識できました。そして↓の【S&Sさん】がおっしゃる通り「洋画なら、ここだけで一作品にするのでは」と思うほどしっかり作られていると思いました。おそらく洋画の場合、グロテスクな殺傷シーンを見せ場にするような作風になるだろうと想像しますが…私にとっては、病室に亡骸が運ばれてくる当作品のシーンだけも十分、生々しく感じました。 また、本多監督の真骨頂でしょうか、炭坑で生きる人々の生活感のある描写が見事だと思いました。惜しむらくは「キヨの兄・ゴロウが、我が夫のヨシゾウの命を奪った」と誤解していたおタミさんが、キヨと和解する場面があれば、なお良かったでしょう。こうした【人間ドラマの浅さ】は、他のレビュアーさん達のご指摘の通りだと思います。 次に、今回の再見で初めて認識できたシーンとは、【謎の超音速飛行物体】について各国が放送する場面です。その中に「その飛行物体は、速度・航続距離などから判断すると、ただ1個の物体による被害だとは考えられません。すなわち、北京襲撃11:00、マニラ襲撃11:20…」と“ラドンは1匹ではない”と示唆するアナウンスがあります。私は小学生当時から「ラドンは2匹いる」と思っていましたが、このシーンもその伏線だったようです。 私が「ラドンは2匹」と思ったのは【小鳥の卵が割れたのを機に、ラドンの孵化の記憶がシゲルに蘇るシーン】があったからです。今回の再見でも、小学生当時と同様【帰ってきた大人ラドンの声と共に砂ぼこりが巻き上がり、赤ちゃんラドンが喜んでいる場面】だと思いました。しかし観る人によっては【砂ぼこりも鳴き声も、赤ちゃんによるもの】という印象を受けかねない【曖昧さ】もあると思いました。もし赤ちゃん独自の声を挿入していれば【曖昧さ】を払拭し、福岡の場面で誰もが「思った通り2匹いた」と確信できたかもしれません。 さらに、あらためて「すごい」「味わい深い」と思ったシーンとは、ラドンが本格的に登場してからの特撮シーンとエンディングです。 佐世保や福岡での特撮シーンは、他のレビュアーさん達がおっしゃっているので、私が詳しく書くまでもないでしょうが…特に突風による破壊シーンは、9年後の【怪獣大戦争:1965年】でも再活用されるほどの素晴らしい出来栄えだと、私も思います。 こうして迎えたエンディング…畳みかけるような阿蘇山への砲撃は、ラドンへの一方的な暴力のようで小学生当時から辛かったです。そして1匹目は噴火に耐えられず落ちてしまい、2匹目も、助けようとして近づくものの叶わず『それなら私も…』とでもいうように身を重ねて炎に包まれていく…このように観た当時の私は【三大怪獣 地球最大の決戦:1964年】でのゴジラとラドンの台詞(小美人による翻訳)を思い出しました。『人間は、我々を苛めてばかりいるではないか』『そうだ、そうだ』…私は「ああ、こういうことだったのか」と、胸を締め付けられる思いが残りました…後年、炎の熱でワイヤーが切れるなど偶然が大きい場面だったと、私も知りました。しかし、今回の再見でも胸に迫る気持ちに変わりはなく、偶然を名シーンに昇華し得たのは、スタッフの皆さんの情熱があればこそだと思います。 さて、採点ですが…上記の通り【人間ドラマの浅さ/2匹いることを示唆する演出の曖昧さ】といった面は否めません。しかし【東宝初のカラーの怪獣映画大作】としてのパワーは十分伝わる仕上りだと思います。【三大怪獣】のまさに“一翼”を担う存在として、【ゴジラ:1955年】や【モスラ:1961年】と同様、大甘だとは思いますが、10点を献上させていただきます。 【せんべい】さん [DVD(邦画)] 10点(2018-02-01 22:12:12) 23.『モスラ(1961) 』と並ぶ、怪獣映画の頂点の一つ。 『ゴジラ(1954)』よりも面白い。 【ガブ:ポッシブル】さん [映画館(邦画)] 10点(2017-11-12 23:15:14) 22.《ネタバレ》 あの焼け死んでいくラドンの最期は、子どもの頃に観たときの印象としても、鮮烈なものがありました。でもこの映画、作品全体で言うとやっぱり苦しいのが、物語性の乏しさ。主人公らしい主人公を立てるなり何なり、どうにかならなかったんでしょうか。 肝心のラドンはなかなか登場せず、前半は巨大なヤゴが登場して人間に襲いかかる。だけどこれがちぃともコワくないので盛り上がらない(怖くない代わり、不快ではある)。もうちょっと神出鬼没な存在であればよいのだけど、そういう部分の工夫はあまり無くって、オハナシは先に進む。先に進んでどうなるか。いよいよラドンが登場し、人間にとって脅威であった巨大ヤゴを、パクパクと食べてしまう、という展開。なるほど、巨大ヤゴのさらにさらに上をいくラドンのスケール感を表している場面なんだろうけど・・・ちょっと図式的に過ぎませんかねえ。ここも、巨大ヤゴの恐怖がきちんと描けてこそ、だと思うんですが。 で、いよいよラドンが登場すると、特撮の芸がやたら細かくなり、ここは確かに盛り上がります(ただし、どう見てもミニチュアであることを前提にした、芸の細かさですが)。どうもラドンにはさほど悪意は無いらしいのだけど、図体がデカい故に、羽ばたくだけで街を破壊してしまう。そんなラドンたち(気がついたら何の説明もなく2匹になっている、というのは、今見ても斬新過ぎますね、ははは)も、自衛隊の攻撃を一方的に受けた挙句、阿蘇山の噴火の中で焼け死んでいく。いやあ、このラドンという怪獣の、スター性の無さよ。死にっぷりは、見事でしたが。 伊福部センセイ、ここでは意外にモダンな音楽を書いてますね。 【鱗歌】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-06-15 21:55:11) 21.《ネタバレ》 まず背景設定はいい加減な感じである。この頃からすでに地球温暖化が問題になっていたというのは少し驚いたが、そのせいで異変が起こったわけでもなく核実験の影響とのことで、やはりどうしても怪獣映画は核の脅威と無縁でいられないらしい。 またドラマ部分も貧弱であり、前半こそ若い2人が互いの愛情を確かめ合う過程を描いていたが、後半は特撮に重点が移ってしまうために白川由美さんと東宝特撮初主演の佐原健二氏(若い)も存在感がなくなってしまう。ラストの一同の表情も取ってつけたような感じで、ここは若い2人が怪獣のつがいに同じ立場で同情を寄せた、という解釈ができればいいのだろうが、実際のところは兄弟だったのだろうからそうとも言えない。 ところでこの映画で個人的に最も注目するのは、何といっても昭和30年代初めの九州各地の景観である。まずは昔の本物の炭坑と炭住風景が興味深い。 また福岡市の場面では、怪獣は上から吊られているのが明らかだったりするが、ミニチュアセットの迫力の方は圧倒的である。風圧で瓦は飛ぶわ外壁が失われて骨組みまで飛んでいくわで大変細かい作り込みになっており、また戦車が砲撃する前面に電線が垂れているのが邪魔に見え、これが市街戦というものだと実感させられる。道路の植栽を戦車が半分踏みつけにしているのは痛々しく、また風で飛ばされた車両が「豊楽遊技場」(パチンコ店)に突っ込んで火災が発生し、隣接の「軽食 喫茶 筑紫」に延焼していくのは無残だった。特定の商標が出る場面も多く、森永ミルクキャラメルのネオンサインなら他にも例があるが、アサヒビールとか武田薬品工業とかは協賛をもらったのか。昔のカルピスの看板をわざわざ踏み倒して戦車が進んでいくのは何かの寓意だろうかと勘繰ってしまうがこれは単に受け狙いかも知れない。こういうのが見られた当時の福岡市民の皆さんは大喜びだったのではないかと思うと非常にうらやましい。 福岡のほかにも佐世保市内の実写風景が映ったりするので、当時を知る人がいれば懐かしいかも知れない。西海橋の場面では、バスガイドの誘導が適切なため観光客に被害がなかったのが幸いだった。変なところに感動してしまったが。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-05-16 16:00:00) 20.最近の人が見たらちゃっちぃーなこれー、なんだよー言っちゃいそうな作りですがミニチュアを作って撮影したと考えると製作者の熱意はほんと凄い。普段の怪獣映画だと踏んだりなにか光線のようなものをだして町が破壊されることがほとんどだけど風圧でここまで破壊させてるのも殆ど見たことがないせいか、これもまた凄い。ヤゴのデザインがウケを狙ってるように見えたりそれ以外は昔らしいちっぽけなご都合主義的なストーリーですが前半と後半の時間の早さを感じる度合いが全く違うのは見ててハラハラするわ~。 【M・R・サイケデリコン】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-06-19 10:55:41) 19.《ネタバレ》 ミニチュアによる、建物の破壊シーンは、文句の付けようがない。東宝特撮の中でも、屈指の出来だろう。特に、『怪獣大戦争』の中で感心したカットが、ここからの流用であったのは驚きだ。参った事に、その撮影方法までWikipediaに書かれていた。有名なカットだったんだ…。 ヤゴの怪物とラドンの造形がチャチい事は、この際我慢する。しかし、人間側のドラマがつまらない。といか殆どドラマらしいドラマがない。また、ゴジラ映画の基本原理とも言うべき、核兵器の実験によって生み出された生き物、という説明を付けようとしているが、地理的にもかなり厳しい。 劇中、阿蘇周辺が溶岩流の被害に遭うのと、市街地に「怒りの持って行き様のない被害」に遭うのとの、択一の決断を迫るシーンがある。これに焦点を絞ったドラマを展開すると面白かったのではないだろうか。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-11-01 23:27:43) 18.《ネタバレ》 炭鉱の長屋の茶の間にデカいイモ虫が現れるシーンは非現実にリアリティがあって、現代では再現できない「怪獣映画」のエッセンスを感じます。でも、初見時(小学生)、このイモ虫がラドンなんだと落胆した記憶があります。「ウルトラセブン」の第一話でカプセル怪獣ウィンダムをウルトラセブンだと勘違いして覚えた落胆とソックリでした。久しぶりに観て、惜しい作品だなぁと思いました。地下空洞の広大なセットとか、坑道でのロケとか、金属を溶かした溶岩表現とか、志は充分に高い。卵の破片の曲面を計測して、その卵の大きさとそこから生まれる生物の大きさを(コンピュータを使って)推測するシーンはとても「科学的」で、平成ガメラシリーズなどに見られるSF的なサスペンスタッチがすでに息づいています。でも、ラドンが姿を見せてから萎みます。翼が起こす風圧で橋や建物が破壊される「特撮」はとても良く撮れているのですが、自衛隊(?)との戦闘がとてもとてもつまらない。延々と続く単調な砲撃シーンにあくびが出ました。やられっ放しで燃え尽きて落下というのも呆気ない。「怪獣映画」の破壊シーンとしては「ゴジラ」直後ということを考えると随分と研究したようですが、戦闘シーンを盛り上げる手法が確立されていなかったということですね。途上の作品だったと思います。飛翔するラドンを捉えたロングショットが飛行機雲で表現されるあたりに円谷英二さんの才気を感じます。 【アンドレ・タカシ】さん [地上波(邦画)] 5点(2012-04-27 02:46:13) 17.《ネタバレ》 炭坑、水没、暗い、怖い、そしてヤゴ!。え、ヤゴはラドンの幼虫じゃないの!? 以上、初見時の感想です。怪獣には幼虫時代があると思っていました。ラドン、強いです。名作!。 【ジャッカルの目】さん [地上波(邦画)] 9点(2008-04-01 21:51:33) 16.《ネタバレ》 畳の似合うウゴウゴしたメガヌロンの愛らしいこと。昔は恐かったんですけどね。だけど、今見ると結構退屈。前半の殺人事件から炭坑内の探索、メガヌロン登場あたりまではワクワクするんですけど、メガヌロンを追うあたりからなんだか状況を描くばかりになってきて、物語を引っ張ってゆくキャラクターが不在の状態になっちゃう。ラドン登場以降はドラマが全くなくなって伏線放り投げっ放し。怪獣描写によってドラマが停滞するっていうのは怪獣映画の定番弱点ではありますが、それにしても炭坑の人々や警察から視点がラドンに移ってそのまま終わっちゃう、っていうのはなんだか釈然としません。ラドン、キャラ的に弱いですしね(その後はいっつも脇役)。だけど風によって破壊されてゆく街のミニチュアワークは本当に見事。ああいう、細部まで作りこまれたミニチュアは匠の世界ですね。それを見せるテクニックもいいですし。最近の日本の特撮映画は作り込みが弱いせいか、CGを使ってもマッチングが難しいせいか、地面をきっちり捉えてる映像が少なくて、地に足の着いてない、腰の据わってない特撮が多かったりしますが、地べたからきっちり捉えた特撮映像、ってのがやっぱり気持ちいいと思います。 【あにやん🌈】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-07-17 22:03:23) 15.《ネタバレ》 「嫌われ松子の一生」に岩田屋が登場したもので、ついついこちらも。初見はさすがに映画館ではなくTVです。ビデオも所有してますが鑑賞環境は初見時ということで。この作品が後世に残るとしたら、完璧に再現された昭和31年の福岡市繁華街につきると思います。特に天神から見える旧博多駅横のナショナル電球看板にとどめを刺す。公開年に生まれたのですが、この看板は駅移転まであり非常に記憶に残ってます。質感等は他のかたが指摘されてますので割愛しますが、ここまで完璧に再現した例を寡聞にて知りません。他の円谷プロ作品では東京だったり、大阪だったりで、街が広いため部分再現になります。当時の福岡は大名以西は住宅地でしたから、ほぼ完全に繁華街全体を含んでいるわけです。むかし何かで読んだ記憶では、スタッフたちも完璧を目指したとのこと。それら特撮と同時に「大人の鑑賞に堪える」作品に仕上がっていることがこの点数の根拠です。サスペンス、ホラー常套のカメラワークで緊迫感をうまく醸しだし、その後の怪獣映画のように子供だましに陥っていません。東宝怪獣シリーズで今観てもおもしろいのは「地上最大の決戦」までですかね。ただ、最後のシーンはちょっと情けないかも。あきらかに燃えているのが紙系っていう炎ですから。「ゴジラの逆襲」大阪城シーンの炎にくらべると落差がありすぎて… あっちはモノクロなのに本当に恐かった。 【shintax】さん [地上波(邦画)] 9点(2006-06-06 19:03:38) 14.《ネタバレ》 これは素晴らしい!!怪獣とは言えミサイルに少しはダメージ受けるだろうとカネガネ思っていましたら・・・・ う~ん、前半のヤゴもよかったなぁ。 ラストは泣きそうになりました。 【yoshi1900ololol】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-10 02:49:28) 13.「 ただ単に 空を飛んでる だけなのに 映像強烈 迫力満点 」 詠み人 素来夢無人・朝 【スライムナイトのアーサー】さん [地上波(字幕)] 6点(2005-11-21 05:24:40) 12.ラドンのデザインが素晴らしいです。メガヌロンが茶の間に現れたときは笑ってしまいました 【ニコレット】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-09 02:03:55) 11.小学生のときに見た怪獣映画の一つ。怪獣映画としては日本初のカラー映画で、当時としては破格の予算をかけたラドンの博多襲撃シーンがいちばんの見どころ。だが、「ゴジラ」や、「モスラ」と比べるといささか内容が地味で印象に残りにくい。でもじゅうぶん面白い映画だと思う。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2005-09-24 17:18:17) 10.ラドンが破壊した昔の博多の天神は、なつかしいです。新幹線が来て、地下鉄ができて博多の町も個性がなくなったのですが。忠実に町を再現しているのは、製作スタッフの熱意を感じます。主演女優の白川由美って、リーのお母さんのあの人か。やっぱり似てるわな。 【ジブラルタの星】さん [DVD(吹替)] 5点(2005-07-21 17:14:27) 9.《ネタバレ》 ゴジラの前二作と違いカラーを意識した作りです。最初の炭鉱でのいさかいによる殺人事件と思われていたのが、電話をかけようとして襲われるシーンとかの姿を見せない前の怖さが電灯の光の中でうまく映えています。そして青空に飛行機雲で描かれるシーン(なぜ翼を煽って飛ぶラドンが超音速を出せるかなんて突っ込みは無しにして)、阿蘇で駆け落ちの男女を襲うシーンは姿は全く見せずに女性のスカートだけで表現する構図とかもカラーの効果を生かしています。卵が孵化するシーンでひよこ(?)のラドンがあの殺人ヤゴをみみずかなにかのように食べるシーンでの大きさの表現とかもユーモラスで面白い。しかし福岡の中心街(以前は大相撲が興行されたスポーツセンター、現在はガラス張りのショッピングビル)を壊したり、西海橋を破壊したりの部分ではやはりあらが目立ち過ぎです。ゴジラなどに比較して撃たれ弱いのは、元々この種の翼竜が軽量化への進化と膜でできた翼は鳥の羽毛に比べて冗長性がないのでちょっとした傷が命取りになるもので仕方ないです。最後はやはり違う時代に現れた運命の哀れさを誘うものになってしまいます。 【たいほう】さん 7点(2005-02-14 15:13:19)
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