みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
62.《ネタバレ》 誇りというものは、人間にとって最も重要なものと言い切る根拠はないけれど、重要なものの一つであることは間違いないと思う。 軍隊に志願し、訓練を受け、激しい戦いに参加することで人間としての誇りを取り戻していく黒人兵達に感動と悲しみを感じた。 ただ、アメリカ人にとってあまりに自明なんで描かれなかったかもしれないけれど、何故戦う必要があるのかも、少しは描いて欲しかった。南軍の扱いが、あれじゃあ安手の戦争映画のドイツ軍扱い、あまりにも薄っぺらい。 ぼんぼんむき出しの主人公が、自分が黒人を教え導くつもりが、逆に人間として、どんどん成長していくのもよかった。 (第二次世界大戦などでは極めて合理的な戦術をとるアメリカ軍も、こういう全く無謀な作戦の経験があってこそ、成長していったわけなんだな、としみじみするとともに、この半世紀後に全く同じような無謀な銃剣突撃を繰り返しては、全滅していった某帝国陸軍がちょっと情けない) 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-10-14 10:28:10) 61.《ネタバレ》 “栄光”の米国史の1ページを描いたアメリカ万歳作品。黒人の逃亡奴隷で組織された北軍の第54連隊。激しい戦場を再現したワグナー城塞突撃シーン、自衛隊の戦闘訓練を想起してしまいました。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-03 21:19:34) 60.《ネタバレ》 マシュー・ブロデリックを悪く言う訳じゃなく、ロバート・グールド・ショー大佐そのものが主人公として明らかに弱いなぁ…。監督のエドワード・ズウィックってどこかで聞いた名前だと思ったら「ラストサムライ」の監督ですね。道理で所々似ているかも。あの映画も渡辺謙がトム・クルーズを食ったと言われているが、本作はそれ以上にロバートの存在感が薄い…。その分と言ってはなんだが、黒人たちの描き方は良かった。実質こちらがメイン。モーガン・フリーマン、デンゼル・ワシントン、インテリ黒人など個性的な面々で、だんだんと第54連隊のファンになっていくような気分。滅びの美学なのか後味もそう悪くなく、高評価なのも頷ける内容だった。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-14 22:20:34) 59.徴兵ではなく、志願兵の黒人たち。戦争に勝っても行くところがなく、負けても、死んでも行くところがない人がたくさんいた。そんな兵卒を束ねる主人公は父の鶴の一声で大佐になったロバート・ショー、最後に親に宛てた手紙の内容も知りたかったです。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-07-12 15:56:04) 58.《ネタバレ》 おぼっちゃんでヘタレの士官が黒人部隊を率いる事になり、その交流を通して人間として成長していく。マシュー作品はあまり見てないんだけど、ヘタレっぷりや、ラストの先頭切って突っ走るシーン等、かなりはまっていてナイスキャストと言っていい。また言うまでもないが、モーガンとデンゼルの存在感は素晴らしい。終盤、デンゼルがマシューにこの戦争の意味や、黒人である自分達が戦う意味について聞く。勝利したら差別はなくなるのか。彼は答える「負けたらゼロだよ」。最後の突撃。旗手が倒れても、他の誰かが拾って進み、また彼が倒れても、他の誰かが拾い進んでいく。たとえ少しでも確実に1歩ずつ進み、そして変わっていく。彼等の死は決して無駄ではない。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-28 12:24:07)(良:1票) 57.《ネタバレ》 不思議な映画。もちろん前のほうでも仰られているように差別を逆手にとった感動を狙った作品のひとつに違いはないのだろうが、何故かその手の作品にアリがちな「白人の自己欺瞞への反吐が出るような嫌悪感」は少ない気がする。思うに、主役たる白人のショー大佐があまりにも幼く情けない存在であることが功を奏したということなのだろう。 かつての戦闘の凄まじさにトラウマを抱えて正直いっぱいいっぱいなのに、昇進というエサにもつられ難しい立場である黒人部隊の指揮官となってしまった彼。その彼が黒人の兵士に対しどのような感情を抱いていたのか、また兵士たちが指揮官たる彼にどの程度の信頼や尊敬の念を抱いていたのか?この映画はそれについてほとんど語らず、大仰な「対立」やそれを乗り越える「感動的和解」もない。ただただおのおのが自分の役目を果たすのに全力を注ぐ、それが勝利につながり、解放につながり、贖罪にもつながるという事実を客観的に描くのみ。 結局、黒人の解放とは一部の良心的な白人達の共感や改心なんぞによって成されるものでは決してないということ。つまり、被差別者である黒人(を含める有色人種すべて)も差別者である白人も、真の意味では「対等な存在」以外にはなりえないという事実、本作はそれをストレートに描いた佳作であろう。 余談だが、上から見下ろすような余裕ある視線が一切ないせいか、個人的にはマシュー・ブロデリック演じる戸惑いの「坊っちゃん大佐」には非常に好感をもってしまった。「おばちゃん」さんのいわれるように、このナイス・キャスティングに感謝! 【ぞふぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-03-24 17:25:10) 56.《ネタバレ》 非常にこの手の映画の中では忠実に再現されている映画であるのでそれだけでも見る価値がある。勿論それだけではなく様々な思いを奮い起こされる作品である。あの「第54連隊前進!」に感動と勇気をもらった方は少なくないはずだ。 黒人がアイデンティティを確立していく過程やR・G・ショー大佐を中心に連隊が一つになる様は見てて非常に感動的であり、D・ワシントンとモーガン・フリーマンの力強い演技も相まって見応えのある作品に仕上がっている。マシュー・ブロデリックは賛否両論あるだろうが、確かに迫力には欠ける。だが大佐としての苦悩や葛藤が非常に伝わってきて終わってみるとなかなか良かったのではないかなと思うのだが。 ラストシーンはなかなか感慨深いものがある。彼の父親は言う、誇りに思っている、と。 【きいろのくじら】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-30 00:31:24)(良:1票) 55.《ネタバレ》 グローリー、栄光、名誉。このタイトルを掲げた戦争映画とはどんなものだろう?と思い鑑賞。戦争映画、反戦映画はその惨たらしさ、無意味さ、虚しさを表現したものが多いので、このタイトルにいささか居心地の悪さを覚えたからだ。冒頭の戦闘シーンは主人公のトラウマになるような、ザ・戦争風景。ラストも硫黄島とかぶる無残な、ザ・戦争風景。決して戦争を美化しているわけではないのに、何なんだろうかこの感動は。それは南北戦争という戦争が、侵略や制裁とかではなく、黒人開放という目的を持ったものだったからだろう。家畜同然に扱われていた黒人が、人間になるための戦い。そこに虚しさなんて感じられない。彼らが人間の名誉を懸けて戦う姿が、他の戦争映画に無い熱い感動を与える。助演男優賞を取ったデンゼルより、圧倒的存在感と説得力をもつモーガンが光っていた。暗闇で黒人を撮るときにバックに炎や煙をたく技法はなかなか素晴らしいと思った。ラストはあっさり戦死だが、そこはあえてのあっさり。死んでしまえば白人も黒人も無い、同じ穴のムジナ、と言わんばかりに死体の山に放り込まれる、このワンシーンが反戦メッセージを凝縮して表現していると思う。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-09-28 09:43:17)(良:1票) 54.戦争映画としてみると、戦闘シーンはいまいちだし、感動ドラマとして見るには、最後が呆気なさすぎました。黒人と白人というわかりやすい設定ではありますが、逆にこうい設定に慣れすぎているせいか、ぐっど響くものは、あまりなかったです。デンゼル・ワシントンとモーガン・フリーマンの競演、良いですね。 【コスッタルイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-05 17:35:56) 53.白人の有色人種への差別(もちろん日本人・黄色人種も)はこんな甘いもんじゃない。白人が作る映画にはリアリティに欠け過ぎる。デンゼル・ワシントンの熱演にのみ7点。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-07-28 08:16:02)(良:1票) 52.多いですね、差別ネタを逆手にとった“感動”映画。これしかり、「ダンス・ウイズ・ウルブス」しかり、「ラストサムライ」しかり。被差別者を率いる白人と、その白人にしだいに心を開く被差別者。そして最後は一心同体となって一丁上がり。うーん、安い! こういう映画が米人に受けるのは、米人の中に差別意識が根強いことの裏返しでしょう。そろそろ白人がアラブ人やイスラム教徒を率いる“感動”映画が登場するかも、と思ったんですが、もうありましたね、「アラビアのロレンス」が(この映画は好きですが)。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-04-04 12:16:40) 51.アメリカ史において重要な位置づけにある南北戦争をテーマにした映画ということで、その作品的価値は高いと思います。ただ、主人公の隊長が、ただの金持ちのボンボンならずして、ここまで黒人解放のために自らの命を賭けて戦った行動心理が今ひとつ描かれていなかったですし、志願した黒人たちの動機についても、もっと説明されて然るべきだと感じました(後者については、作品中で説明が無くとも自明のことかもしれませんが…)。それにしても、私ゃこんな戦争の前線に立たされるのはまっぴら御免です。鉄砲向け合って正面対峙なんて、絶対無理。 【(^o^)y-~~~】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-27 00:35:16) 50.《ネタバレ》 なんかぱっとしなかった。たくさんの黒人が兵に志願した動機や、前線への出兵に至る経緯などもっと説明を入れてもいいと思う。あと、デンゼル・ワシントンは確かに存在感のある演技をしていたが、オスカーを取るほどのものだったのだろうか。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-02-09 13:04:39) 49.モーガン・フリーマン、デンゼル・ワシントンの素晴らしい演技と優れたドラマ構成。劇中の曲も良いです。 【Junker】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-01-27 04:00:27) 48.良い映画だと思うのだけれど、物足りないなぁ。ラストがスッキリしないからかな? 【miso】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-01-02 00:08:35) 47.《ネタバレ》 奴隷制度が廃止となる北軍の勝利というのは、長いアメリカ黒人史の中でもとりわけ重要な位置付けにあるものと思われます。またそれは他国の者が想像する以上に、黒人にとって勝利しなければならないものだったに違いない。この映画では、奴隷として酷使される黒人の様子がワンシーンでさえ挿入されていないので、他国の者からすると、黒人の白人に対する憎悪の気持ちや志願兵となりたがる動機付けなどが少々理解しにくいかもしれません。その辺の事情は「ルーツ」(映画ではなくテレビドラマだがよく出来た作品です)なんかを見ると、白人の手によりアフリカから捕獲され家畜同然のように酷使される黒人の様子が描かれているので、彼らの気持ちがよーくわかります。黒人の犠牲で成り立つ既得権益を執拗に維持しようとする南部の白人、それに対し、ただ人間としての自由と尊厳が欲しかった黒人という両者との構図。黒人志願兵たちの言う我々すべての黒人の為に戦うという言葉はズッシリと重く、またラストの玉砕覚悟の突撃シーンは感動的ですらある。事実、人間が生み出す“悪”が存在する以上、侵略なんかではなく正義の為の戦争もあり得るのだ…この作品を見終えてそんな事を思いました。 【光りやまねこ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-30 00:10:38)(良:1票) 46.何度か観てるけど、その度に何かもう一つ物足りない感じがする。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-12 17:28:21) 45.《ネタバレ》 黒人たちが自由と誇りをかけて戦う姿に感動しました。単なる若造でしかなかった指揮官が、友情と立場の板挟みになりながら、黒人たちの信頼を得て、最後は先陣切って突入していく映画の中の姿と、デンゼルやモーガンという2大黒人俳優に囲まれて演技するマシュー本人の姿が、だぶって見えました。それにしても、圧倒的存在感で、奴隷や囚人から大統領、あげくには神様まで演じてしまうモーガン・フリーマンは素晴らしい。 【ジントニック】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-07 20:20:19) 44.《ネタバレ》 南北戦争時の黒人部隊の活躍。35歳の若きデンゼル・ワシントンの名演技。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-17 14:37:55) 43.《ネタバレ》 熱い男たちのドラマでした。最後要塞に突っ込んでいくシーンは彼らと同じように士気が上がりました。若き大佐のマシューが思ったよりいい演技をしていました。 【ギニュー】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-24 22:55:55)
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