みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
9.とても残酷な映画だと思った。コンジュが一瞬健常者になるところは、見えてはいけないものを見せられている気がした。男がたまに見せる妙な優しさとオアシスのイメージ、ラストの展開が、確かに明るい光を投げかけている。しかし、それは全編を見終わってはじめていえること。途中には、見てしまってよかったのか考え込まざるをえないシーンがいくつかある。世の中には分かってても言っちゃいけないこと、見せちゃいけないものがあると思うのは僕だけでしょうか?寅さんの文脈とは大きく違いますが「それを言っちゃあおしめえよ」という感想を持ちました。 【wunderlich】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-03-14 12:11:21) 8.《ネタバレ》 すごくファンタジックな映画だったと思う。ジョゼと虎と魚たちも身障者と健常者の恋愛話でなおかつファンタジックだったが、全く違う。オアシスのふたりには、求め合う自然さと理由の無さを感じた。社会から見ればとんでもないカップルだろう。そしてやはり、はみ出しものとしての軽蔑心から生まれる嫌悪や哀れさも感じるだろう。誰にも認められない二人だけのオアシスをふたりは強く求めていた。女は最初オアシスを恐れていたが、もっとも求めてもいたのだ。男が、そこに自分たちは行けるのだと、彼女に教えたのではないだろうか。CGの蝶は、彼女に生まれたささやかな希望だったような。いや、いい映画だった。韓国すごいっす。一瞬健常者になるとこがなんともせつない。。。 【ガム】さん 9点(2005-03-11 10:32:53) 7.社会不適応者同士の恋愛。確かに一本の映画として客観的に見るには非常に面白い作品だったと思うが、あの作品のワンシーンに自分がいたら、、、ひどい言い方だが、恐らくこの主人公二人が電車の中で隣の席に座り、自分勝手に騒ぎまわっている状態とは少し距離をおきたい。。。この作品を観ながら、ずっとそんな事を考えてしまった。もう少しファンタジーに寄って二人の恋愛を深く描く事も可能だろうし、もう少しドキュメント寄りに世間(家族以外)との摩擦を描く事も可能だったのではないかと。中途半端にドキュメントタッチになっているので、どうしても割り切って観る事が出来ない作品だった。 【wood】さん 5点(2005-02-18 23:21:42) 6.これは、タッチもアプローチも正反対だけど、その本質において「シザーハンズ」だと、思う。すなわち、名作。 【ぐるぐる】さん 8点(2004-12-29 16:22:15) 5.ソルギョングが素敵でした。でもとても心が痛いシーンが多い映画でした。日本ではタブーとされるような表現が多々有り、それに真っ向から取り組んで、潔く、とても韓国映画らしいなあと思いました。冬ソナなど、ただ美しい韓国ものしか見ていない人たちに見てもらいたいです。忘れられない映画の一つになりそうです。 【なおるん】さん 8点(2004-07-28 11:38:06) 4.主演の二人の演技も演出もどうにもトゥーマッチだった。 【馬飼庄蔵】さん 3点(2004-05-31 20:03:53) 3.イ・チャンドンはただの小説家あがりじゃなくて、映像作家としてもすげー! 【SUM】さん 9点(2004-04-15 16:15:44) 2.何の予備知識もなかったので、あのポスターに騙されました。このような題材の映画だとは思ってなかったです。この映画、庶民の生活が映し出されるあたり、初めは現実的なのかと思いきや、実はそうではない。だだの寓話です。現実的な話に見せかけた寓話です。ただ、寓話であるのに現実的に思わせるところは、やはり演技の力でしょう。最初、ほんまもんかと思ったもんね…。途中、「この映画ってアリなの?」と思い、何度も目をそらした。それも、私が映画に娯楽を求める傾向が強いからでしょう。だた、監督の言いたいことはよく伝わったと思う。映画館を出てからも、今の映画は何だったんだろうと考えさせられる作品でした。良くも悪くも、新たな手法の恋愛映画であると思うし、感動もそこそこ与え、観客に考えさせるテーマになっていると思います。娯楽作品としては失格だけど、映画としては及第点の作品ではないでしょうか?私にとっての救いは、たまたま1人で見に行ったことですね。これが、彼女と見に行ったとなると…。 【T橋.COM】さん 7点(2004-02-09 01:13:16) 1.「ペパーミント・キャンディー」のイ・チャンドン監督作品。主演ソル・ギョング、ヒロインのムン・ソリも「ペパーミント」と同じ。「ペパーミント」を見たときは、この監督は巧いし、心に突き刺さる映画も作れるだろうけど、お涙頂戴の面白いのを作るような監督じゃないな・・と思ってましたが、これは泣けました。泣ける上に、全編に漂う狂気につながるような危うい雰囲気がなんともいえない。身障者を演じるムン・ソリの演技が気に入らない人はたくさんいるでしょうけど、これは寓話的なラブストーリーだからあれでいいと思います。一番問題なのはレイプまがいの行為だと思いますが、あえて危ない表現に踏み込んだ監督は確信犯でしょう。許せない人がいても仕方ないと思います。こんなけなげでちっぽけな恋人たちを見せられちゃ哀しくてしょうがない。韓国特有のメロドラマとは一線を画してると思いますが、どんなメロドラマよりも甘く切ない。駅のホームでのミュージカル的シーンはこれぞ映画!といった最高の場面だと思います。主人公のダメダメぶりが自分に重なってつらかったです・・・・。僕が見た韓国映画の中では最も好きなものとなりました。ただ身障者が身近にいないので実際はどうなのかがわからない。他人事ではない人の現実的な見地からの批判がありそうな気がしますね。そういう方の気分を害するようでは高得点はまずいですけどね。どうなんでしょう?。怒涛のこきおろし悪評レビューが続くこと必至の作品。 【しったか偽善者】さん 9点(2003-11-27 11:25:21)
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