みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
541.《ネタバレ》 スピルバーグの軍事マニア魂が全開で、おそらく本作を超える戦場描写はしばらく出てこないのではないでしょうか。とにかくこの映画は「音」に対するこだわりが半端じゃなく、銃の発砲音はもちろん、兵士が被弾するときの音まで実際に肉塊へ銃弾を撃ち込んで採録していて、ここまでやるとはスピルバーグの「狂気」さえ感じます。ドラマ自体は兵士各人のキャラが丁寧に描かれているので、ちょっとあり得なさそうなストーリーですが説得力はあるかなと思います。何度観てもいらいらさせられるのはアパム伍長の戦闘時の行動で、「なんでそこで撃たないんだ!」と叫びたくなりますよ。最後はちゃっかり生き残ってるし。 【S&S】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-11-15 22:00:36) 540.《ネタバレ》 冒頭のオマハ・ビーチで数多くの死んでいく兵士を見せていましたが、彼らにも故郷には家族が待っていて彼らの死を悲しむだろう。彼らの中にも兄や弟が出征している者がいるだろう。彼らの兄や弟も戦死しているかもしれない。この任務のために更に戦死者をだしながらライアン二等兵だけが生きて帰れればいいのか?この任務の設定から無理があるように思えてしまい、観ていて気持ちが映画の中に入っていかなかったのですが、そもそも兵士にとって戦場で任務を命令されるということはその瞬間から任務完了まで死と隣り合わせを意味する。兵士にとって大切な事は生きて故郷に帰ることであり、どんな任務だって兵士にしてみれば自分の命を危険に晒す理不尽なものなのかもしれない。一人の兵士を死なせないために救出に向かう一応は戦場のヒューマンドラマのようでありながら戦死した兵士の認識票を軽口を叩きながら面倒くさそうにガラクタの如く扱う戦死者の事を何とも思わないようなシーンには納得がいかなかったし、冒頭のオマハ・ビーチも必要以上に血を強調したむごい描写も好きになれなかった。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-10-12 18:19:59)(良:1票) 539.《ネタバレ》 長丁場なので休憩しながら鑑賞しました。戦闘シーンの臨調感は、他の戦争映画とは一線を画します。さすがスピルバーグ、戦争映画でも十分に通用する才を持ってるんですね。トム・ハンクス演じるミラー大尉の性格が好感持てました。冒頭に出てくるおじいさんは、てっきりミラー大尉だと思っていたので、意表をつかれました。この映画を見て、つくづく戦争は嫌だなと思いました。加えて、戦争を美化するアメリカも嫌だなと思いました。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-07 00:53:09) 538.《ネタバレ》 戦争の悲惨さ・指導者の愚かさをまざまざと思い知らされました。内容的に??の箇所もありますが、あまり細かいことは気にせず、戦争という愚かな人間が作った地獄の臨場感を思う存分味わって欲しいと思います。 【TAKA】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-10 09:33:44) 537.硫黄島関連から戦争映画に俄然興味が湧き、立て続けに数本鑑賞しましたが、まぁおもしろいかおもしろくないかの二進法ならば確実におもしろいし、後年に残る作品だと思いますが、好きか嫌いかで問われれば「あまり好きじゃない」。観客を泣かせよう驚かせよう悲しませよう嫌悪させようという演出が前面に出まくった、かなりあざとい作品です。しかし、戦争の罪過がこれでもかというほど詰まっているので、左翼義務教育の反動で国粋主義に傾きすぎる前に、一生に一度は観ておいて損はないかも。 【りんす】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-03 13:07:41) 536.暴力描写の天才、スピルバーグが久しぶりに暴力描写に専念した映画。そしてその才能がやはり爆発している。しかし、暴力を描くのにこれだけの大義名分が必要なのか。というかスピルバーグは、本気で自分が星条旗を背負って映画を作っているかのような、そんな感じのするところがなんとも気色悪い。 【メロメロ】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-06-22 16:04:19) 535.隣りのお姉さんはノルマンディーで逃げ出し(ノルマンディー後に帰ってきましたが)、そのまた隣りのお嬢さん方は最後の方まできゃあきゃあ悲鳴を上げておりましたが、私は何故か、この映画にちっとも心が動かされる事はなく、最後まで冷静な気持ちで見続けていました。なんか、ひたすら納得するばかり。冒頭、ボロボロと死んでゆく名もなき兵士達、でも、本当はそのひとりひとりに名前があるんだという事を以降の物語で描いてゆきます。ひとりひとり、性格があって感情があって人生があって、そして戦争という不条理な世界で死んでゆく・・・。冒頭の国旗と並んだ墓標の意味が、最後には大きく違ってくるのですね。衝撃を受ける事もなく最後までスピルバーグの技巧とメッセージに、ただふむふむ、とうなずくばかりの私でしたが、名画です。もう一度見たいとは思わないですけど、名画です。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-06-19 20:39:32)(良:1票) 534.《ネタバレ》 ○戦争って本当に無駄なことを愛国心と言う大義名分の下やらされるだけなんだよな。○その無駄な戦争がリアル感に溢れる演出で描かれることで、より一層際立っているように見える。○誰だ、こんな訳のわからん邦題つけたのは。本当に残念。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-16 10:23:48) 533.一人っ子は?一人っ子はどうなるの?? 救出に向かった隊もくだらねえと思いつつだったはず。 戦闘シーンは臨場感があってかなりハラハラしたのでこの点数ですが、この映画なしでバンドオブブラザーズだけでもよかったのではないかと思う。 誰かが言ってて気が付いたんだけど、冒頭の回顧シーンから入るのって人称ずれてておかしいよね。あの人には回顧できないシーンばかり。 【らいぜん】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-06-09 17:10:19)(良:2票) 532.戦争映画の中ではかなり好きです 【megring777】さん [DVD(吹替)] 8点(2009-05-22 21:02:58) 531.まあまあ。7人の侍みたいなもんですね。 【承太郎】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-05-04 11:16:02) 530.この作品がバンドオブブラザースにつながったことを考えるとその価値は大きいと思う。歴史的価値と映像はすごいが、設定はいまいちなので、6点。「バンド~」の叩き台的な意味合いに対してプラス1。 【MARTEL1906】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-04-30 00:17:29) 529.ライアンの救出やミラー大尉の冒険劇よりも、冒頭のノルマンディー上陸のシーンに衝撃を受けた。 【プライドだらけ】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-26 17:10:32) 528.映像による表現力の凄まじさに圧倒された。こんな映画は今まで誰も作ったことがない。それだけでも歴史的な価値があると思うし、満点に値すると思う。すげえよ、スピルバーグ! 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-04-06 23:12:21)(良:2票) 527.見た後、拉致被害者を考えてしまう。アメリカは犠牲を覚悟でき、日本は犠牲を恐れる。 【東京ロッキー】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-03-02 00:56:55) 526.《ネタバレ》 作品としては凄いと思うし戦争映画は嫌いではないのだけれど、何故かイマイチ。最初のシーンは確かに凄まじい迫力ですが…なんていうか任務そのものもなんで?って感じだし、戦争の悲惨さはわかるけど、ストーリーが面白くなかったです。たぶんイイ映画なんでしょうけど…ごめんなさい(^^;) 【鉄仮面】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2009-02-11 16:22:15) 525.戦闘シーンとか省いたらもっと短く済むんでしょうけど、それだとあまりに内容が薄くなりそうな…。スピルバーグはなんだか合いません。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-02-09 21:29:23) 524.戦闘シーンの描写の生々しさが素晴らしいです。戦争がどうとかそういった類の映画ではなくありのままを写したみたいな記録的要素が強いです。お話も退屈なことなくあきずに見れます。ただこの監督には僕のマニアックな心をくすぐらせるような作家性をあまり感じません。スピルバーグの作品は必ず一定のクオリティを保っており決して損はしないんですけどねぇ‥ 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-05 12:26:47) 523.《ネタバレ》 冒頭、ノルマディ上陸作戦のシーンは文句なしである。戦争映画というより戦場映画とでも言うか。勝ち戦を描いていながらなんら勇壮さがなく、ただ恐怖とヒステリーが支配している狂乱の場としての戦場を描き切った。水上の騒音と水中の静寂の対比は『ジョーズ』のときと同じだが、ここでは恐怖は水上の音のほうにある。自分の片腕を探している兵や、戦友を引きずって逃げていたら上半身だけだったとか、エピソードが詰まっている。で主ストーリーの、軍作戦としての美談に狩り出される話になっていく。一人の命は地球より重い、ということの正しさと矛盾とがせりあう。兵の母親にしてみれば、どんなにきたない“美談”にもすがりつきたいという切実さがあるわけで、ここらへんの設定が緊張を生んでいた。これでライアンがつまらない男だったほうがドラマとしては正しいように思うんだが、これが好青年で、するとけっきょくこの“美談”を肯定する話になってしまってるようで、アレレ? となった。そういう映画だったのか。ここらへんがハテナである。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-15 12:10:53) 522.評価が分かれているようだが、一応反戦映画と思うよ?「ドイツをとにかく悪者に」、と言うよりドイツ兵をアホに描きすぎだけど。SSが命乞いったって、星条旗よ永遠なれを歌うかいな、とは思った。私がいいと思ったのは実戦経験のない通訳のアバム伍長の描き方。レーダー基地でウエイド(Gリビシも凄く達者。キャスティングには隙がない)が殺された後、ドイツ兵を1名捕らえたシーン(その、星条旗よ永遠なれを歌うところ)では降参した捕虜を殺すのは国際軍事法違反だ、と声高に言うも、最後に投降してきた複数のドイツ兵のうち1名を射殺する描写がある。最後の市街戦で彼は弾薬の補充係を割り当てられていた。廃墟の中で弾を使い切り、その後取っ組み合いになってナイフで殺されかけている味方の元に足がすくんでどうしてもいけない(この弱さの描写が実にリアル)。ナイフで味方を殺したドイツ兵は階段ですくんでいる彼を見つけ、鼻で笑って「見逃し」て去っていく。最終的にこの市街戦では勝利を収め、生き残ったドイツ兵が投降するのだが、彼はその中にあの男を見つけ、撃つのだ。仲間を助けられなかった自分への苛立ちか、仲間を殺したことへの怒りか、自分を鼻で笑ったことへの怒りか、優位に立ったことで慢心の表情で、国際軍事法を犯すのだ。ラスト近いというのに、この「生の実戦を通して崩れたヒューマニズム」にゾッとした。私はこういった描写の方がむしろ印象的だった。あと、皆が褒めているノルマンディ上陸だが、あれを見て戦争美化と思う人はいないだろう。だからやはり「反戦映画」と思うけど。本筋は皮肉もあるんじゃないのかねえ、軍のトップから出された一見人道的だが理不尽で矛盾だらけの任務、そんな「偽善のヒューマニズム」に頼らなければならなかったアメリカ、という。深読みしすぎかな?ま、確かに、プラトーンとかカジュアリティーズとか、そういうアメリカの反省を前面に出した反戦映画には及ばない。でも勝っちゃった戦争で作る反戦映画なら、こんなもんじゃないのか? 【あっかっか】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-13 13:52:53)
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