みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
422.ほとんどが室内で行われる会話だけでここまで魅了されたのは驚き。展開が一転二転する脚本が素晴らしい。しかも96分という短さで。見ているこっちまで熱く(暑く)なりました。50年代の白黒映画でこんなに面白いとは思わず、衝撃を受けた作品です。 【素晴らしき哉、映画!】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-03-30 08:43:07) 421.やっぱり面白い。 誰が見ても面白いと感じる映画。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-08-15 10:57:21) 420.《ネタバレ》 どうやって無罪に巻き返していくのか展開が非常に気になりました。もう少し無罪を選んだ人の葛藤があってもよかったかも。深読みしすぎて実は本物の犯人が陪審員の中にいるとか考えちゃったりしてました。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-06-18 00:27:16) 419.《ネタバレ》 本サイトには「好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧」という機能があるわけなのですが、私の場合、その不動の1位がずっと本映画でした。 この映画のレビューを書かないと、一覧から消えてくれそうにないので書きます。 私がはじめてこの映画を見たのは35年ほど前の事で、もちろん何の予備知識もなく観たわけですが、シンプルで緊迫感のあるその面白さに釘付けになったのを覚えています。 どう考えても覆りそうのない判決が、たった一人の頑張りで、一人また一人と意見を変えていくその面白さ。 当時の日本文化にディベートの概念はほとんどなく、狭い部屋でのみ繰り広げられる(実際は控え室とかもありますが)この映画には本当に驚きました。 高校時代(30年以上前ww)、やはりこの映画が好きな友達と「ナイフってのはこう使うんじゃない、こうです!」なんてナイフの使い方遊びをしていたくらいこの映画は好きでした。 しかしそうは言っても、最後にこの映画を観てから20年以上が経過し、いまさらレビューなんか書きようがない…と思ってたら今年(2014年)になってこの映画を見返す機会があったのです。 いやー相変わらず面白いですね。あらたな発見も結構ありました。 でも、いまさらそれを分析的にレビューしても野暮というもの。レビュー自体は30年前の記憶のままに収めておきます。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-03-17 01:39:53) 418.《ネタバレ》 「ヒズ・ガール・フライデー」「イヴの総て」に並ぶセリフ劇の傑作。 フランクリン・J・シャフナーが演出を手掛けたドラマが原作だが、映画版となったシドニー・ルメットのこの作品もモチロン面白いし、リメイクとなるウィリアム・フリードキン版やニキータ・ミハルコフ版もまた面白いんだよなコレが。 同時に、ハリウッドのアカデミー賞ってシステムがクソッたれだという事もよーく解る作品だ。 あの雨上がりのシーンを撮影した名カメラマンのボリス・カウフマン! ソ連出身、「これがロシアだ!(カメラを持った男)」を手掛けたジガ・ヴェルトフの弟、 「アタラント号」「波止場」「ベビイ・ドール」を撮ったカウフマンに撮影賞を与えないなんてアホなのか? そりゃあ、受賞した「波止場」に比べたらシーン数は少ないだろうよ。 だが、ラストシーンにおけるカウフマンの撮影が無かったら作品の評価そのものが割れるほどだと俺は断言したい。 何と言ってもヘンリー・フォンダが闘いを終えて外に出るシーン。 今まで降っていた雨が止み、法を巡る論戦からの、密室からの解放感。濡れたアスファルトから漂う蒸気の涼しげな様子。その場所でフォンダと御老公が互いの健闘を讃えてそれぞれの名前を聞くシーン。 このシーンの何ともいえない空気感というか、一仕事終えた後のあの達成感。 それがラストシーンに刻まれているのよ。 密室において繰り拡げられる12人の男たちの言葉をぶつけ、言葉による殴り合い。たった1人の少年の命のために。 無罪なら(人生を)延長、有罪なら即座に・・・無駄と解ったらブッ殺して(死刑)楽にしてやればいいのだから。 異を唱える1人の男がイカれているのか、 それとも何の疑問も抱かず問答無用で少年に死刑を下せる11人の男たちがイカれているのか。 セリフだけかと思いきや、証言を思い返す内に出てくるナイフ、現場再現、子供の写真、そして眼鏡。 フォンダの言葉だけが11人の男たちを動かすワケじゃない。 過ぎる時間、暑さ、降りしきる雨、雨、雨。心も身体も消耗、誰が最後まで粘り、誰が最後に折れるのか。 12人の、そして傍観者・伝達者として部屋に出入りする13人目の男。 欲を言えば例の女性や例の御老人の姿も一瞬でいいから見せて欲しかった。 ま、そこは小説のように想像に任せるとしましょう。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-11 02:19:02) 417.《ネタバレ》 白人男性ばっかりで女性はいない陪審員の構成を見ていると時代を感じます。こんな制度なら黒人の被告にとってはもう悪夢ですよね。それが現在では女性や有色人種をどれだけ陪審員に入れるかで検察と弁護側が争い、それが裁判の行方に影響を与えているそうですから皮肉なことです。 さてこの映画を観るたびに感じることなんですが、原作者や監督シドニー・ルメットは陪審員制度について肯定しているんでしょうか? 日本でも裁判員制度が行われていますが、この映画を観たら陪審制みたいなかたちで裁判されるのは勘弁して欲しいと誰もが思うんじゃないでしょうか(日本では多数決で評決が決まることがあるというから恐ろしい)。早く切り上げて遊びに行きたくてしょうがない陪審員がいたりして、さすがシドニー・ルメット、各人の人間性を浮き彫りにする描写は見事です。この物語は誰が犯人であるかを決めて裁きを下すのではなく、被告が何をした(もしくはしなかった)のかだけが重要だと言いたいんじゃないでしょうか。陪審員8番の言葉を借りると「これが民主主義の良いところだ」というわけなんですね、欠点もありますが。 暑苦しい一室で普通の人たちが繰り広げる白熱の議論をリアルタイムで描いた、密室劇ムービーの最高峰です。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-02-10 21:21:15) 416.《ネタバレ》 綺麗な画像、華やかな映像がなくとも人を魅了する映画があることを証明した作品。 何度見ても引き込まれ、最後まで見てしまう。 【竜ヶ沢中段】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-02-06 23:38:33) 415.《ネタバレ》 ほんとうに面白いです。最初は早く帰りたいがために有罪でいいじゃないと思っていた陪審員たちが徐々に正義感に燃えてくるあたり、たまりません。密室劇でここまで面白いドラマを作ることができるなんて、恐ろしいです。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-20 20:22:47) 414.《ネタバレ》 面白い!! 白黒だけど、そんなこと気にならずグイグイ引き込まれます! 【kontiki】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-07-06 18:46:17) 413.《ネタバレ》 三谷幸喜のほうを先に観ていたが、本家はさすがに見応えがあった。 12人の会議室の中での会話だけでこれだけの重厚なドラマができるのは驚き。 有罪に固執する人が、議論の中で自ら墓穴を掘っていく。 論理が破綻して偏見が露になっていく過程が見事で、脚本の出来がすばらしい。 こういう奴いるよなぁと思わせるキャラ設定も見事。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 9点(2013-06-22 23:15:06) 412.《ネタバレ》 この名作を観る機会をやっと得ました。期待を裏切らない素晴らしい映画。1957年の作品だから当時の科学捜査のないお粗末さや、差別社会が反映されているのも緊張感に拍車がかかります。陪審員は「裁く」のではなく「判断」するだけ。それを忘れてはならない。脚本の出来、カメラワーク、役者の演技力、名作たる理由は他の方が書いていらっしゃるのであまり言う必要はないでしょう。なのでちょこっと違う視点を。 ●「8」は欧米では不吉なナンバー●「判定を途中で変えた」ヤンキーズ男に怒った彼はおそらくユダヤ人(おそらくナチの迫害から逃げてきた)●DAN鑑定が確立された時、事件を調べなおしてみたら、約100件もの無罪が判明した(死刑囚あり)だから今の捜査ではいかに「現場を荒らさずに確実な証拠を回収できるか」が大きな鍵らしい。 【果月】さん [地上波(字幕)] 9点(2013-04-14 00:26:51) 411.《ネタバレ》 既に、ギャグにもなってるヘンリーフォンダ演じる、偏屈、わからず屋、ヤな奴、陪審員ナンバーX!が、言うこと、なすこと気に入ラねー、天下の下町の悪役オトっつあん、リーJコッブが、中盤、もう憎ニクしげに、白熱して”twisted and turn!"言うセリフ!!(事実を捻じ曲げ、ひっくり返す!)カッチョえーこと!当時、若い日本人のわたしにとって、わかりやすく、最高カッチョよく、何回も自分でも真似したくなるのでした。超オイシイ役だし、演じたい役ナンバー1です。この映画作品だけでなく、この芝居脚本は、エンタメ界の永久欠番です。(煮ても、焼いても、茹でても良し!)どんなヘボ俳優ヘボ演出でも、一応楽しく観れます。 おとな12人も集まれば、室内で、お金かけずに長時間 、とっても楽しめますよ!という、とってもアメリカンでエコな作品(失礼!) 追加!映画ならではの良さで言えば、やはりラスト!現実のビルの屋外の開放感!そりゃもう、階段かけおりちゃうもんね!(小学生のとき、3chテレビ観賞の授業(??)があり、それを観終わった時の開放感!全員伸びのしぐさ。それソックリ!) 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-02-08 23:16:19) 410.物語進行がほぼ室内だけ、話も会話ばかり。 でも緊張感もあるしドラマもある。 すごく引き込まれました。 ラストの一仕事終えた開放感がすばらしかった。 【Dry-man】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-01-04 02:20:28) 409.《ネタバレ》 良かった。良かったけども、そんなに大絶賛するようなものか。。「脚本が良い」「心理描写が上手い」のは同意出来るけど、最後の数人の決を変える理由が少し弱くて予定調和だと思ってしまった。 古典名作だとは思うけど、2回観ようと思うほど面白くはなかったのでこの点数。 【amier】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-12-27 21:36:35) 408.衝撃でしたね、場面も効果も映画らしい派手さが無いのに面白い。これが新しいジャンルの誕生かと思いました。 【min】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-12-26 19:47:39) 407.どの映画より素晴らしいと思える脚本です。96分という短い尺の中でこれだけのものを作ってしまうのは神業としか思えないですね。偉大な作品。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-12-25 23:01:11) 406.《ネタバレ》 本作の観客のほとんどは、有罪というには証拠に疑うべき余地が残っているが、容疑者を無罪とも言い切れない、と思っているはず(違います?)。法廷での審議が不十分であるため、「陪審不能」が最も適切な話し合いの幕切れのような気がします。正義のために公平な話し合いを求めた男が、実は極めてマズイ結果の道案内をした、というような話でもあるよね。少なくとも11人は、家に帰ってから、この晩はよく寝付けなかったものと思われ。 【なたね】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-21 19:27:14) 405.じつに見事な脚本。 初めは予定調和的で退屈な展開だったが、どんどんと面白くなってくる。 しかも実際の法廷ではなく、ほとんどが陪審室での討論シーンのみという独特なシチュエーションというところがすごい。 ベースボールといった個人的趣味から、最後は階級や人種による偏見まで話が広がるが、個々人の心理描写がじつにうまくえがかれている。 無駄のない、優れたストーリー以外にも、この映画が司法という場に与えた影響は大。名作。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-17 13:32:45) 404.《ネタバレ》 面白かったです。 50年以上前の映画ということを忘れさせるほどの展開・スピード感がありました。 人が人を裁くという、司法の難しさをこれほど小気味よく表現しているい映画はないでしょう。 ただ、難を言えば、アメリカの司法制度はよく知りませんが、裁判中に主人公はなぜ質問したり、異議を唱えなかったのか? あれほど、審議中にいくども鋭い観察眼を披露した主人公が、裁判中には一切気付かなかったのはいくらなんでも不自然でしょう。 また、その後、犯人が無罪なのか再審なのかもよくわからないままでした。 もし、無罪なら、これはこれで映画の意味が変わってしまうのではないでしょうか?? つまり、疑わしいやつも無罪放免で街をうろついているのが今(といっても50年前ですが)の司法制度ですよって言っているようなもんです。 【たかくん】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-09-26 20:09:42) 403.《ネタバレ》 夏一番の暑さ、扇風機は壊れ、雨で湿度は増し、「早くかたづけようぜ」の気運が高まるシチュエーション。 生まれも世代も職業も社会的地位も異なる12人の会合は、 社会の縮図。 3回目の投票時に陪審員一人一人の顔を映すんだけれど、顔を見ただけで有罪か無罪かわかり、キャストの人選もよいのかと。 強面の3番(リー・J・コッブ)と4番(E・G・マーシャル、「スーパーマンⅡ」の大統領です♪)を並べた難攻不落の砦みたいなのもある陪審員室での、人命がかかった知力を尽くした論戦は見応えタップリ。 プロデューサーも兼ねるヘンリー・フォンダの8番は情の厚さに加え名探偵のようにスルドく、彼の熱意が伝染して白熱した場を生む手腕は監督シドニー・ルメットのものだけど、陪審員経験のある脚本家のシナリオがよくできているんだね。 聞くに耐えないような発言をする人には、無罪派のみならず同じ有罪派まで背を向けるフェアな精神もよく、推定無罪に持ちこんだ後3番に上着を着せる8番の図は、敵将同士の友情を思わせる。 彼は「自分が勝った」などとは思わず、ただ「終わった」とだけ思っているんだろう。 皆が去ったテーブルには、3番が拾い残した息子の写真の破片が寂しげに残り。 雨上がりの散開がすがすがしく、半世紀たってもリメイクが作られるほど面白い、シンプル・イズ・ベストの見本のような名作。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-07-10 07:00:03)
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