みんなのシネマレビュー

ノベンバー

November
2017年【ポーランド・オランダ・エストニア】 上映時間:115分
ドラマファンタジーロマンス
[ノベンバー]
新規登録(2023-12-06)【かっぱ堰】さん
公開開始日(2022-10-29)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
キャストディーター・ラーザー(男優)男爵
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
通常表示】/【お気に入りのみ表示】

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想(5点検索)】

別のページへ(5点検索)
1


1.《ネタバレ》 昔のエストニアの農村を舞台にした映画で、原作者と脚本・監督がエストニア人、演者もほとんどエストニア人である。
登場人物がベートーベンの月光(1801年)を弾く場面があるので19世紀なのは間違いないが、これで本当に19世紀なのかと思わせるファンタジックな劇中世界ができている。「クラット」なるものや悪魔や魔女や狼女(犬女?)が普通にいて、毎年11月に死者が帰るのを迎え、また時々は疫病神が巡って来るといった俗習俗信が現実のものとして存在している。キリスト教はイエス様だけが現世利益の神様のように扱われていたが一神教としての存在感はなく、いまだに古来のオカルト的存在の跳梁跋扈を許していた。なお別に怖くはないのでホラーではない。

歴史的背景としては台詞にあったように、エストニアは13世紀の十字軍の侵攻によりドイツ人領主とキリスト教会に支配され、さらに17世紀までにスウェーデン、18世紀にはロシアの支配が及んだが、在地領主のバルト・ドイツ人と領民のエストニア人の関係はそのままだった。この映画は帝政ロシアの時代のはずだが、それを思わせるのは一瞬見えた硬貨だけのようで、出るのは基本的にエストニア人とドイツ人である。
この映画で変だったのは、支配者のはずの領主と教会が領民に侮られ貶められて財物を奪われる存在だったことである。これは当時の社会変化の反映かも知れないが誇張されているようでもあり、倒錯的なこと自体がダークファンタジーのようでもある。領民が「クラット」を下僕にして使い倒して不要になると捨てていたのは、単に下には下がいるということか、あるいはこれが本来の領主と領民の関係だったと思えばいいのか。悪魔に魂を売らなければ他者を支配できないという皮肉だったとか?

ドラマ部分は恋愛物語のようだったが、登場人物が信用できない奴ばかりで全く共感できない。ただもしかすると、住民同士や領主や教会からも盗み奪い、悪魔や疫病神まで騙す悪と欺瞞だらけの世界の中で、若い者の恋心だけが真実だという真面目な純愛モノだったのか?? 雪だるまは恋の成就より、美しい恋愛の形が見られれば満足だったようでもある。結果として、面白くないことはないが心情的には乗り切れない映画だった。
その他雑記として、村人総出でやっていた作業は焼畑農業のようで、これは領主の課す賦役だったと思われる。また隣接地域に住むラトビア人を貶める発言があったが、こういうことを互いに言い合っていたのか。 かっぱ堰さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-12-30 16:45:52)

別のページへ(5点検索)
1


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 5.00点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
51100.00% line
600.00% line
700.00% line
800.00% line
900.00% line
1000.00% line

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS