みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
11.“死後の世界“を描いた作品は、古今東西多々あるけれど、メキシコ文化のそれは新鮮で芸術的だった。 ディズニーは近年、多様な人種や民族をルーツに持つ主人公を創造し、新たな価値観や世界観を携えた物語を多数生み出している。それは“大帝国“ディズニーだからこそ取り組めるクリエイティブであり、今追求するに相応しい使命だろう。 秀麗なアニメーションによる映像美は見事だったけれど、描きされるストーリーとキャラクター造形は、鑑賞後よくよく考えると、類型的で浅はかな印象が残った。 特に腹に落ちなかったのは、「悪役」とされるキャラクターにおけるアンバランスさだった。 結果的に主人公の曾々祖父さんを殺したヴィランであることは間違いないし、断罪されるべきキャラクターであるけれど、同時のこの悪役キャラクターの存在が、主人公の音楽に対する憧れやリスペクトの象徴であった事自体は揺るぎない事実だ。 かつてバディだった曾々祖父さんの音楽を盗用した盗人であり、殺人者ではあるが、この悪役がプレイヤーとしては超一流であったことは否定できない。 そうなってくると、死後の世界まで押しかけて、その悪事を陽の下に曝け出す事自体が、なんだかすっきりしない。功罪の振れ幅があまりにも大きすぎて、一人のキャラクターの中に収めるには無理があるように思えた。 この悪役自身、大鐘に押しつぶされるという実はかなり残酷な死に方をしているわけで。 もう少し適度なバランスのキャラクター設定があったのではないかと思える。 【鉄腕麗人】さん [地上波(吹替)] 6点(2024-08-16 23:44:43) 10.「人は2度死ぬ」をテーマにしたディスニーらしい説教クサイ内容ではある。他方で独我論的に「わたしが死んだら世界が終わる」と考える人間にとっては死後の世界なんてあの世もこの世もどうでもいいわけで、この手の内容は全く受け付けないだろう。いずれにしても、流石に映像的には見応えはあるし、テンポも悪くないので飽きずに最後まで見られる。全体的には家族とか祖先とか子孫とやや保守的な内容ではあるが、その根本には「他者の評価」という価値観で生きることの是非を問うていると考えれば、それなりに楽しめるのかもしれない。親に認めて欲しくて靴屋を継ぐのではなく、音楽が好きでミュージシャンになりたいという少年の姿勢にある種の「リベラルさ」を感じられるかどうかがポイントか。 【東京50km圏道路地図】さん [地上波(吹替)] 6点(2022-04-21 02:21:40) 9.家族の大切さと死後の世界のシステムを学べる良い作品でした。 でも、写真の無かった時代にはどうしてたんだろう? 逆にこれからは写真を飾る風習も減ってしまいそうだし、死後の世界も大変だね。 デジタル化に対応してくれるといいけどね。 【もとや】さん [地上波(吹替)] 6点(2022-04-13 17:13:16) 8. 途中でえーっていう展開になって・・・。私にとっては素直に楽しめない作品でした。 【海牛大夫】さん [地上波(吹替)] 6点(2020-05-19 20:46:02) 7.もしかすると何かもっと背景を知った方が楽しめる映画なのかもしれない。 設定はまあ面白いし、音楽もいいが、まどろっこしい感じは残る。先に向かう筋も読めるので、楽しくも単純な作品に思える。こんなものかな。 【simple】さん [地上波(吹替)] 6点(2020-02-22 20:53:28) 6.《ネタバレ》 導入部では、やたらごちゃごちゃして騒々しくてめまぐるしいだけで、これはつまらないかなと思っていたのですが、中盤以降のドラマが動き出してからの構築力はなかなかでした。一番面白かったのは、もっともらしい伝説っぽく語り継がれていた「先祖の音楽に向けての出奔」が、単なる夫婦喧嘩レベルで収束しているところ。だからこそ、それは生身の主人公に還元されるわけです。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-09-23 12:45:54) 5.賑やかで極彩色に溢れた死後の世界は楽しそうで良いなと素直に思いました。 でもお話しの方が少し薄めだったかな?音楽嫌いとか親父の正体とか、もう少し早い段階であの家族のわだかまりは何とかならなかったのでしょうか? 【Kの紅茶】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-03-26 20:48:33) 4.《ネタバレ》 第二の死とか巨大な橋ってメキシコの死生観なのかな。 興味深く観ました。 写真がなかった時代はどうしてたんだろう。 第二の死という考えは好きじゃない。 姿かたち、名前がわからない先人たちなんてそれこそ死ぬほどいるわけだし。 そういうご先祖様たちを感じてセンチになるのが好きなもんで。 話の方はまぁ普通かな。 ディズニーやピクサーは名作が多いからそれだけで期待値が上がる。 そんな中で普通というレベル。 ただ悪役が薄っぺらいのがちょっと気になった。 あえて描いていないんだろうね。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 6点(2019-02-25 01:46:22)(良:1票) 3.《ネタバレ》 そこそこ面白く、よくできたストーリーだが、練り過ぎて予定調和すぎる感じはある。【ネタバレ注意】結局、“主人公側”の登場人物がいい人たちで、そうでない人たちはそうでなかったという、割とステレオタイプな展開。ディズニーアニメとしては、これでいいんだろうけど、嫌な奴がただ嫌な奴というだけなのでストーリーとしては薄っぺらさを感じる。 【mohno】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-01-15 13:09:11) 2.《ネタバレ》 「死後の世界」を舞台にしたジュブナイルという設定自体はあまり新しいとは思えないが、 そこにメキシカンな要素を取り入れることでオリジナリティのある映画に仕上がってる。 ピクサー作品でありながらディズニーのように歌を挿入したり、子供に向けた「先祖を大事に」という教えを入れたり。 大人向けにはどんでん返しあり、子供向けサービスにはモンスターも用意されていて、 様々なサービス要素を取り入れて計算され尽くしたお手本のような脚本だと思う。 ただ個人的にはあまりに良く出来すぎた脚本のせいか、尖るものが無さすぎて刺さらなかった。 【Nig】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-08-18 02:05:36) 1.狙ったのか偶然か、お彼岸のこの時期に公開とは、なかなか憎いよこの野郎!それにしてもディズニーは強いね。近所の映画館、普段は閑古鳥鳴いてるのに、家族連れで大盛況でしたよ。いやぁ~恐るべし! さてさて肝心の中身ですが、話の展開や結末が分かりやすいくらい分かる、あまりひねりのない、良く言えば王道、悪く言えステレオタイプで、一つ上のモノを望む映画ファンには物足りないかも。ただ、ファミリー向けにはいいのかなと。目を見張る色使いの鮮やかさや、躍動感のある動きの数々は、アニメーションならではの醍醐味に溢れていた。映画館で観る価値はある。 ただ、死者の世界という特殊な場所ならではのアイデアが、今ひとつだったのがちょっと残念だった。もう少しなんかあればな~と思った。 お彼岸のこのタイミングで観てこそ、味わい深さも一際ではないでしょうか。 【Dream kerokero】さん [映画館(吹替)] 6点(2018-03-17 15:01:40)(良:2票)
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