みんなのシネマレビュー

堕天使のパスポート

Dirty Pretty Things
2002年【英】 上映時間:97分
ドラマサスペンス犯罪もの
[ダテンシノパスポート]
新規登録(2004-07-29)【ヴァッハ】さん
タイトル情報更新(2015-04-19)【8bit】さん
公開開始日(2004-08-07)


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監督スティーヴン・フリアーズ
助監督ミック・オーズリー(第2班監督)
キャストオドレイ・トトゥ(女優)シェナイ
セルジ・ロペス(男優)ファン
キウェテル・イジョフォー(男優)オクウェ
ジャン=フィリップ・エコフェ(男優)ジャン=リュック
ベネディクト・ウォン(男優)グォイ
ソフィー・オコネドー(女優)ジュリエット
脚本スティーヴン・ナイト〔脚本〕
音楽ネイサン・ラーソン[音楽]
主題歌デヴィッド・バーン〔音楽・1952年生〕"Glass, Concrete & Stone"
撮影クリス・メンゲス
製作ロバート・ジョーンズ[製作]
製作総指揮ポール・スミス〔製作総指揮〕
配給東芝エンタテインメント
特殊メイクマシュー・スミス
特撮フレームストアCFC(視覚効果)
編集ミック・オーズリー
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【クチコミ・感想(6点検索)】

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4.《ネタバレ》 そう来るかって感じでした マーガレット81さん [地上波(吹替)] 6点(2009-10-05 20:44:27)

3.80年代アイドルの歌謡のような邦題です。しかし内容はディープな社会派ドラマでした。不法滞在者。それは存在を許されない弱き者。弱者が生きるには、何かを捨てなければならない。しかしそこに“希望”があれば捨てられるのが人間です。不法滞在者にとっての希望はパスポート。パスポート=生きる資格。生きる資格を得るために死ぬという不条理。弱者がいれば、それを食い物にする強者がいるという現実。弱肉強食の世界です。人間も野生動物と何ら変わりがない、これも自然の摂理と言われてしまえばお終いですが…切なすぎます。印象に残ったのは、自国を「この美しい国」と表現した強者の言葉。愛国心と排他主義が入り混じった重いが嫌悪を感じる言葉です。深刻な内容のわりには、見せ方が上手く、純粋にドラマとして楽しめます。何より良いのが主役の黒人男性。魅力的な、いい表情を見せる役者さんです。娼婦役の黒人女性も素敵です(美人じゃないけど可愛いなあ)。オドレイ・トトゥは大黒摩季のようでした。 目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-16 18:36:22)

2.《ネタバレ》 なんというか、映画がホルマリン漬けの色なのですよ・・

鑑賞中は食事しないほうがいいです(笑)
腎臓を売って偽造パスポポートを作り夢の国外へ・・
社会派映画としてはわかりやすいんですが、
どうも描写がキモイのと主人公たちの本当は身勝手じゃあないのかという思いに、
共感もできなかったし逆に元締めである闇の支配人=仲介者のいうことが的を得てて、
悪い奴はわかるんだけれどもこいつの言う道理もわかるんだよ・・と、
私が日本人だから特にそう思ったのが正義や悪とかの問題ではなく、
そこで我慢できないものが他の場所を求めてもおなじ事の繰り返しだと。
本当に夢を追って新天地に生きたいならば他にも方法があるわけで。
その努力ができないならばそこで我慢して働けば?とちょっといらいらしました。
もちろん主人公の黒人はあとで無実の罪に国を追われたと弁明するも、
それは一部でもあり厳しい見方をすれば国にいられなくなったわけは他の移民にもある。
法の抜け道を通って別の安息地を探すのならまずはその償いを忘れてはいないか?
それが無実というのは主人公の設定であり他の不法侵入者はどうなんでしょうか。
そこにふれてはいないしましてや自分が選んだロンドンが住みにくいからといって、
ひとつの腎臓を命の危険を犯してまで売る。
次の場所でも差別や法務局の監察から逃げるため残りの腎臓も売ったら、
何が残ると言うのでしょうか??
たぶんそういうことを問いかけたかった真面目な映画なのでしょうけれど、
恋愛が絡んだ演出がどうもモサッとしていてこれは自分らのことしか考えていないのでは・・
といらいらしながら後半に入ったのです。
そして最大に腑に落ちなかったのが、
彼女が本気でN.Yに行きたかった理由がイマイチ伝わらず説得力に欠ける。
工作員や不法侵入者のスパイサスペンスを期待したので、
やけにシリアスで暗い映画鑑賞になりました。
ただ、真面目に底辺でもがく人々たちのどうにもならない運命はわかりました。
音楽がよかったことくらいですね・・
デヴィッド・バーン と調べてわかったのですが、
彼の前いたグループがトーキング・ヘッズというのも知りませんでしたが、
このメンバーがバラバラに集まりユニットを組んだトムトムクラブというグループ、
それを調べてわかりちょっと嬉しかった。
アルメイダさん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-20 04:04:26)

1.西欧先進国の最下層で生きる不法移民達の、残酷すぎる現実を描く社会派サスペンス映画。ロンドンが舞台のイギリス映画ながら、登場人物は皆「ガイジン」(因みにオドレイ・トトゥは主人公ではありません)。確かに途中までは社会派っぽいんですけど、最後は中途半端に勧善懲悪ハッピー・エンドって感じになってしまって、個人的には残念です。あと、解説にはシェナイはクルド人らしいと書かれてますけど、劇中には一切その事が出てこないので、彼女が何故そうまでしてアメリカに行きたいのかが私には伝わってきませんでした。でも、中々の良作だとは思いますよ、6点献上。 sayzinさん 6点(2004-09-03 00:06:32)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 6.17点
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100.00% line
200.00% line
314.35% line
428.70% line
5521.74% line
6417.39% line
7626.09% line
8521.74% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

2003年 76回
脚本賞スティーヴン・ナイト〔脚本〕候補(ノミネート) 

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