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【クチコミ・感想(6点検索)】
3.《ネタバレ》 中途半端なミュージカル仕立て、ストーリーに捻りもなく、深い人物描写もなく、あっけらかんと明るく脳天気。 何じゃこれって思っていたのだが、映画しか娯楽のない当時のアイドル主演ドラマなんだと考えると、人気歌手や落語家を脇に配し、高峰秀子の魅力をしっかり引き出してるなあと、それなりに納得できる。 戦後間もないという時代背景を頭に叩きこんでおけば、娯楽という映画の大事な役割はしっかり果たしていると思えるし、今見ても、当時の世相が垣間見えて興味深い。 【nobo7】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-01-03 00:58:54)
2.こういう「素直な笑い」の映画って、今では少ないよね。いつのころからか「うがった笑い」が主流になって、多人数のための笑いは難しくなっている。文化的洗練の結果かもしれないけど、笑いの伝統の柱を一本失ってしまった気がする。昭和24年という時代の輝きもあるわな。一応職業難の背景が描かれ、灰田勝彦の純粋芸術派が大衆芸術派へ「改心」していくという話もあるが、さして重要ではない。世相を見れば下山事件など暗いんだけど、それだけ戦争が終わった喜びを歌い続けていたいという心理も強くあったんだろう。この年のほかの映画を見ても『お嬢さん乾杯』『青い山脈』『小原庄助さん』と明るい。「前向きに明るく」というモットーをなんのてらいもなく掲げることの出来た時代。「カンカン娘」はけっこうスローテンポだったんだ。これは歌のヒットが先行して映画化になったんだろうな。同年の笠置シヅ子主演の『脱線情熱娘』ってのも見たんだけど、それ用の主題歌が別に作られているのに、ラストでは「カンカン娘」を歌って終わっていた。これを歌わなくちゃ客が納得しないというぐらいのヒットだったんだろう。さて本作、志ん生に独演させて終わらせるという憎い演出(あるいは手抜きのシナリオ)。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-09-17 09:37:34)(良:1票)
1.ブギの笠置シヅ子、ハワイアンの灰田勝彦、戦前戦後の歌謡界で一世を風靡した彼らと天才子役の名をほしいままにした高峰秀子が共演した映画。彼女は子役から女優へ脱皮するとともに、歌手としてもレコードを出すほどだった。この映画ではコメディアンの岸井晃を加え、それぞれの「銀座カンカン娘」を歌う。そういった意味で大変貴重な映画である。そしてさらに貴重なのは、伝説の落語家5代目古今亭志ん生の映像が見られることだ。 映画は不景気の時代、職はないし金はない。しかし登場人物は少しも暗いところがなく、明るく楽しく生きようとしている。ミュージカルという大げさなものでなく、楽観的にものを考えるあまり、つい歌い出してしまうというしろもの。ほほえましくもあり、ほのぼのとしている。ところで「カンカン娘」の由来だが、米国では「カンカン帽」が流行していた。その「カンカン」を取ったにしても、別に何の因縁もなさそうではあるが・・・。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-09-07 08:42:04)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
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《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
8人 |
平均点数 |
5.75点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 1 | 12.50% |
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5 | 2 | 25.00% |
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6 | 3 | 37.50% |
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7 | 2 | 25.00% |
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8 | 0 | 0.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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