みんなのシネマレビュー

日曜日には鼠を殺せ

Behold a Pale Horse
1964年【米】 上映時間:121分
アクションドラマサスペンス戦争ものモノクロ映画小説の映画化
[ニチヨウビニハネズミヲコロセ]
新規登録(2004-07-05)【もっつぁれら】さん
タイトル情報更新(2020-06-07)【イニシャルK】さん


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監督フレッド・ジンネマン
キャストグレゴリー・ペック(男優)マヌエル・アルティゲス
アンソニー・クイン(男優)ビニョラス署長
オマー・シャリフ(男優)フランシスコ神父
レイモン・ペルグラン(男優)カルロス
パオロ・ストッパ(男優)ペドロ
ミルドレッド・ダンノック(女優)
クリスチャン・マルカン(男優)
ジア・モヒーディン(男優)
マイケル・ロンズデール(男優)
城達也マヌエル・アルティゲス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小松方正ビニョラス署長(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
西沢利明フランシスコ神父(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
島宇志夫カルロス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作エメリック・プレスバーガー「日曜日には鼠を殺せ」(祥伝社 他)
音楽モーリス・ジャール
製作フレッド・ジンネマン(ノンクレジット)
アレクサンドル・トローネ(製作補)
コロムビア・ピクチャーズ
配給コロムビア・ピクチャーズ
美術アレクサンドル・トローネ(プロダクション・デザイン)
衣装エリザベス・ハッフェンデン
編集ウォルター・トンプソン
その他モーリス・ジャール(指揮)
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【クチコミ・感想】

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6.《ネタバレ》 憎しみ合うマヌエルと署長の物語に割って入るフランシスコ神父の存在が本作を奥深いものにしています。
「神の法と署長の法、どちらに従うのか」
他作品でも見られた問いかけは監督の強い思いなのでしょう。
また、スペイン内乱で神父(当時10歳)の父を殺害したのは人民側じゃないと言うマヌエルに対する「何の違いが? 命を奪う権利があるとでも?」が返す言葉がないマヌエル同様胸に突き刺さる。
マヌエルの覚悟に、無聊をかこって生き続けるより曾ての闘士として母と一緒に眠りたい思いを見ました。
「ジャッカルの日」が思い浮かんだ敵地の対決模様で迷った末署長よりカルロスを狙撃したのは意外であり、裏切者は許さないという監督の強い思いがここにも表れており圧倒されます。
マヌエルの最期に浮かんだのが母でなくパコであったのは、復讐を託すのではなく、憎しみに縛られず生きて欲しいという願いなのでしょう。
感慨深い作品です。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2017-10-23 13:20:16)

5.《ネタバレ》 あのジンネマンのスペイン市民戦争がらみの「真面目な」抵抗映画的な作品である。映画なので敵の悪役の視点からけっこう描かれたりもする(常套表現だが、このことのみがそれなりに興味深い)。人の生死が問題になるような話なのに子供の起用がまったく迫力を欠くのは、この作品のつまらなさの一例である。 ひと3さん [DVD(字幕)] 3点(2012-04-22 00:04:23)

4.原題はBehold the Pale Horse 「蒼ざめた馬を見よ」『ヨハネ黙示録』6章8節の有名な聖句であるとあった。邦題は原作名の“Killing a Mouse on Sunday”に拠っているらしい。
スペイン内戦が題材で、配役も一流で良い作品。ジンネマンの作品は結構好きだがこの作品は知らなかった。結末は普通の映画らしくなく、この後どうなるの?という感じで主人公の自爆的むなしさだけが残る。
ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-03-06 18:22:25)

3.《ネタバレ》 この時代の映画で、この結末。少し驚きました。マヌエルの母親が死んでしまい、敵が罠をしかけている場所に飛び込んで行く理由もないのですが、「裏をかいてやる」とニヤリと不適に笑っての行動が、殺されること?なんか無駄死にのようにしか思えなかったです。理解不能でした。日本のタイトルの「日曜日には鼠を殺せ」というのも映画同様に意味不能です。鼠は誰のたとえなんでしょう? omutさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-01-08 01:43:05)

2.《ネタバレ》 画面が暗い。けど、その暗さがまた良い。
ありきたりと言われれば確かに否定は出来ないが、正義であるはずの警察を悪役に見立て、悪人であるはずのマヌエルを正義として描いているところが面白いと思った。
物語に出てくる神父も、法(=警察)に従うか神の教えに従うかで葛藤があり、無神論者であるマヌエルとの間の溝を埋めるまでの過程も、非常に見応えがある。
ペドロが訊いた、「母は死んだのに何故行く?」という台詞、そして戦いを終えたビニョラスが警部補に訊いた、「母の死も罠のことも知っていて、カルロスも殺した。しかし何故・・・」という台詞。二人のこの言葉に対する答えが、まさにこの映画の主題ではないだろうか。
酒を飲んでいるペドロのところに行って国境を越えることを打ち明けた時の二人のあの嬉しそうな顔といい、山を登る時にバックに流れる意気揚々とした音楽といい、やはり最後のゲリラ戦で見せたあの勇敢な姿がマヌエルの生き様なんだと思う。
終盤近くまでずっとマヌエルの心理描写を中心としたストーリーだっただけに、敵陣に乗り込んだときに煙突の陰からライフルを構えるグレコリー・ペックの眼差しにハッとした。堪らなく格好良かった。
もう一度言うが、映像のこの暗さが良いのだ。堅物すぎるところが自分の好みではないのだが、間違いなく傑作の部類には入る映画だと思う。 もっつぁれらさん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-04 22:35:52)

1.ドキュメンタリー調のオープニング、グレゴリー・ペックの生々しく人間臭い演技(めちゃくちゃかっこいい!)などなど見応えのある展開が続くのですが、ラストがなぁ~あんなラストじゃカタルシスも何もないよ(怒)。しかしながらそこまでに至る過程が極上の娯楽サスペンスです。さすが、社会派フレット・ジンネマン監督、一筋縄ではいかない手強い映画でした。 一番星☆桃太郎さん [DVD(字幕)] 8点(2005-01-27 23:48:02)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.17点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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