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豪勇ロイド(1922)

Grandma's Boy
1922年【米】 上映時間:48分
コメディサイレントモノクロ映画
[ゴウユウロイド]
新規登録(2004-11-26)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2013-06-04)【M・R・サイケデリコン】さん


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監督フレッド・C・ニューメイヤー
キャストハロルド・ロイド(男優)ハロルド/ハロルドのおじいちゃん(二役)
ミルドレッド・デイヴィス(女優)ミルドレッド
原作ハル・ローチ(原案)
ハロルド・ロイド(原案[ノンクレジット])
サム・テイラー〔監督〕(原案)
ジャン・ハヴェズ(原案)
撮影ウォルター・ランディン
製作ハル・ローチ(ノンクレジット)
字幕翻訳神代知子
あらすじ
ロイド演じる主人公は典型的なおばあちゃんっ子で、気は優しいが意気地がなく、周囲にバカにされてばかり。少女ミルドレッドに想いを寄せるものの意地悪なライバルにいつも邪魔されてしまう。ある時町にならず者が入り込んだ。ロイドははずみで保安官代理に任命されるがドジばかり踏んで犯人を捕まえるどころではない。自己嫌悪に陥った彼におばあちゃんは小さな木彫りを差し出してこう言う。「この魔法のお守りを持っていけば大丈夫。お前のおじいちゃんも自分が臆病だと思っていたけど、これのお陰で南北戦争で大活躍したんだよ・・・」

ぐるぐる】さん(2004-11-26)
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【クチコミ・感想】

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2.ぐるぐるさんの指摘はかなり当たってると思います。本作のロイドはまだのび太としては未定形としても、本作の恋敵のコワモテ男は(『要心無用』では救急隊員、『活動狂』ではハリウッド俳優をやってるロイド映画常連なんだけど名前がわから~ん!)明らかにジャイアンのプロトタイプです。風貌や行動パターンがソックリ。ミルドレッド=しずかちゃん…うーん、ソコはどうかな。そして重要なのはやっぱりオバーチャン=ドラえもん、そして「ズーマのお守り」という怪しげな(ある意味時空を越えた)アイテムの存在ですね。もちろんこういう「打ち出の小槌」的民話アイテムは通常のロイド世界には似合ってないんだけど、今回のロイドは特例的に南部の超田舎が舞台なのでよかったのです。
このほか本作について言いたい事は、サイレント末期の1922年という時点なのに、カメラワークが素晴らしくダイナミックである事。ラストの対決シーン、カメラが移動しながら退く、退く、どこまでも退きまくる(よく見ると地面に車輪の跡があるんだけど気にしな~い)。ズーマのお守りの力で攻勢に立ったロイドの迫力が伝わります。ロイド作品は同時期のチャップリン作品なんかに比べてずっとカメラワークと編集技術の探求に熱心だったと思います。そしてロイド映画が「都会的」と呼ばれて来た理由の大半は、こうした技術的な努力による「大胆な絵作りと無駄を排したスピーディな筋運び」にあったと思うんですね。
ストーリー的には、ロイド唯一の西部劇という事で銃撃戦とかカーチェイスとか派手目です。ミルドレッドと結ばれるずっこけラストショットは、現実に彼女との結婚を控えていたロイドの「照れ」が感じられて楽しい。健全志向でなければならなかったロイド映画がやれたギリギリの「濡れ場」、象徴的な性的表現なんでしょう。 エスねこさん [DVD(字幕)] 8点(2004-12-30 12:01:51)(良:1票)

1.最近だと、よくアダム・サンドラーなんかが「善良だけど、どこか世間に馴染めない男」を主人公にしたコメディをやってるけど、その源流はハロルド・ロイドなのかもしれないな。この作品、今観ても古びてないほどギャグが洗練されているだけでなく、例えばロイドがならず者を追いかけるのに農耕馬にまたがったり、捕らえたならず者を乳母車に乗せたり、などの細かいウィットが実に効いています。尚且つ、クライマックスでロイドが恋のライバルと壮絶な決闘をするシーンはあの名作「帰ってきたドラえもん」に於ける、殴られても殴られてもジャイアンに挑むのび太を彷彿(ほうふつ)とさせて、泣ける泣ける・・・って、ん?待てよ。確か藤子不二雄(A・F氏)も、手塚治虫先生と同じく、沢山の映画を観て、自分の作品に反映させていたハズ。ということは・・・そうか!のび太のモデルはロイドだったのか!そうだ、そうに違いない、これからはそういうことにしておこう(これぞぐるぐる流弁論術秘伝“言ったモン勝ち”!)。そぉか~、そぉだったのかあ・・・しかしこっちののび太君、ちゃっかりしずかちゃん、つまりミルドレッド・デイビスを(実生活でも)モノにしちゃってるんだよなあ・・・何か、段々腹立ってきた。こぉんにゃろぉ、のび太のクセに、生意気だぞぉ!・・・お後が、宜しい様で。 ぐるぐるさん 8点(2004-11-26 17:48:24)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 8.00点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 8.00点 Review1人

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