みんなのシネマレビュー

フランス組曲

(Suite Français)
2014年【英・仏・ベルギー】 上映時間:107分
戦争もの歴史ものロマンス小説の映画化
[フランスクミキョク]
新規登録(2015-12-16)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2016-02-29)【DAIMETAL】さん
公開開始日(2016-01-08)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督ソウル・ディブ
キャストミシェル・ウィリアムズ(女優)リュシル・アンジェリエ
クリスティン・スコット・トーマス(女優)アンジェリエ夫人
マティアス・スーナールツ(男優)ブルーノ・フォン・ファルク中尉
サム・ライリー(男優)ブノワ・ラバリ
マーゴット・ロビー(女優)セリーヌ・ジョゼフ
脚本ソウル・ディブ
音楽アレクサンドル・デスプラ
製作総指揮ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
美術マイケル・カーリン〔美術〕
衣装マイケル・オコナー〔衣装〕
編集クリス・ディケンズ
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【変更順】
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
通常表示】/【お気に入りのみ表示】

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

別のページへ
1


4.《ネタバレ》 禁断の恋愛模様以上に、「戦争は人の本性を剥き出しにする」劇中の台詞そのままの人々の丹念に描かれた姿に感じ入るものがあり、特に子爵の無残な姿に陥る過程が強烈な印象を残します。エンドクレジットの作者の化身である手稿に+1点。格調ある作品です。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2021-04-04 03:56:52)

3.《ネタバレ》 不倫モノの洋画。私は基本的に、最後は結ばれない(が、心はきっと永遠につながっている)という着地点で描いていくストーリーが好きだ。

これを読んでくれている映画ファンの皆さんも、「あ、それならあの映画もそうだったね、あとあれもね」と、いくつかそういう作品を挙げられるかと思う。

そういう映画の中でもこの「フランス組曲」は、あまりにも切なく、胸をかきむしられ、身が引き裂かれるような思いをしながら見終えた。

不倫の障壁は、基本的に”既婚”である。

だが世間では既婚以外にさらにもう1つ障壁が立ちはだかるケースがたまにある。たとえば教師と保護者の個人的なつきあい禁止のように、学校側の”ルール”という障壁がその一例だ。他にも、成人と未成年という”年齢”の障壁というのもある。そしてこの映画では”戦時中の敵同士”であるという障壁がセットされているのである。

リュシルとブルーノが既婚であること、それはまぁ乗り越えられるとしよう(だってそもそも愛情とかなさげな結婚だから)。しかし敵同士という、世間の目があまりにもキツイ状況。ダブル障壁。

痛い。心が痛い。

ブルーノとの2人分のゴハンの用意をして、官能的な赤いドレスと赤い口紅でオメカシして彼が戻ってくるのを待っているリュシルのもとに、夫をかくまって欲しいとお願いにきた知り合いの女性がやってきた場面も心が痛んだ。
知人女性の「え?敵の男とネンゴロってこと?てかあなた、結婚してるじゃん」という不審の表情と、リュシルの「いや、あなたの夫を助けてあげたいのはヤマヤマよ、でもこれから彼とようやっと二人きりになれる最初で最後の時間なの・・・ほんと困るのよ、よけいな邪魔しないで・・・ほんと、ほっといて・・・」というオロオロした表情の駆け引き。

結局リュシルとブルーノは、唯一のチャンスを逃し、体をひとつにすることは二度となかった。

そして最後の二人の別れの場面。
ブルーノが彼女をせめて最後に抱きしめたくて、車に乗ろうとする彼女の腰に手をまわすが、まるでそれがただの風かのように、スっとすり抜けて車に乗り込むリュシル。

二人のお互いへの想いは確実にそこにあった。でも、想いがあったって、結ばれることもなければ、想いをあからさまに口にすることもできず、胸に秘めたままもう二度と逢えない・・・

不倫の切なさ、ここに極まれり。

障壁を二つ抱えながら、人を好きになり、相手も脈ありとわかりながらも、一線を越えないまま、すれ違い、そして二度と逢えなくなった・・・という経験のある私としては、なんだかヒロインが同じ気持ちを分け合える女友達に見え、お互いの傷を見せ合い、なぐさめあえたような気がした。


(それはそれとして、この映画で印象的な、<楽譜のラブレター>はグっときましたね。「ピアノ・レッスン」の<鍵盤のタブレター>といい勝負です。そもそもピアノを介在させたロマンス映画はピアノ弾きの私としてかなりヒット率が高いです。) フィンセントさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-07-22 16:09:26)

2.《ネタバレ》 作者はユダヤ人作家で娘に作品の入ったトランクを託しアウシュビッツで死去。
60年後に開かれ世間に発表され、ベストセラーになり映画化。
もし自分が物書きだとして、明日どうなるかわからない戦況下におかれ身の振り方もどうなるかわからない立場に
おかれた状況ではたしてどこまで「物書き」としての本分を全うできるであろうか…と
前情報として知っていたのはここまで。

ユダヤ人作者だからと勝手に想像してしまいがちな
ありがちなアウシュビッツの悲惨さを語ったり状況に翻弄されながらけなげに生きる一般女性を描くといった
『戦争体験を語る苦労人』のエッセイではありません。フランス人女性とドイツ人将校との恋愛物語がベースです。
原作未読なのでこれがすべてではなく、おそらく本編から切り取った部分での改変が大きいとは思うのですが
的を絞り込んだ上で当時の状況や環境を客観的に冷静に中立的に捉えています。
主人公の目を通して語られる町に滞留しているドイツ兵達の奔放な描写やそこに色目をつけて誘惑する女性も出てきたりと
観ながら頭の片隅で開高健の「青い月曜日」「破れる耳」を思い出していました。

役者が皆豪華で演技力も高く、観ていてだれる事なく緊張感を保ちながら楽しめました。
個人的に出演しているサム・ライリーの奥様であるアレクサンドラ・マリア・ララが出演していたのが印象的です。
「ヒトラー~最期の12日間」ではドイツ人でヒトラーの秘書役を演じており
「フランス組曲」ではユダヤ人でドイツ兵に拘束される一般人役を演じているところは非常に対極的で唸らされました。
ここは原作にない模様なのでオリジナル箇所のようですが… どぶん子さん [映画館(字幕)] 7点(2016-05-14 05:18:59)

1.《ネタバレ》 ドイツ占領下のフランス。貞淑なヒロインと紳士的なドイツ軍士官のスリリングな視線の劇。
特に序盤のシチュエーションはオフからの足音等の音響と共に、メルヴィルの『海の沈黙』のような静かな緊張感を湛えている。

半開きのドアや鏡面等のフレーミングによって、ヒロインのミシェル・ウィリアムズは小さく切り取られているが、
ドラマがそこから大きくうねるのに伴い、義母役:クリスティン・スコット・トーマスと共に彼女もまた枠を越えて大きく変貌していく。

萎縮する女から、恋を経て雄々しく前進する女へ。ミシェル・ウィリアムズがひときわ魅力的だ。 ユーカラさん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2016-01-10 23:53:06)

別のページへ
1


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.25点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
500.00% line
600.00% line
7375.00% line
8125.00% line
900.00% line
1000.00% line

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS