みんなのシネマレビュー

エイリアン

Alien
1979年【米・英】 上映時間:117分
ホラーサスペンスSFアドベンチャーシリーズものモンスター映画
[エイリアン]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-03-28)【TOSHI】さん
公開開始日(1979-07-21)


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監督リドリー・スコット
演出山田悦司(日本語吹き替え版【フジテレビ / BD】)
キャストトム・スケリット(男優)ダラス船長
シガニー・ウィーバー(女優)エレン・リプリー
ヴェロニカ・カートライト(女優)ランバート
ハリー・ディーン・スタントン(男優)ブレット
ジョン・ハート(男優)ケイン
イアン・ホルム(男優)アッシュ
ヤフェット・コットー(男優)パーカー
富山敬ダラス船長(日本語吹き替え版【VHS / DVD / BD】)
幸田直子エレン・リプリー(日本語吹き替え版【VHS / DVD / BD】)
榊原良子ランバート / マザー(日本語吹き替え版【VHS / DVD / BD】/【LD】)
穂積隆信ブレッド(日本語吹き替え版【VHS / DVD / BD】)
納谷六朗ケイン(日本語吹き替え版【VHS / DVD / BD】)
田中信夫アッシュ(日本語吹き替え版【LD / VHS / DVD / BD】)
郷里大輔パーカー(日本語吹き替え版【VHS / DVD / BD】)
郷田ほづみダラス船長(日本語吹き替え版【DVD / BD】)
樋浦勉ブレッド(日本語吹き替え版【DVD / BD】)
森田順平ケイン(日本語吹き替え版【DVD / BD】)
岩崎ひろしアッシュ(日本語吹き替え版【DVD / BD】)
大川透パーカー(日本語吹き替え版【DVD / BD】)
小宮和枝マザー(日本語吹き替え版【DVD / BD】)
西沢利明ダラス船長(日本語吹き替え版【LD / BD】)
田島令子エレン・リプリー(日本語吹き替え版【LD / BD】)
鈴木弘子ランバート(日本語吹き替え版【LD / BD / フジテレビ】)
北村弘一ブレッド(日本語吹き替え版【LD / BD】)
渡部猛パーカー(日本語吹き替え版【LD / BD】)
前田昌明ダラス船長(日本語吹き替え版【フジテレビ / BD】)
野際陽子エレン・リプリー(日本語吹き替え版【フジテレビ / BD】)
青野武ブレッド(日本語吹き替え版【フジテレビ / BD】)
仲村秀生ケイン(日本語吹き替え版【フジテレビ / BD】)
富田耕生アッシュ(日本語吹き替え版【フジテレビ / BD】)
飯塚昭三パーカー(日本語吹き替え版【フジテレビ / BD】)
久保田民絵マザー(日本語吹き替え版【フジテレビ / BD】)
大塚明夫ダラス船長(日本語吹き替え版【テレビ朝日 / BD】)
戸田恵子エレン・リプリー(日本語吹き替え版【テレビ朝日 / BD】)
千田光男ブレッド(日本語吹き替え版【テレビ朝日 / BD】)
牛山茂ケイン(日本語吹き替え版【テレビ朝日 / BD】)
羽佐間道夫アッシュ(日本語吹き替え版【テレビ朝日 / BD】)
麦人パーカー(日本語吹き替え版【テレビ朝日 / BD】)
佐々木優子マザー(日本語吹き替え版【テレビ朝日 / BD】)
原作ダン・オバノン(原案)
ロナルド・シャセット(原案)
脚本ダン・オバノン
音楽ジェリー・ゴールドスミス
作曲ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より引用
編曲アーサー・モートン〔編曲〕
撮影デレク・ヴァンリント
デヴィッド・ジョンソン[撮影](第2アシスタント・カメラ)(ノンクレジット)
製作ウォルター・ヒル
デヴィッド・ガイラー
ゴードン・キャロル
20世紀フォックス
製作総指揮ロナルド・シャセット
制作東北新社(日本語吹き替え版【LD / フジテレビ / BD】)
ACクリエイト(日本語吹き替え版【VHS / DVD / BD】)
配給20世紀フォックス
特撮カルロ・ランバルディ(特殊効果)
ボブ・キーン〔特撮・特殊メイク〕(模型製作)(ノンクレジット)
アントン・ファースト(ノンクレジット)
美術H・R・ギーガー(エイリアンデザイン)
ダン・オバノン(視覚デザインコンサルタント)
ロジャー・クリスチャン(美術監督) / (プロダクション・デザイン)(ノンクレジット)
レスリー・ディリー
イアン・ウィッテカー〔美術〕(セット装飾)
衣装ジョン・モロ
編集テリー・ローリングス
字幕翻訳岡枝慎二
日本語翻訳木原たけし(日本語吹き替え版【LD / BD】)
動物ジョーンズ(ジョーンジー)
スーツアクターエディ・パウエルエイリアン(ノンクレジット)
スタントエディ・パウエル
その他ライオネル・ニューマン(指揮)
あらすじ
「ジョ~ンジィ~、ジョ~ンジィ~......ん?.......ウギャーーー!!!」       宇宙ではあなたの悲鳴は誰にも聞こえない。

あばれて万歳】さん(2004-08-06)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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298.皆さん、想像してみてください。まだ山口百恵がバリバリに歌ってた頃ですよ~。純真な、人殺しのシーンが出てくる映画なんか見せてもらえなかった少年が、1人でこの映画を観てしまったのです。開いた口が閉まらない。脇の下から汗をポタポタしたたらせながら、ポップコーンを丸ごと床に落としたことにも気づかず、膝がガクガクしてしばらく立ち上がれなかった程の衝撃!こんな映画を観てしまった自分の愚かさを呪いつつ、その後ひたすら映画道を突き進むことになったのでした。怖いというのを超越した崇高な高みにまで達した、傑作中の傑作。この映画が退屈!という人が1人でも存在する時代が、僕が生きているウチに来るとは思わなんだ!年をとったんだな・・
正義と微笑さん [映画館(字幕)] 10点(2005-11-20 01:08:36)(良:4票) (笑:3票)

297.デビュー作「デュエリスト/決闘者」でもキューブリックの「バリー・リンドン」を意識していたCM出身のリドリー・スコットは、「エイリアン」では同じく彼の「2001年宇宙の旅」の洗練された映像を手本としたが(これは「スター・ウォーズ」のジョージ・ルーカスも同じで、ルーカスが2年先んじた)、スコットは彼ほど屈折してはいないし「エイリアン」のプロットはシンプルでストレートなものだけれど、特筆すべきはその感覚。 ホラーは特別好まない自分が惹かれるのもそのセンスによる部分が大きい。 スモークやライティングによる効果に加え、ブレットの顔に滴り落ちる水滴やエイリアンの口より流れる水(粘液だけではない)、リプリーの肌に光る汗、脱出艇のジェット噴射などいたる所に水が使われ、有機的な湿った空気が非現実的な世界にリアリティをもたらす。 その中に潜む異生物もまたオーガニック。 悪魔的な画風のH.R.ギーガーが原案者オバノンに送った画集「ネクロノミコン」にあった悪鬼のごときネクロノームⅣをスコットが気に入り、中に人が入れるようリデザインされたものがエイリアンの原型となり(今でもおびただしい数のソフトのジャケットを飾る)、2mのスリムな若者が入った成体は恐ろしくも美しいがわずかしか姿を見せず恐怖を煽る。 7人のクルーを演じる米英混交の俳優もスターはいないがいい役者ばかり、ランバートの場面が削られ魅力的な女性ヒーロー、リプリー(シガーニー・ウィーバー)が際立つことに。 末期のアッシュ(イアン・ホルム)は種保存のためだけに活動するエイリアンの純粋さを称え、怖いのはむしろ彼を送りこんだ企業(=人間)ではと思わせる。 美術や音楽もすばらしく、衝撃的な要素を含みながら優雅でクールな空間に魅了される、監督の「ブレードランナー」とならぶアーティスティックな作品。 「5」を作る予定もあったスコットは、シリーズの「0」にあたる「プロメテウス」を撮り今夏公開する。 レインさん [映画館(字幕)] 10点(2012-03-10 07:00:11)(良:5票)

296.なんだ、【エイリアン】ってタイトルか。ずっと【エイドリアン】だと思ってた・・・・・・・・・・・・すいません、ウソつきました。 ブンさん 5点(2003-10-21 14:55:02)(笑:4票)

295.高校時代、友人と二人で劇場で観ました。席を立って逃げ出したくなるような怖さを感じたのは、後にも先にもこの映画だけです。ジョン・ハートの顔にアレが張り付くシーンに仰天し、友人がどんな顔をしてるか見てやれと隣を伺ったら、彼もこちらを見ていて目が合った。上映中に男同士で見つめ合った映画でした。もちろん、恐さという意味ではそのシーンは序の口で、どこから襲ってくるか分からないエイリアンに乗組員と一緒に神経を擦り減らし、劇場を出たときにはぐったり。同時に危険な宇宙から無事に生還したような安堵感も覚えました。「SF映画」で重要なのは、それらしい大嘘(fiction)をひとつ捻り出し、それ以外の描写はリアル(science)を追求すること。この映画の嘘はエイリアンの存在だけ。それ以外はもの凄く「らしく見せる」ことに腐心している。本作の描写の真実味はエイリアンを怖く見せる演出とも言える。良くできたSF映画は同じ特徴を持っている。モノリスやレプリカントで嘘を付く映画が好例です。SFという概念を自由度の高い設定や嘘の免罪符と勘違いしているSFモドキはたくさんある。しかし、SFとは本来、緻密な表現の中で初めて成立するジャンルだと本作を観ていて思う。10点はSF映画としての完成度に付けた点数です。当時、この映画に続いて「ブレードランナー」を作ったリドリー・スコットの慧眼には感服しています。 アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 10点(2008-09-06 23:22:04)(良:3票)

294.エイリアンの造型、設定はもはやひとつの芸術で、これについてはもはや何も言うことがない。あの異形の、しかし魅力的な怪物は映画ファンの記憶にいつまでも留まり続けるだろう。 

ストーリーはホラーの常套を踏んでいるようで、『ブレードランナー』のようなハードボイルド的な渋い演出が多い。登場人物が一人ずつ死んでいくのは確かだが、いたずらに派手な死に方をさせるのではなく、静かに、非情に殺されていく。息が詰まるような暗闇の閉塞感のなか、たった一人で怪物と向き合わなければならないあの緊張感には吐き気すら覚えた。 

音楽と音響の使い方がまた超一流。怖い場面で派手で陳腐な音楽を流したりはしない。個性的でなおかつ映像とマッチする音楽もすごいが、ここぞという場面ではむしろ沈黙が神経に響く。呼吸、衣擦れ、機械の作動音、エアロックから漏れる空気の音、時計が秒を刻む音――普段はなんでもない音が大きく感じられ、神経は今にもぷちんと切れてしまいそうなほどに張り詰める。自分の心臓の音さえ聞こえてきそうな気がした。 

ところで、エイリアンのデザインなど、性的な要素が盛り込まれていることも興味深い。かの『エクソシスト』が、ロウソクの燭台の影を男性器に似せたりして人間の潜在意識に強く訴えるようなイメージで恐怖を促したというが、こちらの方がずっとあからさまである。 no oneさん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-05 17:12:13)(良:3票)

293.今さっき改めて見て思い出したことがあるので。。中学校の頃の友達「高橋君」がアンドロイドのアッシュのまねをよくしてました。口から牛乳出しながら「メロメロくりゅくりゅ」ってしゃべりながらぐるぐる回ってました。迫真の演技にそれが始まると私も含め女子中心にみんなキャーキャーいって逃げ回ってました。左手のひらで自分の顔全面を覆って右手で手首の下辺りをもって「フェイスハガー」とか、机を3つ並べてその上に寝て、右手の肘を机の下にぐっと下げてからにょきっとだし、手首を蛇拳のようにしてて「チェストバスター」とか。。。。。(すんません、伝わりにくいと思いますが、みんなそのころテレビで放映されるたびにそんな物まねやってませんでした?俺らだけ?)高橋君!また一緒にいろんな映画みたいなあ。 蝉丸さん 8点(2004-09-07 23:07:51)(笑:3票)

292.私が映画というものを意識的に観るようになったきっかけは「真夜中のカーボーイ」とこの「エイリアン」を観てから。「エイリアン」を初めて観たのは25年前のロードショー公開時だったんだけど、宇宙空間を限りなく虚無に、そして限りなく美しく見せるその映像表現に完全にブットンでしまった。オープニングタイトルのデザインからしてスゴイ!!そして極めて単純明快なストーリーとあまりに恐ろしいエイリアン!本当にこの映画は近代映画の金字塔だと思います。当時25年前はビデオとかは当然まだなく、映画はロードショー公開→テレビ放映という順序で人の目にふれられたのですが、このロードショー公開からテレビ放映までの期間が長いほど業界での評価が高いということになっていました。平均的な映画で1年ぐらいで、私の記憶上もっともその期間が長かったのが「ポセイドンアドベンチャー」で2年ぐらいだったかな。そこでですが、この「エイリアン」はなんとたった半年!業界では完全にB級ゲテモノ映画の扱いだったわけです。ホントにホンマに頭に来ましたなぁーー。でもしかーし!今ではすごくたくさんの映画好きの方がこの映画を、そしてリドリー・スコットを評価している。ホレ見てみー、ザマーミサラセ!!!なのラ。 メロメロさん 10点(2004-06-13 00:50:48)(良:3票)

291.この映画を見て「恐くない」と言う人がいるのは、ちょっと信じ難いが、よく考えたら当たり前なのかもしれない。
「エイリアン」はすでに日本語になっており、この映画を初めて見る人でも、ほとんどの人はどんな映画か想像ついてしまうだろうから...

この映画の公開当時は、もちろんそんなことない。
当時中学生だった自分にとって、alienは初めて見る英単語だったから、映画館に行く前に辞書を引いてみた。
1番に「外国人、異邦人」と書いてあり、自分は「異邦人」を取ることにした。
ちょうどその当時、あるテレビCMで「ちょっと、振り向いて、みただけの異邦人~」という、とても印象深い歌が流れていたのをよく覚えていたからだ。
少し後にレコード化されて大ヒットするこの歌は、久保田早紀の「異邦人」。
自分は「ちょっと、振り向いて、みただけのエイリアン~」などと、つまらない替え歌の鼻歌まじりで「宇宙怪獣物」の映画を見に行った。
当時はこういうカテゴリーで呼ばれてた。もしくは「宇宙モンスターのパニック物」。「SFホラー」なんて誰も言ってなかった。
だから、「主人公がカッコよく怪獣をやっつける話だろうな」と思ってたんだけど......

実際に映画見たら、とんでもなかった。
初っ端のタイトルが出るところから、早くも「これはなんかヤバそうだ」と思った。
そして物語が後半になると、恐怖のあまり、何度も「これは映画だ!これは映画だ!」と心の中で叫び続け、それでも耐え切れず、何回か下を向いてスクリーンから目を逸らした。
ようやく終わったあとも震えが止まらず、恐さを紛らわすために、もう1回連続で見た。
当時はこういうことが可能だったから。
2回目は、さすがにスクリーンから目を逸らすことはなかった。
でも、朝、鼻歌交じりで映画館に入った生意気な中学生は、夕方、まだ真っ青な顔で映画館を出た。
映画でこれだけの衝撃を受けたことはなかったし、その後もなかった。
自分が若かったせいもあるし、家のテレビが14インチモノラルの時代に、テアトル東京という巨大スクリーンの映画館で見たせいもある。
でも、一番なのは、映画の内容が凄かったからに決まってる。
自分は、今のトシになっても、「alien」という文字を英文で見かけるとギクっとする。
どうしても、その言葉に「倒すべき敵」という意味が含まれているように思えてしまうのだ。 まかださん [映画館(字幕)] 10点(2013-09-16 03:36:51)(良:1票) (笑:1票)

290.設定的にはSFだが、その実、丁寧に基本を押さえたホラー映画である。
「密閉された狭い空間で強く凶暴なものと一緒にいなければならない」という恐怖を、これでもかというほど徹底して描いている。
セットの趣を大きく二種に分け、映像にメリハリをつけている点も良い。
キャメロンのマンガ的なパニックアクションも悪くはないが、やはりエイリアンはこの一作目にかぎる、というのが個人的なつぶやき。 肛門亭そよ風さん [DVD(字幕)] 8点(2013-02-24 07:13:14)(良:2票)

289.芋虫の背中が割れて全く違う形のサナギに取って代わったのを目の当たりに見た時、物凄いものを見たと思ったけど、ダン・オバノンも自然界や昆虫などの不思議な生態に触発されてこの映画のアイディアを思いついたんじゃないかなと思ってます。そのエイリアンのデザインを手がけたギーガーを起用したのがスコット監督らしいけど、この映画を観た人の何割があの宇宙人の頭がでっかいオティンティンだということを知っているだろう。製作段階では「頭おかしいんじゃないか」みたいな周囲の反応の中、監督はギーガーのデザインを強く買っていたそうです。ストーリー展開も、公開前は「もっと早めに見せ場を作れ」という上の反応だったそうで、それはあの名作「猿の惑星」でも同じことがあったそうです。でも、どちらの映画も「はいはい、ではそうします」とはならずに、長く引っ張っておいて突然たたみかける演出を断行した結果、大ヒットしました。スコット監督は当時まだそれほど有名ではなかったけれども、それだけに作品にかける感性と決断力はスゴいと思います。そしてスコット監督を起用したウォルター・ヒルも偉いと思います。冒険する勇気を持った人たちが集まらないと、こういう映画は作れないのだろうなと思います。 クライマックスで「幸運のお星様・・・」と祈るシガーニーのセリフは彼女自身が提案したというのも拍手。ただ当たり役をもらったのではなく、自分が預かった役を最高に演ずる努力もあったから、彼女はこの作品で成功者になったのだと思います。 だみおさん [映画館(字幕)] 10点(2009-12-14 18:09:57)(良:2票)

288.公開当時はスターウォーズに代表されるように,折りしもSF映画ブームのど真ん中。「SFは痛快!」,「SFは未来!」といった享楽色に染められていた。そんな時に,一発ドカンと投下されたのが本作である。上映が始まってしばらくすると館内には絶叫と悲鳴が交錯しだし,「うるさいのー,まったく…」とぶつくさ言っていた私も,気がつけばパンフの端から恐る恐る覗き見る始末。劇場でこれほど恐怖した映画はなかった。孵化したエイリアンが乗組員を次々と襲っていくところは,とても怖ろしくて正視できない。H・R・ギーガーの異界の住人を思わせるエイリアンの造形が一役買っているのは今更言うまでもないが,煎じ詰めればリドリー・スコットのディテールに対する異常なまでのこだわりが,これら恐怖のすべての源泉ではないか。つまりそれはノストロモ号の重苦しいリアル感(航空機部品で造ったという)であり,スモークを効果的に使った光と影の演出であり,そして極限に追い込まれた人間の放つアドレナリンの臭い等である。実際,乗組員達の絶望がスクリーンから色濃く漂ってくるようで,息苦しくなる。聞くところによると,リドリー・スコットは撮影直前まで,俳優達にエイリアンがどのような姿なのか明かさなかったらしい。映像で観る彼らの恐怖はまぎれもなく本物であり,我々もまた期せずして監督の意図に乗せられてしまう。SF映画史の上位にランクされるべき傑作だ。 9点。 Roxyさん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-05 09:16:22)(良:2票)

287.本作品で秀逸なのがエイリアンそのものだと思っています。卵→孵化したフェイスハガーが被寄生体に幼体を注入→ある程度大きくなった幼体(チェストバスター)が食い破りながら被寄生体外へ→脱皮しながら成体(エイリアン)へ。二十顎を持ち、内側の顎が舌の様に出し入れできるという構造に無理がないように後頭部を異様に大きくしたそうです。それがまた美しいまでにグロテスク!どうやったらこの様な生物を創造できるのであろうか。この後、この手の映画はたくさん出ていますが、エイリアンそのものに打ち勝たない限りこの映画を超えることはないと思っています。 中岩無洋さん 9点(2004-03-02 11:06:59)(良:2票)

286.リドリー・スコットの味。流石に光と影の魔術師で、硬質で野暮な金属の構成体たる宇宙船内部すら、どこか高尚でありながらも色気の漂う映像空間に変えてしまうそのセンス。1つ1つの陰影全てが不敵なまでの計算の下に映し出される。美しい。閉鎖空間で繰り広げられる、これ以上はないというまでの心理戦。「宇宙人との対決」というテーマは、一歩間違えたらB級映画にまで陥落しかねないのに、この作品にはそこはかとなく高貴な雰囲気が漂い、圧倒的なまでに詩的。SFホラーの金字塔とまで昇華されている。ただ1つ指摘するなら、人物描写が物足りないような気がした。登場人物の背景が一切見えず、主人公のリプリーという女性の魅力すら伝わらない。残念ながら彼女は私には、ただ自己中心的で強気の女性、というようにしか見えなかった。まあ、主役はむしろエイリアンだからいいのかな。相変わらず私の好みのテイストの映画ではないけれど、このシリーズには、好き嫌いの範疇を超えた、その功績に対する1つの敬意としての高評価を呈示します。 ひのとさん 8点(2004-01-21 16:14:16)(良:2票)

285.「スター・ウォーズ」を皮切りに、空前のスペースオペラブームに沸いた70年代末期。アメリカはベトナム戦争とJFK暗殺の暗い時代からようやく脱却し、人々が未来への夢と希望に溢れていたこの時代、「宇宙ではあなたの悲鳴は誰にも聞こえない」という名コピーと共に、突如夢と希望の空間を隔絶された恐怖の密室へ転換させてしまったのがこの作品である。いきなり人々の憧れに「NO」をつきつけたのも新しければ、それまで難関をくぐり抜けた一握りのエリートたちばかりだったはずの宇宙船の乗組員が、貨物船に乗り組む肉体労働者たちという宇宙を労働の場とするブルーカラーに設定したのも新しい。これってアレですよね、現代ならさしずめマグロの遠洋漁船に乗り組んでる人たちみたいなやつですよね。元々がそういう連中だから、宇宙で発見した異質な生命体に科学者ほどの危機感を持たない。「なんだこれ~」と軽いノリで、ちょっと調べてみちゃったりする。この安直さがやがては宇宙船ノストロモ号を壊滅の危機に追い込んで行くワケだが、ジョン・ハートやイアン・ホルム、ハリー・ディーン・スタントンやベロニカ・カートライトなど、渋めのバイプレイヤーを集めながらも、始まった時点では誰が助かりそうなキャラで誰が真っ先に死にそうなのか全然読めないところもミソ。集団ホラーにありがちな「主人公は絶対死なないの法則」を適用させないようにしたことで、オチが皆目予想できなくなった。H.G.ギーガーのグロテスクな世界観の中で、絶対に殺すことのできない超完全生物エイリアンと丸腰のブルーカラーたちの壮絶な戦いは、他をの追随を許さない圧倒的な存在感で映画史上に燦然と輝き続ける。 anemoneさん 10点(2003-12-08 23:03:19)(良:2票)

284.SFホラー映画の最高傑作! しかもエポックメーキング的な存在で、これ以降のホラー映画に多大な影響を及ぼしたのは言うまでもないでしょう。監督リドリー・スコットの緊迫感溢れる演出は見事の一言で、リアルでスキの無い描写も一級品。脚本家ダン・オバノンの予断を許さぬストーリー展開も申し分ない。誰が生き残るのか、どんな手段でヤツを退治するのか、最後の最後まで画面にクギ付け。まあとにかく、スプラッタ描写以外は褒めちぎりたくなる程の見応え満点な作品というわけです。とどめは何と言っても、芸術家 H・R・ギーガーの手によるエイリアンの造型美でしょう。その画期的でどう猛なデザインは見る者を驚嘆させ、血液は強力な酸という設定も悪夢的イメージを増幅させている。また洞窟内の不気味な描写もいう事なし。監督のR・スコットをはじめ、H・R・ギーガー、ダン・オバノン、そして女優のシガニー・ウィーバーらを世に知らしめた記念すべき作品だった。 光りやまねこさん 10点(2003-08-02 23:19:07)(良:2票)

283.中学生の時のテレビ放送が初見。とても怖くて見たことを後悔したほどだが、
なぜか画面にくぎづけで見ることをやめられなかったのを記憶している。
それ以降もVHS、DVD、ブルーレイとメディアの進歩に合わせて、購入して、見続けてきた。
今でも時々見たくなってしまう。SFホラーの最高傑作である。
デザイン、音楽、ストーリー、すべてにおいて一級品。
当初はエイリアンの造形に関する情報も少なく、雑誌等をむさぼり求めたものだ。
3作目以降はエイリアンもすっかりCG化されていまい、魅力半減で非常に残念。 puta-ppさん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2017-09-24 15:20:48)(良:1票)

282.続編が続きましたが、やっぱり1が一番好きです。 movie海馬さん [映画館(字幕)] 7点(2014-11-22 18:51:11)(良:1票)

281.79年当時でこの映像技術・・、凄いなあ。初見の時「あ、宇宙船の中ってこんな風なんだ」と素朴に信じたくらい凄い。パイプが何本も交錯する機関室や船体爆破装置の重厚感に心奪われる。無駄を一切廃したスリリングな展開のシャープなこと。S・ウィーバーの男らしさに惚れ惚れ。猫の目を通して凄惨な場面を想像させたり、遠隔地のビーコンで恐怖を煽る手法も未だに新鮮で粋(?)。グロすら芸術の高みに昇華した、唯一無二の正に名作。 tottokoさん [映画館(字幕)] 10点(2011-11-27 16:33:50)(良:1票)

280.エイリアンのデザイン、重厚なセット、
閉塞された空間で巻き起こる恐怖、そして貨物船に隠された秘密。
それらがうまく絡み合い、凄まじい迫力と緊張感で鑑賞者を惹きつけてくれる。
ギーガーは人間が一番恐怖を抱く造形をイメージして、エイリアンをデザインしたと聞いたけど、
唯一不満だったのは、コミカルな動きを見せるシーンが数カットあったところかな。
最近ディレクターズカット版を見て、また楽しませてもらった。
30年以上経っても、まったく色褪せないSFサスペンス。 MAHITOさん [映画館(字幕)] 10点(2011-08-15 07:18:51)(良:1票)

279.ともかく画で魅せるリドリースコットの真骨頂。宇宙船の内部、宇宙船、そしてエイリアン、全部がかっこいい。内容から見ればただのモンスターものだが、もっと味わうべきものがこの映画にはたくさん隠れていると思う。 峠のわが家さん [DVD(字幕)] 9点(2010-12-17 21:18:21)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 394人
平均点数 7.88点
000.00% line
100.00% line
210.25% line
341.02% line
492.28% line
5174.31% line
6287.11% line
78120.56% line
811428.93% line
97819.80% line
106215.74% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.13点 Review30人
2 ストーリー評価 8.50点 Review40人
3 鑑賞後の後味 8.28点 Review38人
4 音楽評価 7.94点 Review34人
5 感泣評価 4.57点 Review21人

【アカデミー賞 情報】

1979年 52回
視覚効果賞H・R・ギーガー受賞 
視覚効果賞カルロ・ランバルディ受賞 
美術賞ロジャー・クリスチャン候補(ノミネート) 
美術賞イアン・ウィッテカー〔美術〕候補(ノミネート) 
美術賞レスリー・ディリー候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1979年 37回
作曲賞ジェリー・ゴールドスミス候補(ノミネート) 

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