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【クチコミ・感想(10点検索)】
4.重いがおもしろいという傑作時代劇です。薄気味悪い鎧かぶとが表われる冒頭から、ただならぬ雰囲気を漂わせてくれた。しかも、喰うに困ったみすぼらしい浪人者が、切腹をしたいので庭先を借してくれという着想自体がおかし過ぎて引き込まれる。みなさんがおっしゃるとおり、橋本忍の先が読めそうで読めない筋書きが抜群におもしろく秀逸。(原作は滝口康彦) 監督小林正樹の力量のある演出はもちろんのこと、武満徹の不気味だが渋みのある音楽がこの作品を独特のものに仕上げている。《ネタバレ》この映画では仲代達矢(津雲半四郎)と三國連太郎(御家老)との会話のやりとりが見どころなんですが、個人的には、石浜朗演じる千々岩求女が哀れなてん末をたどる一連のシーンが強烈でしたね。うぐいすの鳴き声が聞こえる中、「ああ、夢のようだ」から一転して奈落の底へ。無念、残念、何という哀れ。介錯人の言う「ぐいっとひけい」「ぞんぶんにひきまわされい」などブラックユーモア調の台詞廻しに加え、津雲半四郎がニッと笑みを浮かべ「明日は我が身ということもある…」の皮肉たっぷりの世迷い言が何とも妙味。また、当時の武士社会の非情さと面目を絶対視する滑稽さ、そしてお家取り潰しとなった浪人の惨めさをもきっちりと浮き彫りにするあたりは、さすが小林正樹監督らしいと思います。 【光りやまねこ】さん 10点(2004-03-22 14:59:08)(良:1票)
3.時代劇として、また日本映画の中で第一級の出来。最初から最後まで画面にある種の緊張感がただようなか、仲代達也の演技が出色。特に開始早々の茫洋とした表情が何を意味するのかが分かってきたとき、彼の演技力の深さに感動を覚えた。 【駆けてゆく雲】さん 10点(2003-12-27 21:19:18)
2.武士道の醜さを壮絶に描いている。それが現代社会にも通じてしまっている以上、悲しい気分を持って見てしまう。 その中で、自分の正しさを示そうとする仲代達矢にどうしても反抗できない気分になる。
ラストサムライなんてクソだと思う。これが本来の武士道の姿だと思う。 【セクシー】さん 10点(2003-10-31 03:44:14)
1.とにかく原作がいい。そしてなんとも豪華なキャスト。竹光で切腹させるシーンは圧巻。 【たけぞう】さん 10点(2002-08-06 11:12:08)
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【点数情報】
Review人数 |
162人 |
平均点数 |
8.33点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 3 | 1.85% |
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4 | 1 | 0.62% |
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5 | 3 | 1.85% |
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6 | 7 | 4.32% |
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7 | 25 | 15.43% |
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8 | 39 | 24.07% |
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9 | 47 | 29.01% |
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10 | 37 | 22.84% |
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【その他点数情報】
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