みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
60.成り上がり物なのに高揚感が感じられず、でもそれでいて途中で見飽きるという事はない、何とも言い様のない映画でした。あと盾も防御策もなく生身で突撃したら只の的、そりゃ死にますって。あの時代の兵隊は本当にあんな突撃してたんでしょうかね。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-11 22:00:05) 59.膨大な労力を費やして、人生の無常を証明する映画。なので共感や興奮を覚えるような、鑑賞者を充足させるような演出をわざと外しているきらいがある。そういうアンチテーゼをテーマにして3時間の映画を作ってしまうあたりが、この監督のフツーじゃないところ。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-10 11:27:20) 58.ヨーロッパの広大な風景と生臭い人間の業が対になっていてよかったです。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-02 23:31:27) 57.「祇園精舎の鐘の声・・・」ってのが思い出されましたよ。エピローグが全てを物語っていますな。三時間超の長さを感じさせない佳作です。にしても当時は作戦もへったくれもないあんな馬鹿な戦い方を本当にしてたんですかねー? 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-25 21:58:55) 56.キューブリック映画としては至ってまともにみえる貴族成り上がりストーリーですが、美しい景色と映像、変な音楽の使い方、舞台や状況は変わっても起伏に乏しい展開と、何を考えているか最後までわからない主人公もあいまってこちらに感情移入させる気がないのか、蚊帳の外で鑑賞している気分でした。3時間もボーッと紳士と貴族の衰退を見ていただけで、どうにも感想が出しにくい。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-15 17:38:50) 55.キューブリックは、やはり初期のモノクロ作品の方が良いですね。 本作は、『アマデウス』に似た作風である様な気がします。 音楽、映像は素晴らしいのですが、どうも役者陣に魅力を感じないのです。 個人的に、一代記モノがあまり好みではないというのも関係していますが、期待していたほどには満足できませんでした。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-09 02:21:26) 54.内容はいいと思うのですが、長くてつらい。映像が綺麗で、この時代の作品とは思えないほどでした。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-02-03 11:33:18) 53.僕は逆ですね。ゆったりしてて尺も長いんだけど、眠たくならなかった。丁寧の極み、みたいな感じがよかったのでしょうか? 内容は、はっきりいっておもしろいとは思いませんけど 【ようすけ】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-12-11 05:05:14) 52.映像の美しさへの執着心はやはりすごいと思いました。今の時代に撮影してもこれほど美しくは撮れないでしょう。 そして最後のセリフ。壮大な叙事詩とそれが一瞬にして自分の背景になる感覚。なんなんだ、一体。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-09-21 20:44:43) 51.風景が綺麗なシーンがいくつかあった。2001年みたいにもっと映像美に拘ってくれてたら良かったのに。時計じかけ・・2001年・・博士の異常な愛情・・・現金・・・と観てきましたが、これだけは楽しめなかった。何故だろう、何故だろう。全く理解出来なかった。評価も悪くないしつまらないはずが無い・・・もう1度観て理解したいなぁ・・・という気持ちはあるが3時間と言う時間の長さがそうしようという気にさせてくれない。観終わった後凄い疲れた。以前ゴッドファーザーのⅡとⅢをぶっ続けで観たけどその時と同じぐらい疲れたのは何故だろう、何故だろう。もう中世ヨーロッパは観たくないよ。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-01-24 18:54:30) 50.決して全面的に主人公に共感出来たわけじゃないのですが長尺を飽きずに最後まで見れたのは語り口の上手さとじっくりと画面を見せつつも意思を持ったように動くカメラワークの巧みさによるものだったと思います。繰り返し奏でられるテーマ曲も独特な哀感が強調され印象に残りました。晩年の「アイズワイドシャット」はラストがあまり評判がよくないようですがこの「バリー・リンドン」でのラストの皮肉たっぷりの口上を見てキューブリックの反骨心がこの当時からずっと変わってなかったんだとわかり少し嬉しくなりました。 【MEL】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-27 18:53:05) 49.ロココ絵画の名作を思わせる、夢のように美しくて荘厳な映像。絵画を観るのが好きな人なら、これだけでも観る価値があると思う。脚本も恐ろしく完成されており、映像がそうであるように全体の構成が完璧なシンメトリーを描いている(前半は決闘に勝利したバリーが故郷を追われた後に富と名誉を得るまで、後半は財産を浪費したあげく名誉を失ったバリーが決闘に敗れ、故郷へ舞い戻るまで)。登場人物への感情移入を拒否するような作りも面白い。バリー・リンドンは間違っても善人とはいえないが、かといってとんでもない悪党と言い切ることもできない、ある意味ではすごく人間くさいキャラクターだ。エピローグの言葉を人間に対する否定ととる向きが多いようだけど、逆に救いを読み取ることもできないわけではない。ブロンテの『嵐ヶ丘』の結末にも似たような言葉があって、そちらは激しい生を全うした人物たちがようやく安らぎを得た、という慈愛の意味で使われている。栄光を求めて這い上がり、最後には己の欲望に足をとられて転落したバリー・リンドン。ひとりの人間の生涯を、綺麗な部分も醜い部分もひっくるめてまるまる映画にする。ただ「彼が生きた」ということをありのままに提示する。人間を描く方法として、もっとも実直で嘘のないやり方だ。いつものキューブリック作品には人間に対する皮肉や批判が見られるが、今回は趣きが違う。人間の愚かさを受容する、キューブリック流の人生賛歌を唄っているのではないかとも思えた。 【no one】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-03-31 19:38:20)(良:2票) 48.溜息ものの美しさ。正直いって長かった。ラスト数分が一番おもしろかった。最後の言葉がまさにキューブリック。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-28 23:22:03) 47.動く絵画。登場人物の演技よりも、景色が綺麗で目を奪われる。3時間は長いが、印象的なシーンが多く、何かがあとに残る。無常感。 【Vanilla】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-27 18:22:35) 46.美しい映像に美しい音楽、そして下手な演技。最高だ、キューブリック最高だ!男版「風と共に去りぬ」って感じですね。風と共に去りぬでは、主人公の傲慢な感じに共感できずビビアンリーの熱演にもかかわらず不満を抱いてしまった僕が、主人公に観客を共感をさせないように演じさせたバリーリンドンでは見事にやられてしまいました。小説の映画化は、小説で描ききれた主人公の心理描写が省かれてしまうので、納得できないことが多々あります。その例が風と共に去りぬであり、最初から主人公に共感を抱かせないようにして映画の弱点を見事に克服して見せたのがバリーリンドンだと思います。このあたり、キューブリックの手腕はさすがです。映画を知り尽くした巨匠だからこそできる映画史に残る試みですね。なのに他のキューブリックの異色作(これらは言うまでもなく名作)の影に隠れている感じがとても残念です。 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-15 00:23:53) 45.確かに映像はものすごく美しいんだけど、「博士の異常な愛情」「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」のSF三部作と比べるとどうしてもストーリーに物足りなさが残る。バリーにあまり魅力を感じないせいかもしれない。あと、この映画を観ていると『2001年~』のナレーションを直前でカットしたキューブリックの判断はやはり正しかったと思わざるを得ない。観る側の解釈の自由もへったくれもないもん。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-26 23:33:26) 44.皆さんのレビューに多く有るように、この映画は本当に“絵画的”なビジュアル表現が成されています。色使いはレンブラントorマネを思わせるし、光の捉え方などはフェルメールのように神々しい。特にシンメトリーの構図や奥行きの捉え方などを見る限り、美術的なセンスに抜きん出ているように思える。こういった写実的な作品が作れるかと思えば、『時計仕掛けのオレンジ』のような印象派的で現代美術的な作品(ウォーホールorサフディ)も有る。感心するのは原色による補色の使い方が特に上手いこと。 つまり、この監督は写実は的な感性と印象派的なセンスを併せ持っているのである。普通は(かつての芸術家たちは)どちらかに別れるモノなのですが・・・。そこがキューブリックの凄さなのである。「何だか分かんないけど、世間でスゴイ!と言われているから凄いんだろう」と適当にあしらってはならない作品ですよ。コレは。 美術的なセンス、ビジュアル的なセンス、カメラ知識の豊富さ、皮肉がこもった反社会派的な洞察力、台詞の面白さ、脚色の上手さ・・・。天才と言うしかないですね。 【おはようジングル】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-09-02 17:09:31)(良:1票) 43.映像、美術とても素晴らしく美しい。平民が貴族に成り上がりそして没落していく様を哀しく綴っている。長かった・・・救いが無かったのも追い討ちだったし。 【HIGEニズム】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-08-16 13:13:34) 42.一人の不埒な人間が徐々に上り詰めるストーリーだが、他のキューブリックの作品同様にどこか癖があり、決して気持ちよく伝えようとはしない。全体通して素直に大団円にならない微妙な空気を漂わせるつつ、主人公が歩んだ波乱な人生を3時間に及ぶ素晴らしい映像美で淡々と見せる。そして最後の最後で、今まで見せてきた浮き沈みの人生を否定(ゼロに)する形で、短い文章で思いっきりぶちまける。終わりまで『ありがちなストーリーだなぁ…』と思ってましたが、最後のメッセージでキューブリックの作品だ!と実感出来ました。 【oO KIM Oo】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-07 08:03:16) 41.キューブリックの中じゃあんまり好きじゃないな。 【Sleepingビリ-】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-07-26 18:52:08)
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