みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.原作が好きなのでちょっと点数低めです。映画なので仕方ないのでしょうが、所々大袈裟というかくどいな…と感じるところがありました。音楽のせいかもしれませんが。あとモノクロにしてしまったのも文芸作品と意識しているようで鼻についてしまった…。でも人にすすめられる良い作品なのは間違いないと思います。 【へっぽこ】さん 7点(2004-12-15 02:34:42) 5.宮本文学全般に漂う「死生観」を上手く掬い取って視覚化した名作です。当時加賀まりこばかりが絶賛された記憶が有るが、他の出演者の方、特に田村高廣がふとした拍子にみせる、人生の残酷な部分を知ってしまった男の疲れた表情は素晴らしいと思う。藤田弓子のお母さんが子供たちに注ぐ眼差しの暖かさも良し!別れのシーンも含め忘れ難い箇所は幾つもあるが舟べりで子供達が蟹を焼き殺す場面は秀逸。 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(邦画)] 10点(2004-08-29 10:41:37) 4.昭和31年の大阪。戦後10年以上たっても戦争の記憶はまだ生々しく暮らしも貧しい。 学校にも通えず廓船で暮らす姉弟の悲しさは胸に迫るし、うどん屋のノブちゃんとの友情、のぶちゃんの父母のやさしさなどしみじみとした情感を感じる。 愛情に恵まれ貧しいながら幸せだったノブちゃん以外は皆それぞれ胸の奥に悲しみを持っている。そのノブちゃんにもいろんな出来事が起こって小さな悲しみを知ることになるが、作品にはそんなみんなを包み込むような暖かさがある。 自転車の車軸回しの遊びや着ている服、赤銅鈴ノ介のラジオ番組、出回り始めたばかりのテレビの相撲などなど、そこかしこに当時の様子が描かれていてノスタルジック。これがまたモノクロゆえに一層効果的。 子供たち(特にきっちゃんの面構えがいい)はじめ田村、藤田の夫婦などの出演者もとてもよかった。 【キリコ】さん 8点(2004-08-18 21:14:41) 3.経済白書に「もはや戦後ではない」と記された昭和31年、しかし子供達の視界の其処彼処に、そして大人達の心の中には確かに戦後があった。いや、そこはまだ終戦さえ迎えていなかったのかもしれない…。個人的に一番のシーンは、喜一がおもむろに「戦友」を歌い出したシーン。ここには思わず笑ってしまったのと同時に、何とも言えない悲しさを感じた。また、藤田弓子が凄い女優だった(過去形でいいのかな?)のにも驚いた。全体としては良作だと思いますが、ノスタルジーを前面に、そしてくどい位に押し出してしまったラストが作品の魅力を減耗してしまったと思う、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2004-08-16 13:33:21) 2.すごく丁寧に作られた作品だなーって感じでした。俳優さんの演技も良かったあ。田村高廣演じるお父さんはいかにも「古き良き、日本のお父さん」で、寡黙な中に滲み出る優しさが魅力的。藤田弓子のお母さんもいかにも「母は強し」な包容力を感じさせて素敵。あと子役の三人、特にきっちゃんが素晴らしい。どうやって演技指導したんだろう?作品の内容も戦後の荒廃から立ち直りつつある中で尚も人々の中に残る戦争の傷跡を瑞々しく描いていてしみじみしました。ただ・・・きっととても水準の高い作品だからこそワガママを言いたくなってしまうのだろうと思うのだけど、もうちょっとラストを盛り上げて欲しかったような気もしました。あるいは逆にばっさり描写を省略してしまうとか、ね。 【ぐるぐる】さん 7点(2004-07-27 17:40:38) 1.風景のすばらしさ(絵はがき的な美しさではなく)、親子の情愛、作品全体に漂うノスタルジアの趣。どれをとってもわたしには、中国映画「山の郵便配達」より数段上だと思いました。ま、勝手な比較ですが。私の中ではほぼ満点なのですが、主役少年の皮下脂肪に減点1。 【karik】さん 9点(2004-05-07 19:09:43)
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