みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
19.小中学校の頃の恋愛ごっこを大人になっても引きずっているなんてこと,普通はないでしょう.最後に歌で無理やりごまかして終わらせてしまうのも,この話ではいたしかたない所か. 【マー君】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-09-13 16:25:15) 18.以前から思っていたことだけど、この映画を観て再確認したのがアニメーションという手法の特殊性。実写に比べて重みや深さで劣ることもあるが、絞ったテーマを「ピュアに抽出」して表現できるという特性を持っている。例えば第一話の雪で列車が遅れるシーンは「焦りと不安感」が切実に表現できていると思うけど、仮に絵がそのまま実写になったらどうだろう? 列車や駅のディテール、他の乗客の表情といった情報まで目に入ってきて、主人公の心情にどこまで肉迫できていたかには疑問符が付きます。不必要と思われる情報を自由に割愛できるからこそ、伝えたいことだけに焦点が絞られて、演出意図を浮き彫りにできる。もちろん、上手く演出された時に生きる特性ですが…。 ストーリー自体はどこにでもあるお話です。成就しなかった初恋は当事者の人生に何らかの痕跡を残し続けるものです。その誰にでもあるお話を、アニメーションならではの「抽出」によって見応えのあるものに昇華した作品だと思います。 個人的にはキャラクターが喜国雅彦氏が描くマンガに似ている気がして、いきなりお下劣な冗談を言い出さないか最後まで不安でした(笑)。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-09-05 03:44:13) 17.風景はきれいです。 お話の内容は、うーむ 私が高校生だったら あるいは きゅ~んときたのかもしれないケド。 新海さんは ハルキストらしいけど たしかに台詞にその傾向が感じられました。 【ckeru】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-09-02 19:48:44) 16.ストーリー自体はダメ男のグジグジした愚痴以上でも以下でもないのでどうでもいいんですが、やはり注目はその映像の美しさ。もはや2次元アニメーションの限界に達した感さえあります。ただ、背景画と動画の質感の落差が大き過ぎるのがやや難点。もう少し動画部分(特に人物)が緻密に描かれていたらよかったんですが…。 【とかげ12号】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-08-06 22:45:01) 15.すっきりしない。 【なますて】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-07-17 23:03:32) 14.これだけ絵がきれいだと、実写よりも説得力がありますね。自分がもっと若くて感受性豊かなときに観ていたら、評価も違ったかも。 【よしふみ】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-06-30 09:25:17) 13.歩む方向が1度違っても1km先ではずいぶんと離れてしまうのものです。初恋の相手とずっと同じ方向を見て歩いてはいけない現実を切なく美しい映像で映し出します。ノスタルジックに浸れる映画ですね。 【東京ロッキー】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-05-10 14:26:17) 12.映像も音楽も脚本も、何もかも全てが高水準。 初恋の切なさを鮮やかに描いた傑作。 一度は見ておくべき。 「…初恋かぁ、遠い日の花火だの。今、あの子はどこで何をしてるんだろう… 幸せならいいな…ってか元気ならそれでいいや。 俺なんか今こんなんだよ、胸張って会えないよな… そういや同級生のあいつは結婚して子供が二人で…(以下略)」 と、鬱スパイラルに陥らぬようご注意を。 【ふくちゃん】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-03-28 02:11:36) 11.映像が繊細で美しい。三話仕立てですが、どれも中途半端に終わったのが残念。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-03-22 07:36:09) 10.映像は綺麗。空や電車、駅といった映像の美しさには衝撃を覚えた。しかし、内容は子供の頃の初恋の思い出を美化したような感じで、リアリティさが感じられなかった。 【茶畑】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-03-13 23:39:04) 9.美しい映像美と淡々としたストーリー展開が交差して、観る者にどこかにずっと置き忘れていた淡い恋心や切なさをいやがおうにも思い出させてくれる作品。 季節の移り変わり、電車の響き、駅での出会いや別れなど、日本人の心情にグッと迫るモチーフをしっかりと抑えながらも決して泥くさい感じにならないのは、無理矢理に話を引きずろうとしない作者の潔さに拠るところが大きいのだと思う。 映画というよりも「芸術作品」と呼びたい一本です。 【ライアー】さん [DVD(邦画)] 10点(2008-02-19 20:03:32) 8.桜が満開というのに、夏の強烈な陽射し。空には、季節感の無い雲が無秩序に並び、それはときにラッセンばりの空想画になる。そして、異様なほど高いところを飛んでいる鳥。監督やスタッフは、自然の空や風景を知らないのではないかと思わせる。 □ □ □ 連作ということではあるが、1話のあと、何があったから2話の彼になったのか、2と3の間に何があったのか、行間が広すぎて理解できない。ただ、エナメルのようなツルツルした感触の映像が続き、最後には歌でごまかされる。ちょっと、いただけないなぁ、このアニメ。 【駆けてゆく雲】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-01-27 13:52:39) 7.とにかく空の色が高くて深くて、驚嘆。インタビューを拝見したところ、新海さんは「人の手で書いた絵はどんなに写実性を心がけても所詮主観が混ざるのだから、いっそのこと主観に沿った風景を」といった旨のことをおっしゃっていた。当たり前といえば当たり前のことではあるけれど、映像表現の世界ではそうした方向にまだまだ開拓されていない可能性がたくさんあるのだと思わされた。脚本に賛否両論があるのは理解できるが、彼がアニメーションにしかできない方法を模索し続けていることは確かだ。ただし、膨大なロケハンによって支えられた背景に比べて、あんまり人物の画には執着が感じられないのはやや残念だった(好みもあるかな)。 モノローグの多用は拙いとみるべきなのか作風ととるべきなのか未だにつかみかねるところがあるけれど、正直涙腺が緩んだりもした。共感を抱いてしまうとけっこうきつい(そして山崎まさよしはマジで反則)。でも次回作はそろそろ違った方向のお話を見せてもらいたいなあ。 余談:監督インタビュー中、普通に入ってくる猫に和んだ。 【no one】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-12-23 01:22:25) 6.絵がとてもきれいなんだけど、ストーリーがあまりに甘ったるすぎて、ちょっと食傷気味になってしまった。でも、たぶん中学高校の頃の自分だったら10点とかつけてたおそれがある。現在中高生の方は、きっと面白く見ることができると思います。ジュブナイルが読めなくなるように、多くの人は、大人になったらこういう映画が見れなくなるのだと思う。 【コダマ】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-12-16 23:33:54) 5.本当に秒速五センチメートルぐらいのゆっくりとした映画。 二話目は私も体験がある。片思いの人だったが、ずっと友達のままであった。 すぐそばにいるのに二人の間の何かはゆっくりと、本当に一日五センチぐらいの速さで遠ざかっていく。やがて、途方もない距離になってしまう。どんなにあがいても頑張っても、無情にも巨大なる現実には勝てない。その人は空回りしている私に気づかずに遠くを見ている。遠くに駆け出していく。やがて、見えなくなってしまった。すぐそばにいるのに・・・。でも諦め切れない。諦め切れないまま終わってしまう。また、自分もほかの人から遠ざかっているのかもしれない。それはわからない。わからないけど、やはり自分の道を駆けていくしかない。毎秒五センチぐらいの、ゆっくりと、しかししっかりとした足取りで・・・。そのように回想していると自然と涙が2,3滴ゆっくりと頬をつたった。秒速五センチぐらいの速さの涙なんて初めてだった。 【板橋島野&綿貫】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-11-11 15:32:38) 4.数年前、ケーブルテレビのCMか何かで、アニメのワンシーンが目に留まった。信号だったか踏切りだったか一瞬なのに、その風景が脳裏に焼きついた。調べようにも手段もなく、あきらめたのだが、今想えば新海作品だったのかも知れない。その画は、どうしようもなく切なかった。そして今、この作品を見終え、切なすぎる感動を噛み締めています。彼女の気持ちをおもいやれなかった14才の頃が頭を過ぎりました。 【カリプソ】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-10-21 03:51:24) 3.おそらくはテーマだと思われる「時間」と「距離」を、これ以上なく丁寧に描ききっているアニメ作品。近年のアニメーション作品ではトンと見られない(というのも悲しい現実だが)美術センスの素晴らしさが、鳥肌が立つほどに際立っていて、それらに絡み合うように語られる繊細のようで力強い脚本も、切ないくらいにマッチしている。第三話で畳み掛けるように流れる山崎まさよしの「one more time one more chance」も、憎いくらいのタイミング。ラストシーンの諦観さも秀逸で、無駄な力を一切使わずに打たれるピリオド。新海誠は、やっぱりスゴイ。いい加減、このカテゴライズもダサいとは思うのだが、「堂々たるジャパニメーション監督(作家)」と、認識しておく必要があると、思う。うん。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-10-08 00:15:44) 2.とりあえず背景が素晴らしい。 ただ綺麗な背景というだけなら、他にもクオリティの高い作品はあるけど、この作品は背景を含めた構図が素晴らしい。 これが単なる感性の良さなのか、レイアウトの時点で構想を練って作り上げられたものなのか、ちょっと気になる。 あと、選曲もいい。 というか、『One more time, One more chance』の為に作った長いPVといった感じ。 この曲が嫌いでなければ、1回は見ておいて損はないでしょう。 物語に関しては短編ということもあって、描かれてない部分は想像で補うしかないけど、僕の想像によると名作としか言いようがない。 飽くまでも僕視点での評価だけどね。 とりあえず1話目はピュアで心洗われるような話。 2話目は切なくて泣きそうになる話。まあ、僕は泣きましたが・・・。 3話目は現実的な女と妄想的な男の対比が残酷な話。 まあ、人生なんてそんなもんです。 高校時代に戻ってやり直したいとか思っても、もう遅いわけです。 あんまり好きじゃなくても、妥協して食べられる時に食べておかないといけないというあり難い教訓を活かして、好き嫌い言わずに生きていきたいと思いました。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-10-02 21:05:49) 1.こういう作品に出会えると日本人に生まれて良かったと誇りを持てる。 背景美術や光、空気感の表現は極上・絶品。 東京、栃木、種子島が情緒たっぷりに描かれており、 絵の美しいアニメは数あれど、 これほどまでに描ける人を私は知らない。 各話ごとの色彩も素晴らしい。 これを実写でやるのはかなり難しいでしょうね。 作画のクオリティは前作「雲のむこう~」から格段に 跳ね上がっており、とてもなめらかに動いております。 人物の作画に不満があった人もこれで解消でしょう。 山崎まさよし氏の主題歌も天門氏の音楽と 絶妙にマッチしており全く違和感なし。 第三話の構成は反則ですよ(褒め言葉) 声優のキャスティングも前作同様 見事なハマリ役。バランスが取れています。 ストーリーに関してはこの現実世界が舞台なので 世界観のリアリティーが格段にアップしています。 また、これまでの作品と同様に現実のシビアな一面も逃げずに描いてますが、 それでいてラストシーンは清々しいのが良いですね。 最近のアニメ映画には少なくなってきた食事シーンがあるのもこれまた良い。 「月とキャベツ」が好きな人、 切ない過去を引きずっている(引きずっていた)人、 新海作品のテーマや語り口は好みだけど、 SF要素がどうも…という人にも自身を持っておすすめできる(私はどっちも好きです) どちらかというとテーマ的にも大人向けですが、 ここはやはり国内外問わず色んな人に見てもらいたい作品です。 【.】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-07-21 08:15:15)
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