みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
40.邦画はあまり詳しい方ではないのだが、この映画は私の観たことのある邦画の中では文句なくベスト1。売れなくなって、男にも捨てられた元トップ女優。看板スターの座に必死でしがみつこうともがきながらも、ジワジワと人気が落ちて行く男。万年大部屋で、優しいだけが取り得の貧乏役者。それぞれが純粋に、だがどこまでもマゾヒスティックに、傷つけたり傷つけられたりを繰り返しながら不思議な愛情で結ばれている。銀ちゃんのスターの座をかけた新作映画「新撰組」の池田屋階段落ち。いくらなんでも、あんなにバカ高くなくたっていいだろうと誰もがあんぐり口をあける巨大な階段。「新撰組」を成功させるためには、そして銀ちゃんをスターの座に返り咲かせるためには、誰かがその階段からまっ逆さまに転げ落ちる役を演じなければならない。妊娠した愛人・小夏を押し付けられて、憧れのスターと結婚できたと無邪気に喜ぶ大部屋役者ヤスは、銀ちゃんへの恩返しのためにと命がけでその階段落ちに挑む。観れば観るほど「バカじゃないの?」としか思えない三人三様の大バカぶりは、義理人情のために命を捨てて来た大和魂の新しい形。映画のためなら人の命さえ犠牲にする活動屋魂、スターであり続けるために愛人の人生を踏みつけて恥じない名声バカのスター魂。愛する男のためにイヤイヤ大部屋役者と結婚したものの、いつの間にか夫に尽くしてしまう女の悲しい性。あり得ないぐらいバカに突っ走る登場人物たちの姿に、日本人ならではの悲しい純情をアイロニカルに綴った作品。何度観たか知れない、ヤスが人吉の母親の元へ小夏を連れて「凱旋」するシーンでは、今でも観るたびに涙がこぼれてしまう。おバカで一生懸命なのって不思議に楽しい、そう思わせてくれる日本映画の傑作である。 【anemone】さん 10点(2003-12-11 23:42:55)(良:1票) 39. 【STYX21】さん 6点(2003-12-10 23:33:12) 38.平田満は当時本当にたくさんの賞をとりました。まだ日本映画が日本映画として誇り高かった最後の時期の作品ですね。でも、子供の自分にはちょっと、内容が大人むけでした。。あと、ばたくささ?品のなさ?が気になって・・・。 【たかちゃん】さん 5点(2003-12-08 18:41:55) 37.今でも年に一回くらいは「銀ちゃん!」「あがってこい!」と蒲田行進曲ゴッコをしてしまう。 最後の「これは映画だ!」的大団円シーン、大好きです。 【あばれて万歳】さん 8点(2003-12-02 22:34:01) 36.風間杜夫はああいう自己中心的な時代がかった役が似合うね。平田満は情けない役が好演。松坂慶子も魅力的だった。「これがこれですから」って台詞、なんか好きだったなあ。階段落ちのあと、エンディングがああいうのも楽しいですね。「メルブルックスの大脱走」と同じ。 【オオカミ】さん 8点(2003-11-20 05:12:31) 35.もうホントに面白かった!セリフ回しといい、ストーリー性といい、独特の暑苦しさがたまらない 【Keith Emerson】さん 9点(2003-11-12 00:09:23) 34.映画制作の現場を描いた「もの作り」の楽しさに迫る映画であると同時に、”化け物みたいに長い”階段に象徴される「作り物」の楽しさを味わえる作品。 【伯抄】さん 8点(2003-10-22 23:26:05) 33.日本映画の割りには、すげー面白い(失礼)エンターテインメントです。 【虎尾】さん 9点(2003-10-19 17:50:19) 32.最初見たときは深作作品だとは知らなかった。後で知って、登場人物みんなが輝いていたのは深作監督の力によるところもあるのかなと思った。舞台劇を逆手にとったようなエンディングにはやられました。 【R&A】さん 8点(2003-10-09 15:27:34) 31.風間杜夫と平田満、良いコンビでした。 【ロカホリ】さん 8点(2003-09-30 00:55:03) 30.いやあ、平田さん、いいわぁ。階段落ちから這い上がりのシーンにはかなりグっとくるものがあった。邦画としてもっと評価されてもいいんでないかい?と思うが、贔屓の引き倒しかな、やっぱ。 【DeVante】さん 8点(2003-09-17 08:49:56) 29.自分の人生を変えた映画。この映画をみなければ普通に就職してサラリーマンになっていたに違いない。舞台もいいけど風間・平田コンビの蒲田は見てないもんで・・願わくば続編の「銀ちゃんがゆく」もこのキャストで映画化してほしかった。原作読んでても原田大二郎を想像しながら読んでしまう。 【ぽちょむきん】さん 10点(2003-09-11 23:15:10) 28.銀ちゃんかっこいい。わがままさ。やさしさ。小学生の頃近くの映画館に3回見行ったな~。家に帰ってから、銀ちゃんのまねばっかして怒られたっけ。這って来いヤス!登って来い! 【ジェームスディーン】さん 8点(2003-09-09 00:51:40) 27.こんなカッコいい風間杜夫は、その後、2度と観ることがなかった・・・ 【じゃん++】さん 7点(2003-09-08 22:43:54) 26.演劇畑のつかさん、風間・平田を初めとするつかこうへい事務所の役者が東映京都撮影所に乗り込んでいった気概を感じる映画です。舞台で描かれたデフォルメされた人物像が映像になった場合果たしてどうか?という懸念はありましたが、それも杞憂に終わりました。つか演劇のキーワード「前向きのマゾヒズム」もピタリとはまっている映画です。 【虎太郎】さん [映画館(邦画)] 9点(2003-07-22 04:50:56) 25.昭和の時代の、遺産。古き良き時代の映画を彷彿とさせる。一瞬足りとも見逃せない作りは絶妙の一言。こういう映画を最近の映画であまり見れないのが残念。 【時追人】さん 10点(2003-07-16 02:14:27) 24.言葉はいらない。文句なしの10点満点。 【moguro】さん 10点(2003-07-15 12:02:10) 23.正直言って、舞台の方が良かったです。あのダイナミックさや役者の呼吸はスクリーンからは伝わりません。残念。ストーリーは素晴らしいと思います。舞台の方が恋メインで、切なかった。 【もちもちば】さん 6点(2003-07-15 00:19:24) 22.実は内容ははっきり覚えてません。なんか古くさい、人間くさい映画だった感じ。ただ、日本一面白いだろうと思ったのだけ覚えてます。あのラストが大好きです。 【鉄男】さん 8点(2003-07-07 22:39:11) 21.いい映画だねー。 【5656】さん 7点(2003-07-05 23:43:00)
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