みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
23.この映画を観て良かった。こんな事実が起こっていたことすら知らなかった自分を知ったから。今も世界のどこかで争いが起きているのだろう。 【おっちょ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-16 14:27:38) 22.確かに自分たちは何もしやしないし、有効な事を何も出来ないのかもしれない。ただ、漠然と思うのは、この映画を意識の中に留め置き、「学習」することを最低限の義務として与えられたような気がする。最近やたらと増えてきている偏狭なナショナリストに見て貰いたいものだ。 【monteprince】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-09-13 01:35:43) 21.この映画はどんなホラー映画よりも恐ろしい。本当に恐ろしい存在とは、モンスターでも悪霊でもなく、人間そのものだということが良くわかる映画です。しかし家族を愛し、平和を願うセサバギナ達の存在もまた人間の一面です。この映画はルワンダで起こった悲劇に対して、国際社会がいかに無力で無関心であったか、先進国はじめ世界各国が己の国益のみに汲々として、ルワンダの人々の叫びに鈍感であったかということを告発しています。と同時に、危機に瀕した時、家族を守る男としての生き方を描いた優れた人間ドラマでもあります。戦争に限らず、危機的な状況に置かれたら、自分は家族や隣人を守ることができるのかと自らに問いかけながら観ました。 この映画は映像云々をあまり言う映画ではないとは思いますが、照明が平板で、編集がもっさりしていたのがちょっと残念でした。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-09-10 15:49:49) 20.主演男優が非常に好演している。 少し勉強にもなるし、感じることは人それぞれでしょうが、観ていない人には勧めたい。 偽善でも気まぐれでも何かのきっかけになればそれでよいと思う。 【hiroyuji】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-10 03:22:35) 19.当時ルワンダ大虐殺は、あまり報道されていませんでした。だから何故このような事態を招いたのか政治的背景をまったく知りません。その辺の説明もう少しを加えてくれて頂きたかった。国連軍がこれほど無力だとゆうことは衝撃と共に恐怖を覚えた。 【憲玉】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-09-09 23:54:52) 18.映画だけ見ると単純な民族対立に見えますが、その実政治的な背景があるのですね。 なぜルワンダで虐殺が行われたのか(それも計画的に)や、ルワンダの過去の歴史 を調べてみる良いきっかけになりました。アフリカの夜明けは遠いのかな・・・。 【猫田にゃー】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-06 01:20:27) 17.限りなくリアルタイムに近い話であり、それだけにずっしりと重いのだが、このことを分かりやすい形で映像化し、しかもそれを世界に広めたという点で、この作品の意義は非常に大きい。あくまでもごく普通のホテルマンが、情熱と機転だけを武器に軍部や民兵を相手にしたというのも、我々に勇気を与えてくれる。飾らず、声高にならずに、淡々とじっくりと登場人物を追っているからこそ、普遍的に共感を生み出せるのだと思う。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-09-04 02:29:24) 16.これはすごいです。非常に政治的な映画なのですが決して説教臭くはなく、紛れもない感動作なのですが押し付けがましい感動やあざとい泣かせはなく、恐るべき完成度の傑作です。多くの社会派映画のように作り手の大声の主張があるわけでもないのにここまで考えさせられる映画ってすごいことですよ。この映画が描こうとするのは部族問題の難しさや虐殺の恐ろしさ、人間の勇気と残酷さなどという「定番」のものだけではないのがすごいところ。他国の惨状を見捨てるということがどういうことなのかも肌で感じさせるのです。石油も宝石も出ないルワンダなどに関わりたがらなかった西欧諸国の怠慢が虐殺を拡大し、最初から最後まで国連は無力。結局ツチ族自身の手によって止められるまで虐殺は続いたのですが、これは西欧だけではなく日本にとっても重い教訓ではないでしょうか。虐殺などという不条理の起きうる国がこの世界にはまだ存在しているのに「うちの国は平和主義なので国際貢献は後方支援だけで」などという鎖国状態の平和主義がいかに無責任なことか、交戦権も与えず戦地へ兵を送り出すことがどれほど危険で残酷なことか、これを見れば一発でわかります。「武器を持たない、使わない=立派なこと」という簡単なことではないのです。とまぁこの映画を評すると必ず政治的な話になってしまいますが、映画としての出来も非常に高いです。オリバー・ストーンのようにアジビラの如く主張するわけでもなく、スピルバーグのようにこれでもかと衝撃的な残虐シーンを見せるわけでもないのに、ここまで心に残り、考えさせられる映画を作るというのは大したものです。展開も終始ダレることなく、実にうまいタイミングで次々と危機が訪れる構成も、不謹慎かもしれませんがハラハラさせられました。要するに、社会派映画としても娯楽作としても非常に良く成立しているのです。これぞいい映画の見本ですね。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-09-03 00:40:18) 15.国連の無力さ、暴力を前にした人々の恐ろしさ、そしてこの事件に関して何一つ知らなかった自分自身の無知さが、とても悔しく歯痒かった。 【一番星☆桃太郎】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-09-02 13:36:59) 14.『内政不干渉』という言葉の意味が重くのしかかる映画でした。そこの国で起こっている事態は、他国の軍人が解決してはならないという風潮。条約に基づき国連軍がいようがいまいが、民兵の暴走には太刀打ちできない。誰も助けてくれない。四面楚歌でもがくドン・チードルの胸中がつぶさに伝わります。ホテルの支配人としての職責と、一家の主としての苦悩と、公私混同することなく、敵である政府軍司令官へのワイロを、絶やすことなく、自分を捨てていく姿が、”男らしい”みたいな単純なありきたりの言葉では到底片付けらない。「この大量虐殺の映像を見ても、『まぁ、怖い』の一言で終わり、みんなまた食事に戻る」というホアキンの一言一言が非常に印象に残りました。いつもテレビでどこかの国の紛争の、空爆やらテロやらを耳にしますが、対岸の火事で終わってしまう。特に日本人は募金箱に10円玉を入れて、国際平和に貢献した気でいます。悲惨だと分かっていても何もできない無力感で、自分自身に腹立たしさを感じてしまいます。しかし、紛争の原因が、民族間の下らない偏見によるものだというのが、解決を目論むにはあまりにも根深く立ちはだかっています。おそらくナタでTutsi族の者を殺すHutu族の青年も、なぜ殺さなければならないのか分かっていないと思う。ただ周りのみんながTutsi族をゴキブリ呼ばわりしているから同調しているだけ。しかしそれが戦禍の火種となっている現実がやるせない。 最近ですと、アメリカ軍がイラクを制圧しましたが、国際平和は基より、人道的見地からも経済的見地からも果たしてそれが誰にとって良かったことなのか、ふっと考えさせられました。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(吹替)] 9点(2006-08-24 17:41:43) 13.辛くて辛くて「あとどれくらいしたらこの映画から解放されるだろう」と思いつつ最後まで観た。古い民族対立から内戦になだれ込んだ国で、難民をホテルに匿った男の物語。監督はジム・シェリンダと紛争をテーマにした脚本を書いている人で、暴力と銃声に追われて数分後の命の在処もわからない人々を終始徹底して映している。一市民の目線で作られているので、ストーリーは分かりやすかった。しかし、ストーリーが役者の演技がというより、この緊迫した映像と「これは実際の出来事」という自分の中の認識とが私を圧迫し、肩も背中もガチガチにこわばってしまった。10年以上経ってこれを観て、何もできなかったことで歯がゆい想いをしてどうになる、という意見もあるけれど、人間は絶え間なくこんなことを繰り返して今日まで生き延びた動物だ。この常軌を逸脱した恐ろしい出来事を胸に刻んで、何か学び取ることはできるのではないだろうか。ぼんやりと生きている私をそんな気にさせる、迫力で斬りつけてくる映画だ。 【のはら】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-07-06 18:15:26) 12.自分にも家族がいますが、この映画の主人公のようにあの状況下で家族を守りきることができるだろうか、そう思いながら観ていました。それだけでも難しいとは思いますが、主人公は一人のホテルマンとして、一人の人間として見ず知らずの人々を最後まで守り抜いたことには感動しました。ただ、現実に目を向けると、それでも何の罪も無い人々が何万人も殺されている事実に虚しさと無力感を感じざるを得ません。観終わったあと、こんなに複雑な気持ちにさせられた映画はいまだかつてありませんでした。 【13人目の優しい日本人】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-07-05 21:48:29) 11.大半の日本人にとっちゃあ所詮、日常を潤すエンターテイメントでしかないんだなぁと 実感。だって何もできないししないんだもん。ただ「可哀想・・・悲惨」そんな感想を 垂れ流し数ヶ月語にはそんな感情もケロリとわすれてる。行動に結びつかない感情は すこし悲しい。そんな日本は今日も平和です。 【とま】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-07-02 02:18:08) 10.ドン・チードルが素晴らしく、彼が演じたからこそ伝わってくるものが多分あった感じがする。同じ間違いを繰り返さない為にも、こういった事実を映画として残すこともまた重要なことなのだと思う。多くの人に見てもらい、色々感じてもらえれば、未来が変わる可能性もまた広がるのだから。 【MARK25】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-04-19 10:54:55) 9.初めて行ったミニシアターは、雨模様の平日午後3時にもかかわらず満席。久しぶりにスクリーンに釘付けにさせられた映画だった。これみよがしな殺戮シーンも感動を煽る演出もないのにひりひりとした緊張感があふれ、ドン・チードルの決してスマートではなく、けれど現実を見据えた行動に深く感銘させられた。ミニシアターでしか上映されない不条理に憤りをおぼえつつ… 【芦毛牝馬】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-03-15 22:50:26) 8.重い社会派ドラマであるが編集の巧さから娯楽作としても第一級の映画となっている。 全く飽きさせない展開、音楽もいい。何といってもドン・チードルの上手さでしょう。 賞に縁がなかったのが信じられない映画である。 【CHIROUくん】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-03-07 22:36:09) 7.力がないと、平和が維持できないことを実感しました。 力の使い方って、難しい。 【オドリー南の島】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-02-28 13:49:49) 6.重い!とにかく重い。実話であるからこその説得力、ドン・チードルの迫真の演技は見ものだが、このルワンダで起きたフツ族ツチ族の争いに始まる虐殺行為を淡々と描いただけ。メッセージ性はある。結局この映画を見た何人が自分に何ができるだろうと真剣に考えたんだろう。同じ地球上で起こっていることへの自分の無関心さを恥じた。見て損はしないがただそれだけだったかもしれない。 【Andrej】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-02-18 04:53:42) 5.無力感だけが残りました。 【たま】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-02-11 23:30:54) 4.Copperfieldさんに激しく同意。 このルワンダ内戦を悲劇の大虐殺と言わずして何と呼ぶのか。 しかも第2次世界大戦以降の世紀末にこの様な大虐殺が発生し 当時はまるで見向きもされなかった。 (アメリカ寄りのメディアに見事にスポイルされた) いつだったか当時の「ニュースステーション」で 些少の特集が組まれた番組を拝見した記憶がある。 典型的なプロパガンダに拠る大虐殺。 それもたった1本のラジオ放送のデマにより引き起こされた大虐殺である。 10年ひと昔とはよく言ったもんだが、この作品に関しては今更の感が否めない。 私はシンドラーの如く扱われている主人公に感動こそすれ涙は出なかった。 ・・・この歴史の悲劇を知り得ない人々を想い初めて心から涙が溢れた。 【sting★IGGY】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-02-06 09:59:08)
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