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【クチコミ・感想(9点検索)】
3.初めてこの作品を観たのは、某タブロイド紙?の映画賞の授賞式においてでした。友人が何故か招待券を持っていたので、何の予備知識もなく一緒に観に行きました。授賞式が始まる前から、一番前の席に、制服をきた女子高生がずらっと並んでいて、一体何だろうと思っていたらなんと、この作品で演劇部員を演じた皆さんだったんですね。授賞式では皆さんがステージ上に一列に並んで、それはそれは壮観な光景でした。今は亡き田山力哉氏が、「天と○」や「稲○ジェーン」をコキ下ろしたり、今となってはいい思い出です。ついでに個人的なエピソードをもう一つ。屋上でボイトレをするシーンで、どこか見覚えのある景色だと思って見ていたのですが、エンドロールで気がつきました。撮影に使われたのはなんと、私の地元にある私立S学園だったのです。赤いタワーと山並みが特徴です。当時高校生ながら、いや、だからこそかもしれませんが、音、特に学校独特の静けさとか騒々しさがリアルで感心した記憶があります。脚本家の方は、電車で女子高生の会話を盗聴して、研究したそうです。作家は女性を描ければ一流といいますが、映画にも当てはまるかもしれませんね。
【わいえす】さん 9点(2004-06-26 01:21:25)
2.この監督の映画、「櫻の園」もそうだけど、「12人の優しい日本人」や「Lie Lie Lie」と結構忘れがたい印象を残す。寡作なので、もっと撮って欲しいなぁと思うんだけど、考えてみればこの映画も10年以上前の作品なんだな。この映画で描かれた女子高生達の微妙な揺らめきも同時代性を失った今では「微妙さ」がすっとんで、単なる昔の一風変わった女子高生群像劇ものになってしまったか? でも、この映画、リアルさだけを狙ったのなら当時もあそこまで評価されなかったと思うよ。清廉さの裏にあるちょっとした歪(いびつ)さ、心に潜む澱(おり)から揺蕩(たゆた)う無意識の妖しさ、その微妙さ故に惹かれたんだよな。ただ、それって70年代以降の少女漫画の世界そのものでもある。それに初めて気がついた当時のオトナたち。そういう意味でエポックメーキングな映画だったのかもしれない。<追記>最近になり、この映画が80年代の少女漫画を原作にしたものと知った。(吉田秋生、僕は知らなかったのだ)「70年代の少女漫画が<性的身体を抱えた少女の内面>を克明に描いていたのに対し、80年代の少女漫画は全く性なきメディアと化した」とは、ある評論家の分析である。残念ながら原作を読む機会もないので、吉田秋生の作品傾向について知ることはできないが、僕の感じからすれば、80年代の漫画「櫻の園」から中原俊が汲み取り、映画的手法によって捉え直そうとしたものは、明らかに70年代的な「内面」の欠片である。80年代的感性を通過しながらも画一性によってシミュレートされない生身の少女性ではなかったか。それは80年代後半という時代の狭間から見え出たある種の瞬きのようなもので、今や時代的リアリティを失っているのかもしれないが。まぁ中原世代の少女性に対する思い込みと捉えられないこともないけど、そんなアンビバレンツさも魅力かな。 【onomichi】さん 9点(2003-09-28 21:43:03)
1.オレも共学じゃないからなんかわかるようなそんなお話。内容は杉山事件により高校野球でもないのに演劇中止か?みたいな感じのストーリー。杉山サンすごいかっこよかった。あと思ったのは中心の倉田・杉山・志水がホントに3年間同じ部か?ってほどなんかよそよそしいみたいな感じです。特にこれ見る限り部長と杉山さんかなり浮いてんじゃないですか。一番印象に残ったのは体操のトコでセブンのトコがおもしろいんだよね。。。 【バカ王子】さん 9点(2002-02-19 18:26:00)
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【点数情報】
Review人数 |
57人 |
平均点数 |
6.65点 |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 9 | 15.79% |
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5 | 5 | 8.77% |
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6 | 8 | 14.04% |
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7 | 19 | 33.33% |
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8 | 9 | 15.79% |
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9 | 5 | 8.77% |
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10 | 2 | 3.51% |
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【その他点数情報】
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