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山椒大夫

1954年【日】 上映時間:124分
ドラマ時代劇モノクロ映画小説の映画化
[サンショウダユウ]
新規登録(2003-11-09)【--------】さん
タイトル情報更新(2024-09-01)【Olias】さん
公開開始日(1954-03-31)


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監督溝口健二
助監督田中徳三
キャスト田中絹代(女優)玉木
花柳喜章(男優)厨子王
香川京子(女優)安寿
進藤英太郎(男優)山椒大夫
菅井一郎(男優)仁王
見明凡太朗(男優)吉次
小園蓉子(女優)小萩
浪花千栄子(女優)姥竹
毛利菊枝(女優)巫女
三津田健(男優)藤原師実
清水将夫(男優)平正氏
香川良介(男優)曇猛律師
河野秋武(男優)太郎
小柴幹治(男優)内蔵介工藤
荒木忍(男優)左太夫
藤間直樹(男優)幼年時代の厨子王
加藤雅彦(男優)少年時代の厨子王
榎並啓子(女優)幼女時代の安寿
大美輝子(女優)遊女中君
橘公子(女優)波路
金剛麗子(女優)汐乃
南部彰三(男優)平正末
東良之助(男優)遊女宿の親方
大邦一公(男優)判官代則村
伊達三郎(男優)金平
石原須磨男(男優)墓守の老人
天野一郎(男優)一の木戸の番人
堀北幸夫(男優)佐渡二郎
大国八郎(男優)宮崎三郎
藤川準(男優)金丸
芝田総二(男優)佐渡の男
菊野昌代士(男優)牢役人
清水明(男優)仲買人
中西五郎(男優)番人
沖時男(男優)船着場の男
石倉英治(男優)百姓
志賀明(男優)百姓
大崎史郎(男優)百姓
相馬幸子(女優)菅野
小柳圭子(女優)
前田和子(女優)
玉置一恵(男優)鎮守府の侍
葉山富之輔(男優)老僧
小松みどり(1891年生まれ)(女優)船着場の女
小林加奈枝(女優)
原作森鴎外「山椒大夫」
脚本依田義賢
八尋不二
音楽早坂文雄
望月太明吉(和楽)
撮影宮川一夫
製作永田雅一
大映(京都撮影所)
企画辻久一
配給大映
美術伊藤熹朔
内藤昭(美術助手)
衣装吉実シマ
ヘアメイク花井りつ(結髪)
編集宮田味津三
照明岡本健一[照明]
その他マーティン・スコセッシ(4Kデジタル修復版)
あらすじ
小津安二郎、成瀬巳喜男、黒澤明らと並ぶ日本四大巨匠の一人である溝口健二監督の、後期傑作の一つ。本作は『近松物語』『雨月物語』『西鶴一代女』と共に、後期溝口の時代劇の一つであるが、海外で高い評価を得た通り、非常に見応えのある傑作に仕上がっている。特にラスト30分は涙なしには観られない。その後半の怒濤の展開は、観る者を必ずや感動に導くであろう。

にじばぶ】さん(2008-02-23)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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2.あまりにも深い絶望。苦しくて、どうしようもなく、それなのになぜ死に行く安寿はあれほどまでに美しく描かれているのだろう。水面が揺れ、吸い込まれていく肉体が絶望さえも吸い込んでいくように、美しく見える。溝口監督の作品には必ず、どこかに小さく、本当に目を凝らし、心を完全に広げていなければ見えてこないような儚い希望の光が見えるような気がする。繊細で尊い命という名の光。それを我々に教え、伝えてくれる。心が震えた。 ボビーさん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-02-04 02:40:52)(良:1票)

1.安寿と厨子王で有名な小説を、溝口作品としては割と原作重視で、映画化した作品と言えるのではないでしょうか。溝口独特の「女の物語」に加え、原作の持つヒューマニズムが色濃く反映されているところがこの映画の特徴のひとつでしょう。ただ、この映画を世界的名画たらしめたのは、原作の持つヒューマニティたっぷりのストーリーなどでは断じてなく、圧倒的な映像美にあることは一見すれば明らかだろうと思います。もっと言ってしまえば、キャメラ。そしてそれがもたらす「構図」の美しさでしょう。フレームの一番手前の端に大木や建造物の一部を入れ込んで狙った奥行き重視の構図。この縦の構図の連続でこの映画の映像は成り立っています。キャメラはほとんど引いたままで、しかも奥までしっかりピントがあった見事なパンフォーカス。クレーンは多用しているものの、無駄にキャメラは動かさない。引いたキャメラのおかげで、お芝居の対象物がすっかりフレームに収まり、おまけにピントまであっているのでお芝居の区切りまで一切キャメラを動かす必要がないのです。ここでカットを入れたりキャメラを振り回すのは野暮ってものでしょう。結果的に長回しになり、崩れること無く、長時間保たれた美しい縦の構図の数々が、観るものの脳裏に焼き付き、そのままこの映画の印象となっています。そして、ここぞというお芝居の区切りでゆっくり、おもむろにキャメラが動き出す。キャメラによってここがお芝居の区切りですよと見事に物語を語っています。この瞬間はまさに芸術であって、この理にかなった律儀なキャメラワークは圧巻の一言。これは職人芸。ただ、同じ溝口の1930年代の傑作群ではお芝居の区切りでさえもカットを割らずに移動やパンでシーンをつなぐケースが多々あります。それに比べれば大映時代の溝口のキャメラは実に律儀で、いかにも「円熟期」といった感じがします。若さ溢れる30年代の溝口が好きか、それとも50年代の円熟期の溝口が好きか。これは好みの分かれるところでしょう。30年代と50年代。いずれも溝口の全盛期ですが、これが日本映画の全盛時代とぴたりと一致することを忘れてはならないと思います。ちなみに僕は30年代が好きです。 スロウボートさん 9点(2004-09-26 13:31:42)(良:5票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 32人
平均点数 7.91点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review2人
2 ストーリー評価 10.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review2人
4 音楽評価 10.00点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review2人

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