みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
4.「それ」の設定は面白いし怖さの演出も秀逸です。びっくり系脅かしを多用しないのも好み。この辺に限ればホラー好きな方にはお勧めできるかも。 だけど登場人物の行動に合理性が無さすぎてシナリオが不自然になっている所が大きなマイナス点です。しっかりシナリオを組み立てられていたら名作にも成り得ただろうに。勿体ない。 【alian】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-04 02:03:13) 3.概念的な死生観そのものを「それ」と表現して、確かにそこに存在するのに正体が明らかにならない「恐怖」のメタファーとして描き出したホラー映画であることは理解できる。 しかし、ハイティーンの主人公の目線を主眼として、こんこんと紡ぎ出されたそのテーマ性が、ストーリーの中で最終的に腑に落ちず、靄々としたままエンディングロールを見送ることになってしまった。 “新しい視点”のホラー映画だと思うし、面白くない訳ではないけれど、恐怖映画が苦手なため評判の良さを耳にしながら後回しにしつつ、いたずらに期待感を膨らませ過ぎてしまったことが良くなかったと思う。 やはりこういう映画は、空いた時間にたまたま入った映画館や、眠れない夜にふと見始めた深夜放送で観た時に、最良の映画体験となるものだと思う。 思うに、この映画は主人公らの“お年頃”同様に、ティーン・エイジャー向けの、いやティーン・エイジャーのためのホラー映画なのではないか。 確実に意識的にだろうが、この映画のストーリー上に「大人」が直接的に絡むことが殆ど皆無であることからも、それは明らかだ。 この映画で描き出される「恐怖」の根幹にあるものは、「性」即ち「セックス」との距離感と、意味合いが、より強い年頃の若者たちの中に渦巻く不安定さや曖昧さに直結するものなのだと思う。 セックスという行為に触れることで露わになる自分自身の“生物感”と“不確定要素”。 それは人間としての経験が浅く、故にその行為そのものに対して憧れや畏怖、不安などといった様々な感情が渦巻く若者だからこそ鋭敏に感じ取れてしまう「恐れ」なのではないか。 このホラー映画における「それ」とは、まさにその得体の知れない曖昧な「恐れ」のことだったのではないだろうか。と、思う。 だからこそ、とうの昔に大人になり(別にセックスに精通しているとは言わなけれど)、少なからず何かしらの経験を重ねて、子どもまで生まれてしまった自分には、この映画で表現される恐怖の正体について理解めいたことはできるものの、実体感を感じることが出来なかったのだと思う。 したがって、「それ」という表現から滲み出る曖昧さ自体に対して靄々した感情が拭えず、物語上の整合性の欠如や、論理性の脆さが、雑音として響いてしまった。 しかし、この映画が新しい視点とアイデアを礎にしつつ、或る世代における普遍的な「畏怖」を具現化したチャレンジングなホラー映画であることは間違いない。“或る視点”の映画として、長く評価される作品だとも思う。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-10-08 00:03:34) 2.すげー怖い映画だと、超期待して見始めたけど、意外と演出が湿っぽくて驚いた。 もっとストレートに恐怖をあおって、カラっとした演出を想像してた。 でも、久々に怖い映画を見た気がする。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-02-16 02:25:32) 1.独特な編集のリズム、旋回するカメラワーク。海辺のシーンでカットが変わる事に徐々に近づいてくる恐怖は、「それ」を目視出来ない他者の視線は危険回避には役に立たないという証明にもなっていて良かった。 全体的に「それ」の見せ方に気を使い工夫しているように思えた。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-02-18 19:55:31)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS