みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
18.気持ちいのいい青春作品! 【へまち】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-12-04 18:47:54) 17.別段、筋と言う筋はない。 でも、リアルタイムでブルーハーツをコピってた自分には、すごくリアルに感じられて、懐かしい想いにさせられ、観ていて引き込まれた。 ヒロトの弟の甲本雅裕が出ているのも妙に嬉しい。 純粋に音楽が好きでバンドをやるってのは良いもんだな、と改めて思った。 【かめきち】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-10-30 01:59:09) 16.この雰囲気好きです。青春時代を、美化せず、かといって露悪的に描くわけでもなく、ありのまま切り取った感じ。「大人になったら自分も何ものかになれるかもしれない、いや、何ものにもなれないかもしれない」なんてことを思っていた若い日々を思い出します。 【ashigara】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-07 12:44:00)(良:1票) 15.ブルーハーツが好きで青春映画も好きなのでこの映画は直球でした。 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-07-04 06:39:53) 14.この何も無い感じがリアルだなと思いました。毎日退屈でだるいんだけど、終わった後はあの頃って何気に良かったのかもって思いだします。 【ポドルスキ】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-28 11:25:36) 13.女子高生の青春はとても美しい。 【フッと猿死体】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-12-08 11:02:29) 12.題名とあらすじで流行の“非現実的スポコン文化祭”ものと思っていた。しかし、似ているのは表面だけで中身には“ふつうの青春”がぎっしりと詰まっていた。ロックをやってきた彼女たちの文化祭での演奏までを異性や友人関係を交えながら、バカ騒ぎするでもなく、割りと淡々と写してゆく。僕が高校生だったころの匂いを少し嗅げた気がした。これでは松ヶ根やコケッコーも見なければなるまい。ペ・ドゥナが歌う“僕の右手”も良かったよ。 【カリプソ】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-09-09 03:38:58) 11.人間関係のぎこちなさ感の描き方が絶妙。ぎこちないといっても仲が悪いわけでもなく、普通の友人関係であれば多少なりともぎこちない間は存在する。その間をきちんと描いているからこそ、この作品にはリアリティがあると多くの人が感じるぎこちないながらも人とコミュニケーションをしながら暮らしている普通の人間の生活が描けているのだと思う。そして最後のライブでやってくるカタルシス。高校生活というおそらくほとんど誰でもが経験のある身近な素材をモチーフにして、人間をしっかり描いて最後に解放感を感じさせてくれる。映画を観たなあとすっきりさせてくれる傑作。 【Sean】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-08-17 14:22:07) 10.筋というものがなく、漠然と学園祭で演奏しようという方向性でまとめているだけ。 「だけ」ですけど、心地よく観れますね。 「デープ・ブルー」なんてものも映画として扱われるのだから、同じく「学生」を捉えただけのような作品があってもいいのかな(故に共通項がなければ、「なんじゃ、こりゃ」で終わる人もいるでしょうね)。 実体験としても、現在持つイメージにしても「学生」には「ぐだぐだ」という印象がある。気まぐれに好きになったり、嫌いになったり。それでいてプライドは高く、理不尽を拒む。 懐かしい人物やエピソードや時間や空気に溢れています。 この監督の作品はどれもまったりとした時間を作りますよね(全編そうだったりするので閉口する場合もある)。内容よりムードを伝えることに興味のある人なのでしょうか。 あと、すっとぼけたソンの描写はどれも笑えました。 【カラバ侯爵】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-07-12 02:59:11) 9.いや、驚いた。これまで「シュールなコント」でしかなかった山下敦弘の「リアリズム」と「間」が、この映画では全く違う機能を果たしてる。「リアリズム」は文字通りリアリズムとして機能し、長回しで切り取られた学校や一瞬だけしか登場しない彼女達の家を、人の営みの感じられる現実の空間として描き出している。そして「間」は、決して台詞で語られることのない彼女達の心や人間関係、過去の経緯等を雄弁に物語る。確かに「スウィングガールズ」を期待した人は裏切られたかもしれませんけど、私も良い意味で裏切られました(映画的完成度は明らかに「スウィング~」より上)。文化祭の記録ビデオを撮ってる面々に彼特有の「わざとらしさ」の名残があり、また、ペ・ドゥナ(大好演!)のキャラクターに随分助けられてる気もしますが、今回は素直に脱帽します。おみそれしました。ということで、「ハリー・ポッターとアズガバンの囚人」以来の嬉しい驚きに+1点して、8点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-11-15 00:03:44) 8.「スウィングガールズ」の二匹目のどじょう狙いかと思って観たら..全く別ものでした..「スウィングガールズ」がコミカルなのに対して、かなりシリアスな創りです.. 脚本、演出がイイですね~ 淡々とした物語の中に、監督の描きたい本質が見え隠れしてて、小ネタあり、切なさあり、歌あり、の青春映画!..主人公達4人の個性が、すごく上手く活かされています~(飾り気のないリアルさが絶妙~) 偶然や意図したことじゃないこと、意味がないこと..が、すごく重要な意味を持ったり、心地良かったり、気付いていないだけで幸せだったり..人間ってそういうものじゃないかな..って思ったりしました..良作ですね.. ちなみに、「スウィング・・」と本作、タイプは全然違いますが、私的に両方共好きです... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-07-10 14:43:05) 7.リンダ×3は「青春」にお決まりの感情むき出しの過剰演技はなく、抑制のきいた感情表現は非常にリアルで見ごたえがある。こういう演技指導1つとってみても監督の力量が伺えます。青春=馬鹿をやる事という方程式が成り立っている多くの邦画は、奇抜で風変わりな登場人物たちが馬鹿騒ぎをして感情表現が時代劇のように大げさすぎるから歌舞伎役者のように見えて仕方ない。しかしこの映画は本物。 歌のほうは「ボクの右手を知りませんか?」がすごくいい。やんちゃな反面、このように温かさが感じられる歌があるのも魅力的だ。ラストはすごくよかった。「終わらない歌」を女の子が歌った直後にブルーハーツの声でもう一度「終わらない歌」を挿入してある。それを聞かされるとやはり本家本元は素晴らしいと感動させられた人は多いのではないでしょうか。 青春で一番記憶に残る大切な思い出とは「結果」ではなく、そこにたどり着くまでの記憶だと思います。目的が達成されようが失敗に終わろうが、自分たちがそこに至るまでにどれだけ頑張ることができたのかが一番大切なことであり、その努力から生まれた充実感こそが青春の記憶として生涯忘れない貴重な財産になるのだと思います。 スウイングガールのくだらなさにトラウマを抱えてしまった私を癒してくれたリアル青春ムービーとして評価いたします。 【花守湖】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-04-15 15:01:24) 6.バンドする女子高生の淡々とした日常、そしてブルーハーツ。それが魅力であるのは事実である、が。彼女たちの日常はリアルであってリアルでない。彼女たちの感情、言動、行動、そして人間関係は、実は現実社会においてもはや構築不可能になってやしないか。それ故に彼女たちのようにしたいと心のどこかで思いつつも、周囲を窺い、詮索し、疑い、その果てに楽しめることすら無理やりにでしか生み出せない現代人にとって、彼女たちの世界がとてつもない理想郷にみえるのではないか。そんな現代人の姿を、ライブの群集が悲しくも如実に表している。 映画は鬱屈した日常を吹き飛ばしてくれる非日常、そういった意味で、今必要とされるのは、行き詰る心理戦でもなく、不屈の精神で困難に立ち向かうのでもなく、なんにも起こらない退屈な日常を、ただただ淡々と描くということなのかもしれない。 【ドレミダーン】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-17 02:39:29) 5.絵の構図、間の取り方、山下監督らしく適度な小津な薫りが心地良いリズムで入り込みやすかったです。どちらが好きかは人それぞれでしょうが、スウィングガールズに作られたウソ臭さを感じ、イマイチ入り込めない私としては、本作に等身大なリアルさを感じ断然リンダ派です。学校といえばプール、学校といえば屋上、文化祭といえば告白といったウソ臭さ漂う遊びすら学校だもん!青春だもん!といった感じで許せてしまいます。本番前夜の学校での高揚感は台風クラブを彷彿とさせていました。ブルーはーツをやる彼女たちを見守る甲本雅裕って弟じゃんとか芝ロックで美声を放つ湯川潮音は湯川トーベンの娘じゃんってな部分も好きです。ただ意地の悪い私としては芝ロック会場に彼女たちが間に合わない方が面白かったんじゃないかと思ってしまう。 【亜流派 十五郎】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-09-12 19:01:11)(良:3票) 4.高校生の時、周囲のブルーハーツ熱をよそに岡村孝子を好んで聞いていた私は、今でもカラオケで「リンダリンダ」を聞くと、やかましい奴だな~と思うだけで、その時にはキャンディーズの「微笑がえし」を思いっきり歌い返してやるのが私の反射となっていますが、そんなことはどうでもよく、さてこの映画です。なにかギスギスとした彼女たちを曇天のもと描き、少しずつバンドが好転し始めると、空には雲が流れ太陽の光が彼女たちを差す。そしてラストのどしゃ降り。あの雨は、「リンダリンダ」の歌詞の通り、彼女たちを“どぶねずみ”のように美しくした。ずぶ濡れのままステージに上がる彼女たち、では写真には写らない美しさとは・・・やはりソンさんのあのバンドの仲間を振り向いた時の視線、目には見えないあの視線ではないか。そのはにかんだ笑顔には思わず私も微笑がえしたのです。山下監督のこれまでの作品に見られる独特の間が少し希薄になり、その分留学生の日本語理解能力を笑いに変換しているような面もありますが、でもやっぱり面白いのでした。 【彦馬】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-08-18 13:06:16)(良:2票) 3.ギターの子が言うんです。バンドをやることに「意味なんてなくていい」と。 この言葉がなんとも強く耳に残ていて。 ”花は美しく咲こうと思って咲いてるわけじゃなく、ただ咲いているだけで美しいんだ”とチャップリンが言っていた気がするけど、そうだよ、意味なんてなんら必要ないんですって。 そんなこと考えてる時間があるなら動き出さなきゃいかんのですよ。 【紅蓮天国】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-08-18 12:01:05)(良:2票) 2.いや、【まぶぜたろう】さんの仰る通りだと思う。のだけれど、正直言うと、高校生の時からのブルーハーツ狂(というかブルーハーツに人生を動かされたと言っても良い)である僕はクライマックスの演奏シーンがちょっとあっさりしていたため、観終わった後、一抹の物足りなさを覚えてしまったのだ。しかし、時間が経つうちに「あれで良かったのだ」と少しづつ思えてきた。この映画は、例えば「スクール・オブ・ロック」のようなロックバンドのサクセスストーリーではない。登場人物の一人が「別に意味なんかない」と言っていたが、(さして文化的でもない)文化祭にも、その為に結成されるコピーバンドにも、別に意味も意義も無い。だけどそこにはやっぱり「何か」がある。それは、何か起こりそうな予感だったり、理由も無い高揚だったり、ふと感じる切なさだったりする。そんな平熱の青春の表情―思い切って告白したけどあっさり振られた、とか、みんなでご飯を食べたりこっそり学校に泊まったりするのが訳も無く楽しい、とか、あるいは後から見れば他愛の無い友人同士の諍いであるとか―を、この作品は慎ましやかに捉えている。そう、ここで描かれているのは何も特別な主人公ではない。ブルーハーツの「終わらない歌」の歌詞にもあるように、正に「僕や君や彼ら」の青春、何処にでもあるけれど、しかし一人一人にとってはかけがえの無い青春なのだ。・・・・・・それにしても、山下監督、すでに「巨匠」の空気を匂わせている。良いのか、まだ二十代なのに。 【ぐるぐる】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-08-03 15:43:54)(良:3票) 1.長い人生の中で、学校生活なんて短い間だし、ましてやその中の文化祭なんて、ほんのひとときの事。でも、それが後々まで確実に鮮明な記憶として焼き付いていたりします。そんな焼き付いている感じを、空気感までひっくるめてフィルムにきっちりと再現させてみせた映画でした。4人の女の子が過ごした、ほんの短い時間が、かけがえのない大切な時間として輝いています。学校の空気の中に存在するひとときの青春物語は、ゆったりとしたリズムに刻まれているがゆえに、じわじわと染みるように世界に誘い込みます。惜しむべきは、その一貫した空気演出のためか、カメラが被写体に寄りきれてない、もっともっと表情を捉えて欲しかったのに、という部分。こういう映画は、やっぱり「みんなと一緒にいられた時間」の感覚を観客も共有する事が大切だと思いますから。あと、唐突に挿入される「夢」の部分が映画の流れ、バランスを崩してしまった感もあります。でも、決して大仰にならない、大袈裟じゃない、等身大の彼女達の存在感、放たれた魅力は、映画という記憶装置に永遠に刻まれる、それはとても素敵な事ですね。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-07-27 19:41:29)
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