みんなのシネマレビュー

細雪(1983)

The Makioka Sisters
1983年【日】 上映時間:140分
ドラマ小説の映画化
[ササメユキ]
新規登録(2003-10-19)【へちょちょ】さん
タイトル情報更新(2023-06-29)【イニシャルK】さん
公開開始日(1983-05-21)


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監督市川崑
助監督吉田一夫
手塚昌明
演出頭師孝雄(方言指導)
キャスト岸恵子(女優)蒔岡鶴子(特別出演)
佐久間良子(女優)蒔岡幸子
吉永小百合(女優)蒔岡雪子
古手川祐子(女優)蒔岡妙子
伊丹十三(男優)辰雄
石坂浩二(男優)貞之助
岸部一徳(男優)板倉
桂小米朝(三代目)(男優)奥畑
江本孟紀(男優)東谷
小林昭二(男優)陳馬仙太郎
辻萬長(男優)三好
常田富士男(男優)五十嵐
浜村純(男優)音吉
小坂一也(男優)野村
横山道代(女優)井谷
三宅邦子(女優)富永の叔母
細川俊之(男優)橋寺
三條美紀(女優)お久
仙道敦子(女優)橋寺の娘
根岸明美(女優)下妻夫人
橋爪淳(男優)新兵
頭師孝雄(男優)音吉の息子
上原ゆかり(女優)お春
白石加代子(女優)酒亭の内儀
原作谷崎潤一郎「細雪」
脚本日高真也
市川崑
和田夏十(ノンクレジット)
音楽大川新之助
渡辺俊幸
作曲ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル歌劇『セルセ』より「オンブラ・マイ・フ」
撮影長谷川清
製作田中友幸
市川崑
高井英幸(製作補)
東宝映画
企画馬場和夫
配給東宝
美術村木忍
衣装三松(衣裳協力)
編集長田千鶴子
南とめ(ネガ編集)
録音大橋鉄矢
照明佐藤幸次郎
その他IMAGICA(現像)
土屋テル子(記録)
あらすじ
1930年代の大阪。両親を亡くした蒔岡家の四人姉妹には傾きかけた老舗の廻船問屋が託されていた。長女鶴子の養子の夫は商売を建て直し、次女幸子は百貨店の販売部長と結婚し、後は三女雪子と四女妙子の嫁ぎ先を決めるばかりだったが、内気で気難しい雪子は見合いを重ね、妙子は男友達の間を奔放に渡り歩く。そんな時、銀行員である鶴子の夫が東京転勤を命じられ、雪子の相手探しと妙子の恋の後始末における幸子夫妻の責任が重くなる。谷崎潤一郎が戦前の大阪商人の社会に平安朝のみやびを見出して書いた小説を映画化した作品。

かわまり】さん(2004-04-12)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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5.ひさびさに観ました。まさか、ここまで見どころ満載映画だったとは(絶句)。

ここまで話しに起伏がないにもかかわらず、緊張を持続したまま見させたのは、甘い生活に似ています。

能って独特の緊張をまわりにいる者(たいていは観客)に強いるものなんですが、この映画にもそれがありました。和というものは、本来けっしてみやびなものではなく、一種の殺伐さ、研ぎ澄まされた感覚を言うのだと思いだしました。

見どころのひとつは着物。市川崑きものを語るというメイキングみたいなのがついていたんだけど…
なんと制作費の七割が着物代だったと聞いたことがある(メイキングにはなかった。だったら、どこで聞いたんだろ?)。いったいいくら掛かったのか? そりゃ、すさまじいはずだわ。

あと、岸恵子と言えば、私の中では別格中の別格、マレーネ・デートリッヒよりも岸恵子のほうが更に格上なのである。 <- 絶賛するにもほどがあるってレベル。
コーフンし過ぎて乱文になっちゃった。 おら、はじめちゃんさん [DVD(邦画)] 8点(2023-01-22 02:00:33)(良:1票)

4.戦前の資産家四姉妹のホームドラマです。原作未読で資産家でもないですが、女優陣の熱演とシナリオには共感するところ多く、コミカルさも漂っていて面白かったです。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-12-10 20:13:14)

3.巨匠市川崑監督が亡くなりました。残念、寂しいです。中学生の頃に“ビルマの竪琴”を観たのが最初だったかと思います。最近作は“どら平太”だった。
この映画は文芸大作。オーソドックスな演出の中に、日本文化の良さを素晴らしい4大女優の演技と共に提供。昭和初期の風情を老舗の四姉妹を通じて見せてくれる。特に和服の素晴らしさは最高。
ご自由さんさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-02-27 20:16:12)

2.市川崑のスタイリッシュな映像美の魅力がよくわかる作品。美しい日本の美意識・情緒が映像として表現されているだけでなく、会話のシーンの中に突如挿入されるワンカット(例えば石坂浩二の「えっ?」というような表情の変化だったり、きゅっときれあがる着物の帯の着付けの場面だったり)、または普通では思いつかないような構図などが、ぎょっとするような違和感を醸し出しており、それが非常にシャープなリズムを刻みだしている。いわゆる作家性という点では小津や成瀬、溝口といった巨匠のドラマツルギーには遠く及ばない、いわゆる職人監督である市川崑だが、映像の切れ味による物語の構築方法は素晴らしい。というかその点では邦画の最高峰ではないだろうか。市川作品においてはもはやストーリーがどうこうということではなく、この映像の積み重ねが織り成す映画鑑賞以外の何者でもない映像体験をこそ味わえばよいということがよく理解できる。「犬神家の一族」と並び、市川ワールドの入門編ともいえる傑作だと思う。芸達者な役者達によるまさに邦画的な会話がここちよく時間を忘れさせてくれる。何年かたったら是非又観てみよう。 Seanさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-11-19 14:35:03)

1.それなりに話も面白いし、映像美という観点からも評価できるとは思うけど、なんと言ってもこの作品は言葉がいい。これに尽きる。吉永小百合っていいなぁ、やっぱり古手川祐子もいいなぁ、なんてコロコロ意見を変えてるとふと気付く。見た目ちょっと綺麗な人がこんな言葉使いしてたら、誰だって好きになるよなぁってね。それにしても、この頃の吉永小百合って時間が止まってるとしか思えないくらいに若い。 もとやさん 8点(2004-03-26 00:43:25)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 37人
平均点数 7.16点
000.00% line
112.70% line
200.00% line
300.00% line
412.70% line
525.41% line
6616.22% line
71232.43% line
8821.62% line
9410.81% line
1038.11% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review2人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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