みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
13.コメディにもなりそうな話を、大真面目に作っているところがいい。かつてローマの街を王女とともにバイクで疾走していたアメリカ随一の好青年が、老成してドイツのマッドサイエンティストに変貌するというのは、なかなか感慨深いものがあります。それに、クローン少年の表情のなんとも憎たらしいこと。よくぞこういう子役を見つけてくるものです。 そしてきわめつけは、終盤の老優2人による取っ組み合い。大昔に見た「ゆきゆきて、神軍」を思い出しました。そういえばテーマも似て非なるものがあるし。容赦のない残酷な描写もありますが、また多少退屈する場面もありますが、なかなか傑作だと思います。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-09-26 01:22:02)(良:2票) 12. クローン技術を使っても全く同じ人間を作れないとはよく言われること。「新たなモーツァルトやピカソが誕生」するためには環境を同じにしなければ不可能、という要素が加わるためだが、少々雲行きが怪しくなってきた。 クローン人間の作成は倫理を無視すれば技術的に可能な段階に達している。そして、現代の技術では不可能だがそう遠くない時期に意識や記憶の移植が可能になるとのこと。そうなれば(ヒトラーの時代には間に合わなかったが)、やがてどこかの国の独裁者をクローン+意識・記憶移植でコピーする悪夢が現実にならないとは言い切れない。そういった意味で、この映画は時代を先取りした怖さがある。 老優二人の鬼気迫る競演は見ごたえがあった。特にG・ペックはメンゲレの狂気をオーバーアクトで魅せてくれる。 ドーリング家の鏡に映る数多くのエリック(ヒトラーのクローン)は作品のテーマを暗示する名場面。テレビ放映当時、「ヒトラーのクローン役の子供が可愛くない」という意見に対し、「ヒトラーの子供時代が可愛いわけがない」と反論があったが、後者の意見に1票。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-09-02 14:20:10) 11.ヨーゼフ・メンゲレという実在した鬼畜医師を演じたのが「アメリカの良心」ともいうべきグレゴリー・ペックというのに仰天。私だって一度はこういう役をやってみたかったんだよと言わんばかりの怪演が特筆もの。ナチハンターのローレンス・オリビエ(この人もメンゲレ役が似合いそう)との肉弾戦はご老体同士とは思えない迫力で、それ以上にドーベルマンとの肉弾戦もどうやって撮影したのだろうと思うもの凄い迫力。意図が不明な陰謀の全容が明らかになってゆく過程に引き込まれ、荒唐無稽であるのに妙なリアリティがあり余韻が残る。お目当てジェームズ・メイソン(この人が一番メンゲレ役が似合う)の存在感の薄さを補って余りある秀作。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-05-06 00:17:27) 10.タイトルとあらすじだけでこれだけワクワクさせられる作品も珍しいですね。35年以上も前の作品ですがSFミステリーとしてこれ以上ないぐらい面白い題材で今見ても十分に楽しめる内容でした。94人という数字もなかなかインパクトがあっていいです。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-04-02 16:44:43) 9.名優老人対決、というコンセプトをしっかりとやり通してくれた傑作サスペンス映画。魅力的な謎を解いてゆくなかで、G・ペックもR・オリヴィエも演技の見せ場だらけ。それでいて最後はアクションまでやってくれるんだから言う事なし。しかし、フランクリン・J・シャフナー監督は疲れていたのか、切れ味鋭い演出があったと思いきや、全くやる気のない部分までが共存している。それがまたスリリング。 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-09-24 21:25:14) 8.「2年半以内に、94人の65歳の男性を期日通りに殺害せよ」 と、ナチスの残党のマッドサイエンティストが命令する。 そこには壮大で恐るべき計画が秘密裏に進行しており、その陰謀を年老いたナチスハンターが追う。 非常に濃密な面白味を孕んだSF映画であり、サスペンス映画だったと思う。 余分に派手な演出を控えて、鈍く抑えた演出が殊更に見え隠れする恐怖とおぞましさを煽っている。 今でこそ“クローン”なんて題材は様々な作品で使い古されているけれど、1978年当時としてはとても前衛的で、ショッキングだったろうと思う。 今観ても、描かれる陰謀の真相が明らかになるシーンでは、身震いを覚える程の衝撃を感じたのだから、当時の観客にとっては尚更だったろう。 故に賛否両論も激しく、そのことが日本未公開の所以だったのかもしれない。 キャストにおいては、やはりグレゴリー・ペックの演技が圧倒的だった。 あらゆる名作で好漢を演じ続けてきた大スターが、よくもまあこれ程まで狂気的な科学者の役を引き受けたものだ、とまず思った。 そしてそのパフォーマンスは凄まじく、この俳優が本当にグレゴリー・ペックなのかと一瞬疑ってしまったほどだった。 原作の面白さに卓越した映画術が合致した完成度の高い「問題作」だと思う。 ラストシーン、残った“少年”の言葉と眼差しが、追い討ちをかけるようにおぞましい余韻を残す。 そう、94人分の可能性を携えて……。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-23 02:18:09) 7.非常に前衛的で、面白かったです。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-09 17:03:50) 6.ペックがナチ狂信者を不気味に怪演!オリビエがラストに見せる茶目っ気も良い良い。さすがこの監督、あなどれないです。 【mimi】さん 8点(2004-07-25 22:02:18) 5.レンタル屋で題名に惹かれて借りた。結構ドキドキしながら見てしまった。おもしろかったので中古ビデオを買ってしまった。クローンとか何も知らずに見せられた方がもっとおもしろかったのかな。 【bokugatobu】さん 8点(2004-01-23 16:16:24) 4.「マラソンマン」の印象が強烈すぎて、てっきりローレンス・オリヴィエが××かと思いきや...!!もちろん見どころは他にも沢山ありますのでご安心を。ゴールドスミスの音楽も好きです。 【あおみじゅん】さん 8点(2003-10-26 19:55:23) 3.賛否両論はあるとは思いますが、異色な作品。人間が一番怖い...。 【さかQ】さん 8点(2001-12-14 02:16:32) 2.少年が不気味。一見の価値あり。 【まっちー】さん 8点(2001-06-24 00:32:34) 1.詳しく内容を語れないが、凄い映画だったのだけは覚えている。こういうSF大好き。 【平八】さん 8点(2001-06-07 07:09:45)
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