みんなのシネマレビュー

赤目四十八瀧心中未遂

Akame 48 Waterfalls
2003年【日】 上映時間:159分
ドラマラブストーリー小説の映画化
[アカメシジュウヤタキシンジュウミスイ]
新規登録(2003-11-09)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2024-02-25)【イニシャルK】さん
公開開始日(2003-10-25)


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監督荒戸源次郎
助監督佐藤英明
キャスト大西信満(男優)生島与一
寺島しのぶ(女優)
新井浩文(男優)
大森南朋(男優)
沖山秀子(女優)辻姫
内田春菊(女優)娼婦
絵沢萠子(女優)売女
森下能幸(男優)爺公
麿赤兒(男優)蝦の頭
渡辺謙作(男優)三白眼
赤井英和(男優)新世界
大楠道代(女優)岸田勢子
内田裕也(男優)彫眉
撮影笠松則通
製作石川富康
プロデューサー林海象(協力プロデューサー)
特撮石井教雄(視覚効果)
美術金勝浩一
衣装宮本まさ江
編集奥原好幸
録音柿澤潔
照明石田健司
その他文化庁(支援)
松竹ブロードキャスティング(提携)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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4.こういう見ごたえのある邦画はいいですね。上手く感想が出てこないけど、あー映画観たな~って気持ちにさせてくれます。役者さん達も良かったし主人公も良かった。大阪が舞台なのもマルです。 kenzさん [DVD(字幕)] 8点(2007-02-11 19:10:07)

3.勢子さんにあげるための香り袋を綾が手にとるシーンで、次に出る台詞がわかった――「これ、あたしにちょうだい」。思わず苦笑した。いかにも女性らしい言葉、いかにも女性らしい逞しさだと思う。生島の弱さを見透かして心中をやめたのにもかかわらず、他の女への贈り物を取り上げる。そこにちょっとは嫉妬というか、生島に自分を最優先させたい気持ち、支配欲のような気持ちが働いていたと推測する。もしかしたらただ単にほしかっただけなのかもしれないが、それにしても、あの台詞から感じる逞しさとずうずうしさ、そしてちょっと可愛いらしい感じが、いかにも女の強さだと思った。  

最終的には兄貴に売られて博多に行くことを選んだ彼女の姿を生島は間抜け面で見送ることしかできない。綾はあんなにどうどうとしてるのに(強いよなぁ、そりゃ刺青入れられても悲鳴あげないわ)。  

主人公はとんでもなくだめ人間で、綾の存在でその弱さがいっそう際立った。でも最後に少年の日に追いかけた蝶々を見つけたのは、彼が再び生きる意志を抱く象徴だったのだろうか? 綾に出会うことで極楽の鳥たる蝶々を見つけて、もう一度それを追いかける道を選んだのだろうか。それとも結局、蝶々を捕まえることはできないということだろうか。前者であってほしいと願う。とことん情けない主人公だったが、あんなに強い女性に出会ったなら、さすがに目を覚ましてもいいんじゃないかと思う。頑張って生きてみてもいいんじゃないか? 心中は未遂に終わったんだから。 no oneさん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-13 11:36:01)(良:1票)

2.なぜ尼崎なのかと問われた男が一言「甲子園に近いから」、そして赤目の食堂で高校野球のアナウンスが余韻を残すように聞こえてから一気にイメージが広がりました。この男は、少年時代に来る日も練習した野球、憧れの甲子園、そういった遠き日の姿、生気ある過去への憧憬とまだ自分にも生きる価値、可能性があるのではないかという生への欲求、それとそれが幻想であらんとする死への欲求(死への欲求は生きている証拠である)、その両者の精神的心中に及んだのではないのか、と。尼の地で生暖かな生を抹殺し、血の通わない物体として生きることを選択することで、必然、臓物に串刺す反復運動はそのシンボルとなります。そうイメージすると、赤目の食堂で死に向かわんとする女を前にし、高校野球のアナウンスが男の心に届くように響いているのは、男の精神的心中が未遂に終わっている証左であって、その後の四十八瀧での男女心中が未遂となることはその時点で確定されており、見守るアパートの住人達はただ未遂の上書きの目撃証人としての地位を与えられ安楽しているように見えました。そして蝶を捕まえ切れなかったというその男に特権たる過去は、現在において衆人の知るところとして復権し、女の死への欲求は鮮やかに生へと転換し、男の卑小ぶりと女の飛翔ぶりを剥き出しにしています。そんなイメージが膨らんだ点においてこの映画を評価したいと思うのです。 彦馬さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-10 12:29:47)(良:1票)

1.大楠道代や内田裕也といったベテランあるいは曲者を揃えたという意味で、近年これほど役者の個性で魅せきった作品も珍しいのではないだろうか。前作「顔」に繋がるような大楠の役どころは、もぅこの人以外には考えられず、体から滲み出てくるようなその圧倒感は、演技という枠を越えている。また内田の“静かな狂気”もまた不変であり、本作の不思議な味わいを増幅させている。然様に、さすが彼らでなければと感じさせるほどの演技力とその存在感は圧倒的だが、しかし彼らと拮抗し、ややもすると霞んでしまわせるほど、生島を演じる新人・大西滝次郎には何か鬼気迫るものが感じられ、将来を予見させるに足りうる演技を我々に披露してくれる。ジメッと湿気を含んだ暗く小さな部屋の中で、ひたすら臓物を串に刺し続ける主人公というのも、過去の映画史を遡っても珍しい役ではあるが、さぞかし荒戸源次郎にとっても期待以上の熱演だったに違いない。隣の部屋から聞こえる喘ぐ声、妖しく蠢く人影、薄暗い廊下に軋む階段、部屋に出入りする様々な人間模様といった、このうらぶれたアパートで描かれていく様々なエピソードが秀逸で、それだけに肝心の赤目四十八瀧を彷徨う道行きのシークエンスが、単にハイキングで道に迷ったカップルにしか見えず、心中する場所としてもとりたてて深い意味を帯びてこないのが惜しくもある。 ドラえもんさん 8点(2004-07-21 18:20:25)(良:2票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 6.26点
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214.35% line
3313.04% line
414.35% line
5417.39% line
6313.04% line
7313.04% line
8417.39% line
928.70% line
1028.70% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.60点 Review5人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review5人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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