みんなのシネマレビュー

大鹿村騒動記

2011年【日】 上映時間:93分
ドラマコメディ
[オオシカムラソウドウキ]
新規登録(2011-06-27)【+】さん
タイトル情報更新(2015-12-19)【イニシャルK】さん
公開開始日(2011-07-16)


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監督阪本順治
キャスト原田芳雄(男優)風祭善
大楠道代(女優)貴子
岸部一徳(男優)
松たか子(女優)美江
佐藤浩市(男優)一平
冨浦智嗣(男優)雷音
瑛太(男優)寛治
でんでん(男優)玄一郎
小野武彦(男優)一夫
小倉一郎(男優)
石橋蓮司(男優)権三
三國連太郎(男優)義一
脚本阪本順治
荒井晴彦
音楽安川午朗
津島玄一(音楽プロデューサー)
作詞忌野清志郎「太陽の当たる場所」
作曲忌野清志郎「太陽の当たる場所」
主題歌忌野清志郎「太陽の当たる場所」
撮影笠松則通
製作中沢敏明
冨木田道臣
講談社(「大鹿村騒動記」製作委員会)
電通(「大鹿村騒動記」製作委員会)
関西テレビ(「大鹿村騒動記」製作委員会)
企画阪本順治
配給東映
美術原田満生
原田芳雄(題字)
ヘアメイク豊川京子(メイク)
その他東映(宣伝)
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【クチコミ・感想】

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12.状況設定は20年前のつかこうへい原作・原田芳雄主演の「寝取られ宗介」とよく似ています。「パクリ」とまでは言いませんが、「影響を受けた」ことは間違いないでしょう。 それを差し引いても、なかなかの出来。善良な老人たちが〝騒動〟を起こす静かな農村は、まるで理想郷のよう。あくまでも理想だから現実にはあり得ないけど。 それにしても、ムダに豪華キャストですね。そのブレが、せっかくの原田芳雄の輝きを毀損しているようにも思います。 眉山さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-12-24 19:44:57)

11.普通のおっちゃん達が一生懸命、歌舞伎の練習してる。これが高校生とかのオハナシだったら来る日も来る日も練習一色、そこに恋愛なんかも絡んだりして、ってなところかも知れませんが、なにせおっちゃん達は日々の仕事を抱えており、あくまで「片手間に」一生懸命。人間模様の中には、何やら三角関係のようなものもあるけれど、ま、もはや過去の遺物みたいなトホホな三角関係だったりする。 とにかく、この映画の中では、まるで別の時間が流れているような感じ。そうそう、50歳ちょっとの佐藤浩市なんて、ここでは完全に若者扱いです。 この時間の中で、ラストにこれまたたっぷり時間をとって、大鹿歌舞伎が演じられる。いつまでも見ていたくなっちゃう。素人が演じる歌舞伎、ということなんだけど、映画に出演しているプロの俳優さんたちだって、本職の歌舞伎役者ではないんだから、やっぱり実際に、映画の登場人物たちがやってたように、地味で華の無い練習を繰り返してきてのこの舞台、なのでしょう。ユーモラスでもあり緊張感もあり、しかしそれ以上にほのぼのしているのは、やっぱり観客であるエキストラの皆さんの存在によるものが大きいですね。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-12-23 03:43:57)

10.どうしてこんなに退屈なんだろうと思いながら見ていたのですが、結局、全部の役者が同じような芝居しかしていなくて、それを同じような撮り方しかしていないということに尽きるのだろう。これだけのキャストを揃えていながら、監督は何を考えていたのだろうか、不思議でならない。 Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 2点(2016-02-18 00:22:07)

9.正直、面白いと思えるほど盛り上がる話ではなかったので点数は低くつけるが人々の魅力に溢れ完成度は高い。演技巧みな役者を集い撮りたい脚本で納得のいくドラマを完成させる、そんな作品があってもいい。撮影当時、原田芳雄氏はすでに余命宣告もされていたらしいのでおそらくご本人もこれが最後になるかもしれないと思っていたはず。その彼が最後に遺した作品はこれまでのハードボイルドでもシリアスでもなく肩の力をふっと抜いたハートフルな作品だったことが感慨深い。 時計仕掛けの俺んちさん [地上波(邦画)] 4点(2015-10-24 23:45:43)

8.歌舞伎なんて私にはまったく縁遠いものに思っていたのが、妙に愛着を感じる。実在する村と美しい風景、伝統の芸能、そして原田芳雄の遺作にして一世一代の名演技、そうした諸々の要素がストーリー以上に映画の魅力。暖かさとおもしろさがほどよくミックスされた秀作だと思う。 ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 7点(2013-08-22 21:28:11)

7.原田芳雄があたためていた企画を阪本順治監督に持ち込み、映画化を実現した作品。友人の妻と駆け落ちした男が記憶障害になった妻を友人のもとに返しにくるという話はよく考えたらドロドロしているが、そういうふうには描いておらず、登場人物もすべて善人なので物足りない人には物足りないかもしれないが、ほのぼのとした人情劇で、傑作とまではいかないものの面白く見れたし、舞台となる信州の風景が美しく、この大自然いっぱいの中で繰り広げられる物語にいつの間にか惹きこまれている自分がいた。これが遺作となった原田芳雄はこの数年前から闘病生活を続けていたみたいだが、劇中ではそんなことをまったく感じさせずに演技をしていて、この映画の試写会の舞台挨拶でのやせ細った姿がウソのようで、本作だけを見ていると公開直後に亡くなってしまったことが信じられない。いや、ひょっとしたらこの時既に自分の死期を悟っていて、この映画だけはなんとしても自分で実現させたかったのかもしれないと思うとこの「大鹿村騒動記」という映画にかける原田芳雄の思いというものがひしひしと伝わってくるのだ。もうこれだけでこの映画は原田芳雄という俳優の代表作の1本になっていると思うし、先週見たデビュー作である「復讐の歌が聞える」から既にハードボイルドなイメージが強かった原田芳雄の遺作がこのような優しい映画であることは少し意外かもしれないが、自分の思いを最後の最後に実現させて安心して旅立って行ったのだろう。映画はそんな原田芳雄扮する善、大楠道代扮する貴子、岸部一徳扮する収の三人を中心に展開していくが、ほかの出演者で印象に残るのはやっぱり三國連太郎。出番は多くないのだが、悪役や癖の強い役柄が多かった若い頃とは違い、仏様のような穏やかで優しい顔立ちになっているのが印象的で、それでいて登場すると画面がビシッと引き締まる。彼が戦時中のシベリア抑留の話をするシーンは戦争経験者だからこその説得力と重みがあるシーンだと思う。そんな三國連太郎もこの四月に亡くなってしまい本当に惜しい。あらためてこの映画に出演している二人の名優、原田芳雄と三國連太郎のご冥福を心よりお祈りするとともに素晴らしい出演作の数々を残してくれたことに感謝を申し上げたい気持ちでいっぱい。本当にお疲れ様でした。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2013-07-31 00:56:17)(良:3票)

6.まあ騒動ってほどでもないんだけど、役者さん達はみな達者だし、話もなんとなく惹かれる感じ。 nojiさん [地上波(邦画)] 5点(2013-07-07 22:58:30)

5.話はつまんないんだけど、妙な味はある。 無駄に豪華なキャストだなぁって思ってたけど、実は無駄ではなかったのかも。 松たか子が本気で殴られるシーンに大爆笑してしまったわけだが、あれが無名の女優だったら面白くもなんともなかったかも。 これほどの名優があんな端役をやらされるというギャップに惹かれる。 あと、どう考えても格下の冨浦智嗣がこの豪華キャストの中で異様な存在感を示していたのが印象的だった。 超一流のキャリアや演技力より、あの特徴的な声の方がよっぽどインパクトがある。 もとやさん [地上波(邦画)] 5点(2013-02-10 17:35:41)

4. 妙な魅力のある映画でした。役者を豪華に使いすぎている感じもしますが。 海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-06-23 14:07:02)

3.豪華俳優の目白押しでアッという間の93分。原田芳雄の遺作ということで、決して大爆笑コメディではないが美しい信州の映像にマッチしたハートフルな展開に大満足。景清と道柴に扮した二人の絡みも歌舞伎「六千両後日文章 重忠館の段」の内容を知っていればもっと楽しめるのだろう。それにしてもアルバイトの雷音君は最後まで男か女かわからなかったです。 Q兵衛さん [映画館(邦画)] 7点(2011-09-21 11:50:10)

2.トンネルを越えて紅葉の山道を登っていくオープニングの緩やかな縦移動の感覚。 三國連太郎が墓参する、あるいは小倉一郎が農作業する山の斜面の感覚。 激しく窓を打つ豪雨と暴風の描写が素晴らしい山の嵐の感覚。 そして、原田芳雄の営む食堂の外観・内装から滲み出る地味な生活感を笠松則通の落ち着いたカメラが的確に掬い取る。 現地ロケーションと役者の馴染み具合が何よりで、おひねりの白い和紙や掛け声の飛び交う、客席と舞台上とのコミュニケーションもすこぶる楽しい。 手前に食堂テーブル、奥に玄関。あるいは手前に洗濯機とトイレ、奥に居間といった手狭感の秀逸な縦構図のなか、それぞれ岸部一徳や松たか子、冨浦智嗣らと原田芳雄が絡むロングテイク主体の対話劇もいずれもユーモア豊かで味わい深い。 ラスト近く、原田と大楠道代が並ぶ、舞台後の裏口のロングショットもいい距離感を出している。 そのうえで繰り出される、原田振り返りのクロースアップが尋常でない凄みを放ち、感慨深い。 三國連太郎との充実した芝居のなか、目深に被り直すテンガロンハットの芝居も泣かせる。 ユーカラさん [映画館(邦画)] 8点(2011-08-15 20:18:10)

1.上映時間93分の中でコンパクトに話はまとまってはいるのですが、いまひとつラストへと物語が繋がるような脚本の妙は感じられませんでした。 登場人物たちの騒動と、歌舞伎のお話が乖離してしまっているように感じて、どうにも入り込めなかったのです。 また、個人的には歌舞伎には興味があんまりないので(すみません)その描写が少々退屈なのも否めませんでした。 瑛太演じる郵便局員が、舞台裏で歌舞伎のストーリーを少し語ってくれるのはよかったのですが、話の全体像を掴めるまでには至りません。 なんだか「歌舞伎を好きな人が、内輪の中で作った」というような不親切さでした。 歌舞伎について詳しい方なら問題はないでしょうが、知らない方にもきちんと魅力を伝えれるような構成だと嬉しかったですね。 しかし、この映画の公開日をジブリとポケモンとハリポタがひしめき合う時期にしちゃったのは明らかに失敗だったんじゃないかと。 監督は「座頭市 THE LAST」「行きずりの街」につづいて、また興行収入が大コケしてしまいそうなので、応援したくなります。 頑張れ、本当頑張れ。 そして・・この映画は原田さんの遺作になってしまいました。 最近の映画では「奇跡」にも出演しており、ますますのご活躍が期待されていただけに、急逝は悲しくてしかたがありません。 心よりご冥福をお祈りいたします。 ヒナタカさん [映画館(邦画)] 5点(2011-07-24 20:25:56)

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【点数情報】

Review人数 21人
平均点数 6.19点
000.00% line
100.00% line
214.76% line
300.00% line
429.52% line
5314.29% line
6314.29% line
71047.62% line
814.76% line
914.76% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

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