みんなのシネマレビュー

エレニの旅

TRILOGY:THE WEEPING MEADOW
(TRILOGIA:TO LIVADHI POU DHAKRISI)
2004年【ギリシア・仏・伊・独】 上映時間:170分
ドラマロマンスロードムービー
[エレニノタビ]
新規登録(2005-01-25)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2021-06-04)【イニシャルK】さん
公開開始日(2005-04-29)


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監督テオ・アンゲロプロス
キャストアレクサンドラ・アイディーニ(女優)エレニ
ニコス・プルサディニス(男優)アレクシス
ヨルゴス・アルメニス(男優)バイオリン奏きのニコス
ヴァシリス・コロヴォス(男優)スピロス
エヴァ・コタマニドゥ(女優)カッサンドラ
ミハリス・ヤナトス(男優)クラリネット吹きのジシス
脚本テオ・アンゲロプロス
トニーノ・グエッラ(脚本協力)
ペトロス・マルカリス(脚本協力)
ジョルジオ・シルヴァーニ(脚本協力)
音楽エレニ・カラインドロウ
撮影アンドレアス・シナノス
製作テオ・アンゲロプロス
美術ヨルゴス・パッツァス
コスタス・ディミトリアディス
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【クチコミ・感想】

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10.長いこと映画と接していなくて、久しぶりに気分をリフレッシュさせようとして観賞したのが間違いでした。
全編を通して、主人公がエレ二であることも理解出来ないし、他のレビュアーが頻繁に使っている「長回し」というのが、私には退屈でなりません。
映像美等、分からなくはないけれど、どうも私には観賞する時期を間違えたようです。 クロエさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-01-12 04:44:00)

9.もちろんすばらしい映画ではある。筏を連ねての葬儀や、樹に吊るされている羊たちや、水没していく村など、アンゲロプロス以外には作れない厳粛な映像が展開している。難民の世紀としての20世紀を検証しようとする姿勢も正しい。でもなんかツルッとしている。初期の作品はもっと歴史と人間がジャリジャリと擦れ合っていた。脚本にトニーノ・グエッラが加わるようになってから、このジャリジャリ感が少しずつ薄れてはいないか。どこかページェント的、オリンピック閉会式のショーを見ているような気にもなってしまうのだ。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2007-12-05 12:25:20)(良:1票)

8.今残像がものすごく蘇ってきます。ただ念頭に‘霧の中の風景’があって、それでどうしても過剰に期待してしまって・・・。 ジマイマさん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-06 20:18:22)

7.アンゲロプロス監督作品は初めてなので、観るまでは自分に合うか不安でした。
オープニングでその心配も杞憂と分かり、叙事詩の世界に浸ることが出来ました。

どのシーンも、構図やタイミングや衣装や小道具に至るまで、監督の思い入れのもと完璧に作られていると思いました。
美術館に行き絵画を鑑賞したらば、それぞれの作品が動き出したような錯覚を覚えました。

この作品で印象的なのは、遠くから覗いている、見渡している視点。
村を広く写し、主人公たちは横向き後ろ向きでたたずむ、抱き合う。
悲しいことが起こったときも、観客は遠くのほうから見ているのです。
観ている私は、エレニの側に行けないので益々心配になってしまうのです。

そしてエレニの美しさ。
それは男の子から見た母の姿だからなのでしょう。
監督もインタビューで母を描いたと話されています。
私は男の子の母ですが、エレニの心情と自分とを重ねた時にしっくりこなかったのです。
私自身は、エレニのようにそんなに美しいばかりではいられないから。
それは監督(男の子)から見た母の姿なのだと、納得いたしました。

『エレニの旅』は三部作の一作目。
これからはどのような旅になるのか、アンゲロプロス監督に期待しています。
たんぽぽさん [映画館(字幕)] 8点(2005-09-02 19:59:57)(良:1票)

6.一種独特の演出様式で、言ってみれば彼が一人で考え出した歌舞伎を見せられている様。洗練や熟練とは程遠く、その人間臭さに好感を持った。水面を滑る霊柩筏のシーンには爆笑寸前のおかしみがあったし、エレニエレニと意味無い連呼は、住居と化した劇場(これも無意味!)に絶叫して現れる父親という、有り得ないシチュエーションに結実するなど、いいところもたくさんあった。物語を映像で説明しきれず解説調の台詞を挿入したり、話の誇張が寓意を超えて不自然だったりしたのが残念だ。 伯抄さん [映画館(字幕)] 2点(2005-07-18 23:46:47)

5.映像のスケールや美しさは今さら記すまでもない。一面に広げられたシーツ、草原に点在する寒々とした村、物語の象徴である灰色の港にたたずむパラソル、特に沈黙の中を進み行く人々の船の映像や雨の酒場などのシーンは近年の映画には比類がなく、ぞくぞくするほど荘厳な迫力を感じさせる。そして随所に作り手のこだわりが見え、愚直なまでに貫き通した一見短調にも思える「徹底的な引き」のカメラ。この映像の上に壮大なスケールで描かれる一大叙事詩の素晴らしさは理解できなくもない。ひとカケラの救いも見えない物語はこの映画の良さのひとつであるとして、この点数は正直に「私の感覚には合わない、退屈この上ない、面白さに欠ける映画であった」ということ。作り手のこだわりのひとつなのであろうが、表情をアップにしたヨリの映像は殆どなく、映像は美しいが動きと変化が薄い(もっとも、そんな安っぽい演出などこの映画には無用なものだ。この映画の個性は、あくまでも固定された引きのカメラで捉えた映像の展開にある)。物語の悲しさ、映像の美しさは理解できても、あまりに単調な映像と物語に長い上映時間が苦痛となり眠気を覚えるほどで、それが感動になることはなかった。素晴らしい映画だということは理解できても、面白さの価値観から感覚的に受け入れられない、そんな映画があるものだと改めて実感した。 six-coinさん [映画館(字幕)] 2点(2005-07-05 19:01:54)

4.旧の酒場での1シーン1ショット、演奏が中断と再開を繰り返す音の有無。その中断と再開は、民族紛争、大戦、内戦といった20世紀ギリシャの戦いの中断と再開の連続を縮図としているように聞こえました。音楽を奏でることができる=安寧、演奏できない=戦い、この構造を基本にこの作品では音楽とはまさに音を楽しむことである、と分からせてくれます。アレクシスの旅立ちを祝う白布の丘での演奏が、銃声一発で止まってしまうシーンなど象徴的でした。水を中心に火、木、また汽車や船が語る雄弁な映像美はもちろん、逆難民ギリシャ人としての公と難民内での個という二重構造のスケールの大きさ、ラストシーンに込められたエレニ=ギリシャの哀しみにはため息です。そして、あれだけの河沿いの街をセットとして築き上げ、ダムの水を流し撮影するというアンゲロプロスチームには白旗なのです。 彦馬さん [映画館(字幕)] 10点(2005-06-19 22:40:47)(良:3票)

3.アンゲロプロスの映像世界には、他の誰もが真似ることが出来ないこだわりとオリジナリティがある。今日に至るまで、死守され続けてきたこの人だけの映像スタイルは、黒澤とそして小津の影響が明々白々であり、その姿勢は愚直なほど一貫している。オープン・セットでは超望遠レンズを多用して映像に奥行きと重厚さを生み出し、室内シーンともなると固定キャメラで延々と芝居をさせる事などがその顕著な特徴である。本作はギリシア悲劇をベースに、繰り返される戦争の虚しさとそれに翻弄される民族、そして愛する者への慟哭を描いたものである。これはアンゲロプロスが作家として追い続けている永遠のテーマであり、また世界的に見ても唯一無二である事で、独自の地位を築き上げてきた人である。一大叙事詩とも謳われるその映像は、まるで能の舞台を観るかのような様式美で統一されていて、室内よりむしろオープン・セットにより彼らしさが表れている。それは彼の作品のモチーフでもある「河」に象徴的に描かれる。ときに国境として、あるいは祖国を分断するものとして、さらに民族の分裂から仲間や家族との別離といったシーンにより深い意味が込められ、今まで以上に大きな役割を担っていると言える。オープニングの難民たちに始まり、洪水に見舞われ水没する村々、あるいは多くの舟が整然と並び、漕がれる櫓が幾何学模様となって河を渡るシーンなど、それらはまるで静物画のような美しさで描かれる。また、木に逆さ吊りにされた無数の羊たちのショット、あるいは土手を挟んで二人の息子が再会する様子を、幻影として見つめる母親の姿を捉えた終盤のシーン等々、物言わぬ映像が多くの事を語りかけてくる。悲しくも美しい映像には枚挙の遑が無いほどだが、ひとつひとつのシーンはまさに芸術品であり、あたかも美術館を巡っているようである。細かなプロセスが省略されていても、個々のエピソードは十二分に理解でき得る。映像の持つ力とはそういうものなのである。 ドラえもんさん [映画館(字幕)] 10点(2005-06-15 18:32:14)(良:2票)

2.今観てきました。凄いです。レビューはアタマ整理してから改めて書きます。観終わって1時間たった今も気を許したら泣き出してしまいそうです。 ///<追記>↑【彦馬】様ご指摘の通りテーマ曲がいつも途中で中断されてしまうのが印象的でした。風に揺れる木の葉のように無力で歴史のうねりに飲み込まれて行く難民の悲劇。登場人物達は人間であり、同時に世界そのものをも表現しているようで、哀しみに沈むこの世界の流す涙が観ている私の胸にも押し寄せ、外に押し流さなければとても耐えられなかったです。難民は今も溢れていて、世界は今も痛みに呻いています。「川の始まり」はどこなのか?・・・この日私は、まさに映画でしか表現できないアートを体験しました。 黒猫クロマティさん [映画館(字幕)] 10点(2005-06-10 23:11:21)(良:3票)

1.ただただひたすらに悲しい映画でした。凝縮された乾いた悲しみに圧倒され、打ちのめされて、何も言えません。さすがはギリシャ悲劇の国。まいりました。 xr4000さん [映画館(字幕)] 10点(2005-06-05 19:36:27)

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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 7.33点
000.00% line
100.00% line
2213.33% line
316.67% line
400.00% line
500.00% line
600.00% line
7213.33% line
8533.33% line
916.67% line
10426.67% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 2.50点 Review2人
2 ストーリー評価 2.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review2人
4 音楽評価 3.00点 Review2人
5 感泣評価 2.00点 Review2人

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