みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
5.噂には聞いていましたが、なんとも風変わりな作品でした。地獄そのものを描くのではなく、地獄と壁一枚隔てた天国を描くことで天国の住人の認識を問うという構図。 その構図は今日も当たり前のように存在します。隣家から聞こえる夫婦喧嘩の怒声もそう、テレビやネットから日常的に流れる破壊された街の光景もそう。その意味では、この映画は歴史ものや戦争ものというより、見ている者全員に「お前はどうなんだ?」と問いかけてくる問題提起ものという感じ。 で、たいていの人は「怖いね、と言いながらディナーを続ける」(とある戦争映画の外国人記者の名セリフです)のが関の山ではないでしょうか。地獄の存在に気づいてはいても、自分の天国を脱してまで救済に向かおうとは思わないし、そんな力もない。政治が、警察が、軍隊が対処すればいいだけの話。人間とはそんなものと開き直って、むしろ無関心を装うぐらいしかできません。実際、世の中はそんな無関心の集合体で成り立っている気がします。 そう気づかせてくれたという点において、ある種の啓蒙映画と言えるかもしれません。もっとも、いくら啓蒙されても相変わらずディナーを続けるだけですが。 まったく余談ながら、当時のナチスにはもう一人、別の「ルドルフ・ヘス」がいました(綴りは違うらしいが)。こちらはヒトラーの最側近でありながら、第二次大戦が始まった直後ぐらいに戦闘機を盗んでイギリスに亡命した変わり者。歴史的にはこちらのヘスのほうが有名かと。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 7点(2025-05-31 23:49:41) 4.直接的な残酷描写は一切なし、平穏な生活描写が延々と続きますが、背景に少しだけ混じっている人の声や機械音で向こう側で起こっている「大変なこと」を想像させます。こういう映画は初めてです。改めて観たいです。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2025-05-31 23:07:31) 3.普通のホームドラマ。 何も知らなければ。 けど、ホロコーストのことを知っている人間であれば、底知れないほど怖い映画。 映画だからまだ我慢できるが、あの家の中で感じする匂いはきっと我慢できないものなのだと思う。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2025-01-12 18:13:20) 2.アウシュビッツ収容所の影がチラつきながらずっとホームドラマを観せられている、という映画。 価値は高いと思うが、作品として面白いわけではない。 終幕の音楽の不気味さが厳しい。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-12-18 18:02:38) 1.予想以上に淡々と進む日常。人間は良くも悪くも環境に慣れてしまうんだな。一晩で逃げたおばあさんの書き置きを読んで、何を思ったのか。自分の日常、世界の動きについての関心・無関心について、改めて考えるきっかけになれば。 【noji】さん [映画館(字幕)] 6点(2024-06-28 23:14:43) スポンサーリンク
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