みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.エロとグロは文句なし。ラストはちとしつこいかなと思ったが、悪くはない。これがやりたくて作ったんだろうし、よしとしよう。 残るは恐怖。お化け屋敷のような驚かしはなく、特殊メイクで迫ってくる老いと衰えがメイン。だがそれ以上に心を寒からしめるのが、デミ・ムーアの演じる初老の寂しさだ。 美しさと輝きを取り戻したくてサブスタンスという〝麻薬〟に手を染めるという説明だが、真の原因は孤独だろう。 劇中の彼女の生活は無だ。一緒に食事に行く友人も、職を失ったことを愚痴る相手も、心配してくれる知人もいない。現場の関係者、隣人、お掃除のおばちゃんともコミュニケーションはない。 華やかだったころに近づいてきただろう人々はどこに行ってしまったのか。豪華な部屋の中の空虚な毎日。キッチンにある一人用のテーブルも物悲しい。何かに救いを求めたくなる気持ちはよくわかる。 現実の我々のそばにも〝サブスタンス〟はころがっている。ロマンス詐欺や投資の誘惑、陰謀論やフェイクニュースなどなど。心のすきを狙ってくる悪魔はいくらでもいる。 結局、助けてくれるのは世間と友人なのかな。老人よ、スマホを捨てよ町に出よう。アレクサやChatGPTを話し相手にするようになったら、終わりだぞ。 そして帰ったら口直しにゴーストを見よう。しかし、よくこの役を引き受けたな。 【漣大五郎】さん [映画館(字幕)] 7点(2025-05-28 17:39:23) 2.これほどインパクトのある映画には、なかなかお目にかかれません。デミ・ムーアが出演を決めた気持ちがよくわかります。とにかく強烈な内容なので、途中で見ているのがつらくなってきました。主人公のためにも、ここで映画が終わってくれ、と念じながらラストまで何とか見ました。あまりに衝撃が強かったので、今は再び見たいと思いません。でも、しばらくすると、薬の効果が切れてきた時のように、また欲しくなっちゃうんだろうな。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2025-05-25 21:25:09) 1.この映画がアカデミー賞に5部門もノミネート(うちメイクアップ&ヘアスタイリング賞は受賞)されるとは、時代も変わりましたね・・・ しかし、デミ・ムーアが主演であったり、フランス出身の女性監督であったり、そういった要素がなければ見向きもされなかったんじゃないでしょうか? 作品のテーマや、ビジュアルのグチョグチョ感は、完全に80年代のB級ホラーのソレです。 オチも途中で容易に読めてしまいます。 この映画を一言で表現するなら、最高に贅沢な『笑ゥせぇるすまん』と言ったところですね。 【J.J.フォーラム】さん [映画館(字幕)] 5点(2025-05-17 23:29:07)
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