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【クチコミ・感想(8点検索)】
2.《ネタバレ》 ロッセリーニ作品のなかで個人的に最も好きなもの。
偽のロベレ将軍が、本物のロベレ将軍になっていく・・・いやロベレ将軍というのは人物というより、愛し同胞を支え鼓舞するといった愛国心のことであると思う。
身分の高低、職業内容が云々ではなく、ラストでのデ・シーカ演じる偽ロベレ将軍の気高さ。戦後まもなく貧しいイタリアではあるけれど、人々のプライドの矜持を謳ったものだ。
【さるさるさる】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-12-26 02:48:18)
1.本作は、ヴェネチア映画祭で金獅子賞(グランプリ)を獲っているにも関わらず、他のロッセリーニ作品と比べると知名度としては多少落ちるものがある。
しかも獲られた年代も1959年ということで、かなり後に獲られた作品だ。
全盛期的なイメージのある1940年代ですらあんまり楽しめなかったのだから、そんなに晩年の作品じゃあ大したことはないだろう・・・と踏んでいた。
しかし、映画好きの方々の評判をチェックすると、ロッセリーニ作品の中でも本作は、一際評価が高いのだ。
歴史的背景を熟知していないと、完全にはそのストーリーを理解することはできないであろう内容であり、私もそんなに世界史には精通していないので、ところどころ理解できない部分があった。
しかし、その様なレベルの鑑賞者さえも十二分に楽しませるだけのパワーがこの作品にはあった。
特に主演のヴィットリオ・デ・シーカの演技が素晴らしい。
デ・シーカと言えば名作『自転車泥棒』の監督というイメージが強く、まさかこんなに演技がうまいだなんて思ってもいなかった。
しかしそれは単に私が無知であっただけで、デ・シーカは元々、プロの俳優として映画界に入ってきたとのこと。
そして本作は、そのデ・シーカとロッセリーニが初めてタッグを組んだ作品でもあるのだ。
どこかのサイトで誰かがこう評していた。
「イタリアン・ネオ・リアリズモのニ大巨匠、ロッセリーニとデ・シーカが、イタリアとイタリア映画の意地を大いに見せ付けてくれた名作」
であると。
まさしくその通りに感じた。
又、デ・シーカ役の軍人と敵対する国の大佐を演じた、ハンネス・メッセマーの名演も光っていた。
これがとてつもなくかっこよい。
一発で彼のファンになってしまった。
132分という長尺である為、さすがに途中で多少だれるが、後半はまた息を吹き返し、展開も一気に変わってくる。
前半と後半とで、主人公の雰囲気が全く変わってくるのも観ていて楽しかった。
最後はあっと言わせる展開があり、底知れぬ余韻を残す。
それはあの『無防備都市』をも上回る素晴らしいラストだった。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-09-01 21:42:56)
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《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
5人 |
平均点数 |
7.20点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 1 | 20.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 1 | 20.00% |
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8 | 2 | 40.00% |
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9 | 1 | 20.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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