みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
162.法廷シーンは殆ど無いけど、陪審室でのやりとりで法廷シーンを想像しながら鑑賞しました。時々冒頭に少し出てきた少年の顔を思い浮かべながら・・・。同じ空間、12人の陪審員のやりとりだけでここまで面白く作られるものなんですね。見せ方が上手い!あっさりとしたラストも好きです。 【はっぴ~】さん 9点(2004-02-09 01:58:37) 161.陪審員が法廷で示された証拠や証言を基に評決するまでの過程を登場人物の表情と台詞だけで描いていきます。法廷に求められるのは、真実の追求と正義の執行です。社会生活で起こる事件やトラブルで私たちは司法を最後の拠所とするからです。しかし、この映画は、その司法の現場でも、過ちを犯す危険性があることを示しています。立派な法律があっても、事実を認定し、法を適用するのは人間である以上、個人的感情、誤解、偏見などが入り込む可能性がそこにあります。司法に携わる者の責任と判断の重みを示した法廷ドラマの傑作です。 【パセリセージ】さん 10点(2004-02-07 08:56:46)(良:1票) 160.よく出来た作品だと思います。シナリオも確かに面白いし、終始場所が変わらないのに退屈しない。ただ、裁判の映像が無いため、どのような証言をしていたか自分で考えることが出来ず、自分も陪審員の立場で参加できなかったのが残念。個人的には、自分も陪審員になって考えたかったので、その部分があれば満点です。 ついでに言うと、リメイク版はなんで作ったのかわからないくらい観る価値無しでしたね。無駄に長くなってるだけ。 【自由人】さん 8点(2004-02-07 01:29:08) 159.非の打ち所がない、最高の脚本。この脚本家は天才だ! 【Keith Emerson】さん 9点(2004-02-03 01:08:03) 158.古い、やけどそんなん関係ない良さが感じられる映画。会話だけなのにこんなにドキドキさせられる。。 【ヒロヒロ】さん 9点(2004-02-01 22:31:57) 157.12人が議論していくシーン以外は、ほとんど映像として示されないにも関わらず、殺人現場や、目撃者の様子、裁判官や弁護士の態度など、映っていないはずのものが次々と頭に浮かんできて、いつの間にか勝手に映像を作り上げてしまっている自分に気付きました。そのためか、キャメラがほとんど狭い陪審員室から出ないという退屈さは感じられず、むしろ、時間的にも空間的にも広がりのあるドラマとして印象に残ります。唯一示されるのは容疑者の少年のクローズアップ。これが仕掛けなのか、時折、この少年の顔が頭をよぎり、それを手がかりにしてどんどんイマジネーションが広がっていって、ついには「うん。ノットギルティだ。」と、思わず自分も13人目の陪審員としてディスカッションに参加していました。陪審員もそれぞれ個性的で、彼等の人間性はディスカッションの中で巧みに知らされていき、最後にはそれぞれの持つ人間性の戦いに発展していきます。人間性の紹介、そして人間性の衝突。これが繰り返される度に、一人また一人と票がひっくり返っていくところがこの作品の醍醐味でしょう。特に、有罪派にとんでもない偏見を持った個性や、極端に投げやりな個性を配したところがポイントで、この大胆なキャラクター設定がドラマの盛り上がりに大きな貢献をしています。ただ、彼等の存在は、こんな人がいて大丈夫かという陪審員制度に対する不安を感じさせてしまうのも事実です。恐らくこの作品では陪審員という「制度」そのものに対して否定する意図はなかったでしょうから、これについては多少代償を払った格好になるのでしょうか。陪審員室からキャメラが出るのは冒頭とラストだけ。これらを俯瞰のロングを使ったことで、バストショットが多い中間の陪審員室とは好対照で開放感と清々しさを演出しています。良い意味で「計算高い」傑作だと思います。 ちなみにリメイク版も好きですよ。 【スロウボート】さん 9点(2004-01-29 00:22:16)(良:1票) 156.陪審員制度って面白いですよね。日本にもこういう制度があればいいのにって思ってしまいました。とても人間っぽい話し合いが、見ごたえがありました。結局、「疑わしきは罰せず」という意味では当然の結末なのだが、終わりが読めるから面白くないというものではないと再確認させられた映画。結論がわかっていても過程が面白いんだから文句はない!! 【epitaph】さん 8点(2004-01-28 20:40:50) 155. 4番陪審員がヘンリー・フォンダに問われて、たった四日前に夫婦で見た映画の共演者をよく思い出せなかったシーンがあり、「なにしろ低予算の三流映画でね」と言い訳をいわせている。この科白が台本にあることが当時出演者の気持ちを大いに引き締めたのではと想像する。自分がほれ込んだ作品だからヘンリー・フォンダの気合がはいるのは当然だが、あとの11人の役者陣が「たとえ低予算でも、たとえフォンダ以外は名前を覚えられなくても、三流ではない、一流映画を作ってみせる」と揃って奮起し、渾身の演技をみせたからこそ、秀逸な脚本、カメラワークとも相俟って、四日どころか、何年にもわたって記憶に刻み込まれる名作が生まれたのだと考えたい。若いころとは違って、今の私が一番感情移入するのは、理不尽に突っ張っていて最後の最後でNot guiltyと叫んだ3番陪審員。だって男って、たとえ自分が間違っていると内心わかっていても、面子をつぶされたと感じる形で自分の意見を180度変えるのは徹底的に嫌いな生き物だもの。それをさせられた辛さがよく出ていた。だからこそ帰り際にそれをやらせてしまったと自覚していたヘンリー・フォンダが3番陪審員に上着を着せてやり、いたわりを示すところがグッと来る。女の人にはわからない世界かもしれない。 【南浦和で笑う三波】さん 10点(2004-01-27 16:06:40)(良:3票) 154.そもそも容疑者の少年は“無罪”を主張してたのか?その当の本人は「父親刺したのは自分じゃない」ってちゃんと言っていたのかな?そこんとこはどうだったのだ??やっぱりあの少年の目をもう一度見てからでないと何とも言えんよね。よっぽど自分があの少年に問いただしに行きたくなりました。それにしても、雨上がりのラストはやっぱシブイよね。 【3737】さん 8点(2004-01-27 13:30:33) 153.まずこの作品を知る切っ掛けとなった本サイトに感謝したい。このような密室の人間ドラマは今まで観たことが無く、終始緊張感のあるあっという間の90分であった。警察、弁護士の質が一番問題なのだが、それでも陪審員の人選によって判決が変わるという恐ろしさが出ていた。某本に”陪審制度は馬鹿げた制度”と書かれているのだが、私もその通りだと考えている。日本においても陪審制度を取り入れる方向だというが、民主主義とはズブの素人が評決を下すことでは無いはずである。 【まさサイトー】さん 10点(2004-01-25 16:38:08) 152.20代に観て、もう30年経つのに、いまだに私のベストワン映画です。評論家の選出するベストテンより、ここでの評価の方が高いということと、それによって、こんな古い映画に若いファンが増えているということが、とても嬉しいです。脚本、演出、配役、撮影どれを取っても一級品で、芸術性と娯楽性が見事に調和した、とても完成度の高い作品だと思います。またこんないい映画に巡り会いたくて、映画ファンがやめられません。 【とらおとめ】さん 10点(2004-01-23 21:12:48)(良:2票) 151.《ネタバレ》 脚本が良い。舞台脚本としても使えるし、アレンジもできるしで見事。リメイクやパロディを作ろうとした場合、低予算で可能なのではないだろうか。ただ日本では陪審員制度がないので馴染み薄かもしれない。また、『疑わしきは罰せず』といったオチもチョッとといった感じが。でも、良作品であることには違いない。 【中岩無洋】さん 9点(2004-01-22 13:14:47) 150.これはいつの時代に見てもおもしろいんじゃないかなー。 文句のつけどころがない! 【くそったれバカ】さん 9点(2004-01-22 00:21:29) 149.凄くテンポ良く見れました。古さを感じさせないところが良いですね。観てる間私もどっちにしようか揺れてしまいました。 【あずき】さん 8点(2004-01-21 13:49:53) 148.90分間画面に釘付けでした。次の日DVDを購入している自分がいました。面白かった!! 【shiro】さん 10点(2004-01-20 22:56:38) 147.このホームページで評価が高かったので見ました。 面白いし、深いし、さわやか。気持ちのいい映画。見てよかった。 【アーリー】さん 9点(2004-01-20 00:33:58) 146.古いのに、みれる、おもろい、後味いい。 【おでんの卵】さん 9点(2004-01-17 00:39:04) 145. お金なんかかけなくても面白い映画は、いくらでも作れるんだなぁって思いました。 テンポもよくって、とってもよかったです。 【erica】さん 9点(2004-01-15 16:38:21) 144.これはもう脚本の勝利です。ヘンリーフォンダが惚れこんで作ったらしいですね。12人の座る位置から、何から何まで計算されつくしていて、どこか神様が作らせたような印象さえあります。真実と事実は違うということ。人が人を裁くことの怖さ。陪審制度万歳の映画じゃないんだよね。いや傑作です。 【ひろみつ】さん 9点(2004-01-08 14:40:53) 143.ほぼリアルタイムの二時間チョットの間の中に人間の宗教や差別の問題、親子の問題、そして何よりそれらすべてをひっくるめた、人間の普遍的性質。その他、ものすごく大きな、たくさんの問題を盛り込めているのがすばらしい。僕はこの作品を演劇で実際に演じたが、演じた私自身、この作品にたくさんのことを教わった気がする。それと、恐ろしいほどの緊迫感。ほんとにすばらしい。 【野次られLOW】さん 10点(2003-12-30 00:11:15)
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