みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
129.デヴィッド・フィンチャーの美的センスが溢れる傑作。俳優陣の演技も素晴らしいし、話運びのカッコよさは『ファイトクラブ』のはるか上。とにかくかっこいいんですよ。暗い画面やカット割りに構図も何もかもが。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-03-02 23:53:53) 128.《ネタバレ》 世界は不条理の塊だ。意識しなくても誰かと関わって傷つけ、知らずに自分に返ってくる。テレビに映る遠い世界の悲惨なニュースを、画面越しにワイドショー感覚で見ている人は少なくない。ただ、それが自分に及ぶことになってしまったら・・・。ジョン・ドゥは究極の選択を迫ってくる。誰だって人の子なのだからミルズの選択を責められない。そうやって不条理な世界が形作られている。サマセットは引用する。「ヘミングウェイはこう言う。『人生は素晴らしい、戦う価値がある』と。俺は後者に賛成だ」。こうでも言い聞かせないと、不条理な世界に気が狂ってしまう。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-20 22:19:19) 127.《ネタバレ》 「ゴーン・ガール」のレビューで、比較に出したこちらの感想も書いておきましょう。これも人道的には相当に問題のあるストーリーですが、むしろ好きな映画です。(どこで好き嫌いの線引きがされているのか、自分でも謎です)中盤でミルズがサマセットに対し「自分が引退するから、世の中が救いようがないというのだろう。でも俺はそれには同意しない」というセリフは、閉塞感の漂う日常で、ともすると厭世気味になりがちな自分に言われた気がしてハッとしたものでした。しかし、この映画はご存じのようにわかりやすい人生の処方箋や、ハッピーな未来を提示してくれません。これを公開時に観てからすでに20年近く過ぎるのですか・・・結局今も20年前と大して変わらない、いやむしろ少し悪化した閉塞感の中で、それでも何とか日々生きているというのは、この映画が示したことそのままなのかもしれませんね。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 9点(2014-12-13 22:29:04) 126.《ネタバレ》 まさしく「映画を見た」という感想を抱く作品。 内容は7つの大罪になぞらえて事件が起こり、被害者の殺され方も残虐である一方で芸術さも感じられる。 最後のシーンでは、車の中で会話しているところから既に鑑賞しているこちらまで心拍数が上がり、手に汗をにぎっていた。 【カジノ愛】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-03 09:56:58) 125.《ネタバレ》 この映画はある意味ハッピー・エンドなのかも知れない。 フリッツ・ラングの「ビッグ・ヒート」にも通じる部分がある「犠牲と心境の変化」。 フィンチャーは「ゾディアック」とか00年代の作品の方が好きだが、彼の最高傑作を1本選ぶならコレになるだろう。 市川崑と宮川一夫の「おとうと」の頃から銀残しという演出は使われてきた。 非常にコントラストの強い画面は、見る者に閉鎖的な息苦しさを与える。 この映画に描かれる下品さ、人間の汚れた部分を徹底的に見せる映像には嫌悪感を覚える者もいるだろう。 だが、人間の心理に向き合わせようとする物語・・・アンドリュー・ケヴィン・ウォーカーの哲学を絡めた見事なシナリオには唸らざる負えない。 それに美しいシーンもある。 莫大な情報が眠る夜の図書館の静寂とかさ。 凶悪な犯罪や殺人が耐えない現代社会。 サマセットはそんな世の中に嫌気が差していた。定年を迎え辞めようという時に起きた「七つの大罪」になぞらえた連続殺人。 奴は何故殺人を繰り返すのか、それが徐々に浮き彫りになっていく。 殺人犯の説教なんてクソ喰らえだ。 大量かつ複雑な情報をコンパクトにまとめてしまうフィンチャーは正に職人だ。 サマセットとミルズは早く平和な家に帰りたがっていたが、殺人を止めるため、「安心して子供を産める世の中」にするために犯人と戦う覚悟を決める。 サマセットは、ミルズの妻とそのお腹の中にいる新しい命に触れる事で「人を信じてみたい」と希望を持ちはじめる。 最後の戦いの前にフル装備で身を固めていくシーンのワクワク感は何なのだろうか。 それを絶望の淵に叩き落すのだから油断できない。 結末は残酷なようにも思えるが、ミルズの表情に“憤怒”は無く、かといって“哀しみ”にも染まっていなかった。 勝ち負けではない。 「もうこれ以上犠牲者を出さないためにも・・・このクソ野郎は俺がブチ殺す」という冷静な戦士の表情だ。 車の中で贖罪を求めていた筈の彼が、警官として責務を負う覚悟を決めたのだ。例えどんな絶望が待っていようとも。 フィンチャーが“アレ”を見せなかったのも俺は気になる。 実は犯行にはおよんでいなくて、警官に嫉妬する自分と憤怒にかられた刑事を“精神的”に殺そうとしただけだった可能性もあるのではないだろうか。 俺はそういう結末があっても良いと思うんだ。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-10-05 22:04:33) 124.七つの大罪から描かれる暗く深い描写に残酷なラスト。サスペンス映画としては完璧。ケビンスペイシー、ブラピ、モーガンの名演技が光る。フィンチャー好きになった思いれの深い映画。 【mighty guard】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2014-08-26 01:05:58) 123.サイコ・サスペンスの金字塔。ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンの関係性がよく、2人のやり取りが見ていて面白いです。そしてなんといっても素晴らしい役者3名によって出来た衝撃的なラストシーンは一生心に残りそうです。 【nyaramero】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-04-16 12:53:34) 122.ブラットピットとモーガンフリーマン二人とも役にぴったりはまってた。雨が印象的で陰鬱とした世界観が素晴らしいです。 【しっぽり】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-11-25 19:58:48) 121.《ネタバレ》 「ユージュアルサスペクツ」とこの作品を観て以来、ケビンスペイシーがいい人そうな役で出てきても基本的に信用しないようにしています。 【mickey】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-04-09 16:39:01) 120.何度観てもいい。オープニングからいい。最後のブラピの決断、あまりにも辛すぎる。 【noji】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-03-05 23:04:12) 119.《ネタバレ》 観始めたら最後、どっぷり楽しめます。 あまりにも有名な結末は、絶望的であり魅力的でもあります。 こんなのアリですか? 【ろにまさ】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-11-11 02:03:22) 118.《ネタバレ》 後味の悪さ、という点では五指に入るサイコ・サスペンス。グロいにも関わらず、映像の美しさで魅了してくるのは「エクソシスト」や「羊たちの沈黙」を彷彿とさせます。こちらにまで湿度が漂ってきそうな雨ばかりの描写とうっそりと暗い現場、空気中に漂うチリ、耳障りな音。画面の怖げな統一感が見事です。一転してからりとしたラストの砂漠の空気が、これまた奇妙な居心地の悪さ。あと二つ残ってる、という不吉な思いがそう思わせるのかな。この頃はまだケビン・スペイシーを見ると怪しい、という条件反射ができていなかったのですんなりと脚本に翻弄されました。超有名なラストは驚愕必至。未見の人に語る時は絶対に明かさないようにしてもらいたいものです。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-08-21 18:45:48) 117.《ネタバレ》 あああ、なんてこったい。 【eureka】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-06-09 19:10:42) 116.昔ビデオでレンタル開始された時走って借りに行った記憶がある。 CMが魅力的でした。 最近のBDを含めるともう5回程見ただろうか。 後半の怒涛の展開、そしてラストの衝撃シーン。 初視聴のとき、糞ガキだった自分は息をするの忘れて正座してたなぁ。 多少グロいシーンがあるが、それでも多くの人に見てもらいたいサスペンス作品。 当時は気にする事もなかったが今見るとなんて豪華なキャストなんでしょう。 デヴィッドさんの作品の中では今の所一番好きです。 【hanabuto】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2010-12-29 07:42:42) 115.最後の流れは圧巻だ。 【リーム555】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-05-07 23:38:29) 114.この後味。 気色悪いほど気持ち良い。 ただこれは余韻じゃなく後遺症かも。 【がらんどう】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-02-07 21:19:04) 113.久々にテレビでみましたが、全てがうまいですね。いい映画です。 【アフロ】さん [地上波(吹替)] 9点(2009-10-25 03:20:03) 112.《ネタバレ》 戦う価値があると信じたい。 【フッと猿死体】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-04-12 17:27:01) 111.《ネタバレ》 いや、全く飽きずに最後まで観られました。ケヴィン・スペイシーが兎に角最高です。キリスト教絡みのストーリーですが、この程度であれば宗教に興味の無い我々にも充分解りますし。観賞当時はケヴィン・スペイシーの喋り方を真似しようと頑張ったモンです。 【キノコ頭】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-03-30 09:43:18) 110.《ネタバレ》 バッドエンドの映画で一番好き。なんといっても映像がスタイリッシュで、暗い雰囲気が終始漂っているのが格好いい。 【たっけ】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-02-16 18:36:03)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS