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【クチコミ・感想(6点検索)】
3.山田洋次監督クラスの新作ともなれば、映画関係者のみならず巷での関心は並々ならぬものがあり、それだけ批評の目というものも自然と厳しくなるものである。そう言う意味において本作も、「前作さえなければ・・・」という但し書きがやはり必要な作品ではなかろうか。前作とは言わずと知れた「たそがれ清兵衛」であり、私個人としても十年に一本の傑作として断言して憚らないほど惚れ込んだ作品であった。従ってあれほどの完成された作品は、いかに山田洋次といえども、そうそう簡単に作れるものではないというのは、誰しもが感じるところだろう。しかしそういったリスクを物ともせず、敢えて再び姉妹篇の如く製作に挑戦したのは何故だったのだろうか。確かに本作だけを見てみると、良く出来た作品として位置付ける事は容易いが、藤沢周平の原作を基にしている事や、多少のプロットや細かいエピソードの違いはあっても、基本的なスタンスが同じであるがために、大方の批評がどうしても比較論となってしまうのが、この映画の損なところ。仮に松竹のお仕着せ企画であったとしても、彼ほどの大人物ならばノーと言えるだろうに、よほど藤沢周平の世界がお気に入りだったのだろうか。それならそれで「たそがれ」の後に現代劇をワンクッションとして撮ってからでも良かったのではないだろうか。まぁ天才の頭の中身は、我々凡人には計り知れないということだろうか。いずれにせよ「たそがれ」とはひと世代若いカップルを主人公に、現代に通じる若侍の潔い生き方という、一種の青春モノを描きたかったことだけは間違いなさそうだが、前作のクライマックスが大立ち回りであったのに対し、今回は一瞬でカタをつけるという感触が、そのまま映画の感触となったようだ。 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-05-03 18:46:44)(良:1票)
2.《ネタバレ》 ほのぼのです。切れがないのが、山田映画の真骨頂ではないでしょうか。殺陣も切れがありませんので、無理して小澤君の掌をとばすことはないと思うが…。松たか子の演技が光ります。「蔵」の列役のイメージが強烈でしたが、着物になれば、後姿で演技できる数少ない若手女優です~遺伝子って凄い~頑張れ永瀬!監督名と配役を見ただけで、安心して臨め、なおかつ、気持ちを暖かくしてくれる邦画は非常に貴重です。 【つむじ風】さん 6点(2004-11-25 02:03:37)
1.《ネタバレ》 たそがれ清兵衛の静謐さ、完成度の高さにくらべるとね。やっぱ永瀬正敏と小沢征悦での殺陣では屋内は無理ですか。真田博之と田中泯はすばらしかった。真田ってすべての所作が美しく、まさに侍でしたね。高島礼子が存在感ありすぎてくどいし、“いつものメンバー”の組み合わせが余計な笑いを誘っている気がしました。特に吉岡秀隆と倍賞千恵子の組み合わせは、親子の会話にしか見えないところが困る。原作、まったく知らないのですが、本当にあんな仕掛人/仕置人的手法が隠し剣なの? なお、ラストシーンのおなじ台詞の繰り返しによる感情表現は10点つけてもいいと思う、これがある映画大好きなもんで。 【shintax】さん 6点(2004-11-01 18:24:30)
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【点数情報】
Review人数 |
102人 |
平均点数 |
6.44点 |
0 | 1 | 0.98% |
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1 | 2 | 1.96% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 3 | 2.94% |
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4 | 5 | 4.90% |
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5 | 14 | 13.73% |
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6 | 23 | 22.55% |
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7 | 23 | 22.55% |
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8 | 24 | 23.53% |
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9 | 5 | 4.90% |
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10 | 2 | 1.96% |
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【その他点数情報】
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