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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(7点検索)】
6.《ネタバレ》 ボクたち実は家族じゃねぇんだけど、ホントの家族と同じくらいとっても仲がイイ。パクってパクってパクられて、ぜ~んぶバレちまった。偽おばあちゃんと偽お母ちゃん、樹木希林と安藤サクラ怪演。愛に飢えた偽家族を描いて、パルムドールをゲット。いいシゴトでした、是枝さん。良作。 【獅子-平常心】さん [映画館(邦画)] 7点(2018-12-30 01:19:46)
5.《ネタバレ》 この家族を見ていると、
実の家族を失った者たちがバラックの家に寄り集まって暮らし
盗みや違法行為で命を繋いでいた時代・・
昭和20年代、終戦後の貧困状況下の日本を連想してしまう。
(自分が体験した訳でも、日本人全員がそうだった訳でもないが
記録映像などで私たちはそれを知っている。)
この映画の家族にリアリティとノスタルジーを感じるのは
“あの頃の日本人”の姿がそこにあるからかも知れない。
さらに言えば、この映画が世界中で共感された理由・・
国が経済的に発展するという《光》と、それが生んだ《陰》
その陰に(自ら望んだ訳ではないのに)陥ってしまった “普通の人々”
その姿を描いているからに違いない。
そして、普通=光であり《善》であるはずの官職たちの言葉が
《偽善=闇》に反転して見えるラスト。
そこには「豊かさを得るために人が失いつつある何か」がある。
私がこの物語に、悲しさと同時に “恐ろしさ” を感じる理由だ。 【墨石亜乱】さん [映画館(邦画)] 7点(2018-11-04 00:05:10)
4.《ネタバレ》 是枝監督作品なのに、あんな風にわかりにくく、後味の悪い作品だったかなというのが第一印象でしたね。
PG12…12歳未満の方は、保護者の助言・指導が必要です。
この映画を11歳の娘が観たいと言うので、一緒に映画館に行きましたが、
松岡さんのお仕事のシーンで主人に強制目隠し。後から「どんな仕事してたの?」と聞かれ、どう説明していいかわかりませんでした…。
勝手な思い込みで、ある貧乏でも暖かい家族の中で助け出された女の子のお話だと思っていて、
最後には全員、赤の他人だった…とはびっくりしました。
深く考えさせられたな〜と思ったのは、
樹木希林さんが言った「血の繋がりがない方がいい。期待しないから…」的なセリフ。
はっきり覚えてなくてごめんなさい。
あとはじゅりちゃんが、捜索願い出さない家庭に帰しちゃうのかぁ〜ってガッカリ。
更に池脇さん「子供には母親が必要なんですよ」とか、
何言ってんだー!ってムカムカしてしまいました。
あとは桐本明さんの「妹にはやらせるなよ」と…。わかっていてやらせていたんだなーと感動。
安藤さんからの「潰れなければいいんじゃない?」を受けての喪中…つぶれちゃったのかな…
車のガラスを割っている時「それは人のものじゃないの?」
城くんの成長。
ただその男の子を助けた過去と、リリーさんが転がり込んだいきさつをもう少しだけ、わかりやすくしてほしかったかな。(わかんなかったの私だけ?)あと誰が殺して埋めちゃったのかとか…イマイチわからなかった。お馬鹿でごめんなさい。 【新しい生物】さん [映画館(邦画)] 7点(2018-08-06 15:43:15)
3.《ネタバレ》 例えばスイミーのエピソードのように、困難な状況にあるものたちがそれが故に深い絆で結ばれているっていうようなこの監督の得意技みたいですが、納得いかないんですよね。現実には、経済的に困難な状況の人たちほど、お互いの心を詮索し合っているのではないでしょうか。おそらく母親に愛されなかった信代が、りんを我が子のようにかわいがれるのもわからない。負の連鎖は続くものと思っていますので。しかし、今日は封切り日ですので書きませんが、リリー・フランキーが雪の晩、布団の中のセリフにまいりました。父親であろうという気持ちをあきらめるとき。オレもこういうことを、言わなければならない日がいつか来そうだ。また、絶対あり得ないけれど、りん(樹里)の視線の先に、バスを降りた祥太とお父さんが立っているなんて想起させるエンディングも良いと思います。そんなことは、絶対に絶対にありえないんだけれど。【追記】リリー・フランキー、なんか田中邦衛に似てきた? 【なたね】さん [映画館(邦画)] 7点(2018-06-14 17:23:55)
2.《ネタバレ》 ツイッターあたりでは見てもいない映画を中傷するおバカな人々を炙り出してみせる状態になってますが、この映画について言及する事は、そのまま今の日本を映す事になるような感じで、仕掛けてきてるねぇ、って。
弱者を切り捨てたがりな、強い者の側についている(つもりの)人でいっぱいのこの国で、ここに描かれる都合の悪い幸せは、目を逸らしたり、壊したり、断絶したりしたいモノなのかも。
好ましいとは言い難い関係で疑似家族を構成している人々それぞれの、ちょっとした儚い幸せ、それすらも許されないものなのか、人である最低限すら否定されなければならないものなのか、どうなの?と。
〇か×かでしか判断できない(自分の支持者でなければそれは敵だと思ってるような首相が存在している)この国。美しさとか心の豊かさとか、そういうのって一体どこにあるって言うんでしょ?
ね、この映画を語ればこの国の中の、どういう国民なのかが露わになっちゃう。
さて、とは言え、私はこれまでの是枝監督作品同様、そーんなには巧い映画だとは思いませんでした。
冒頭の、説明的な展開をかなり省いていきなり少女連れてきちゃうあたりの潔さは良かったのですが、答えの無いオチの無い映画なのに、はい、幸せ描写はここまで、次のシーンから波乱の展開が始まります、みたいな定型フォーマットっぷりを見せられてしまうと、なんだかなぁ、って思ったり。
総じて構成や編集に首を傾げ気味。設定上の隠し事を小出しに見せてゆく構成ゆえ自然さを欠くようにも思えました。
それを補って余りあるのは役者、特に女優の演技、まずはさすがの安藤サクラ。その生々しい肉体の存在感ときたら。演技とか役作りとか飛び越えて迫ってきます。
加えて、安定の樹木希林と若手実力派な松岡茉優、そして子役の佐々木みゆという世代を隔てた女優がそれぞれに存在感を示して、1つの「家族」の姿を見せつけてくれます。
現実は映画よりも更に厳しい、それをニュースで思い知らされて、それでも目を逸らし、切り捨て、排除し、「美しい日本を取り戻す」とか言っちゃう? 「じゃあお前はどうなんだ」? どうなんでしょう? 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 7点(2018-06-11 21:23:47)(良:1票)
1.早速今年のカンヌ・パルムドールの作品を観てきました。 おもしろい内容で、画面に引き込まれるのですが『満足』とまでは行かないですね。 今風な日本の社会事情を捉えているようですが、でも、やっぱり、どこか違うような気がします。 主人公の家族に対しても、特に同情や同意できるような部分は皆無ですし、むしろ嫌悪感ばかりを感じます。 そんなクソ家族が主人公に感情移入など出来ません。 ただひたすらに客観的な目で物語を追うだけです。 ただ、この後どうなるのかなあと後ろ髪を引かれながらのエンディングは、是枝作品独特の余韻が心地良かったと思います。 でも、安藤サクラの存在感は見事です。 彼女の演技は光っていましたし、間違いなく世界に通用すると思います。
あと、作品とは全く関係ありませんが、映画館のスクリーンを自分の家のテレビと勘違いしているのか、やたらと声を出して思っていることをつぶやくジジイが何人もいて、非常に不愉快でした。 あんなヤツら、出禁にして欲しいですわ。 【ミスプロ】さん [映画館(邦画)] 7点(2018-06-03 01:17:21)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
93人 |
平均点数 |
6.38点 |
0 | 3 | 3.23% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 2 | 2.15% |
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3 | 4 | 4.30% |
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4 | 6 | 6.45% |
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5 | 10 | 10.75% |
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6 | 13 | 13.98% |
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7 | 26 | 27.96% |
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8 | 19 | 20.43% |
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9 | 9 | 9.68% |
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10 | 1 | 1.08% |
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【その他点数情報】
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