みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
92.《ネタバレ》 この映画を「アメリカ人の価値観」と区切って他文化の世界と感じる事は間違いだ。大麻やナチスとの関わり方のズレはあるが人生との接し方は何も変わらない。極端な例を提示しただけで普段過ごす日本での日常とかけ離れた世界ではない。ちょっとしたズレから訪れる悲劇の一例を丁寧に提示していたと思う。カットカットでフィルム感が変わるのがそれぞれのキャラクターの感覚の違いに感じれて興味深かった。素晴らしい作品。 【reitengo】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-04 19:16:48) 91.《ネタバレ》 お互いに不平を抱えた夫と妻、そんな状況に嫌気が差している一人娘…。ありふれた家庭での家庭崩壊がこの映画では延々と展開されていきます。夫は娘の女友達に惹かれ、妻は仕事の関係から不倫を始め、娘はヤクの売人のクラスメートに恋をする。皆がどんどんとドツボにはまっていってしまうのですが、実は彼らは昔の平凡な幸せに気づいていないだけなのですね。夫が会社を辞める前、オフィスに飾ってあった言葉"look closer"。ヤクの高校生が撮った、ビニール袋が風に舞う映像。人間誰もが現状に不満を持つこともあると思いますが、実は現状って案外幸せなんだろうって間接的に気づかされました。夫は最後に今までの幸せだったことを実感するのですが、ちょうどそのタイミングで銃殺されます。銃殺した人間が家族でなかったところは救いになっていますよね。映画のトーンが全体として重い感じなのですが、ラストの終え方がうまく、見終わって嫌な感じはしませんでした。あ、あと、娘の女友達役のミーナ・スヴァーリ、とんでもなくかわいいです! 【まいった】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2010-07-11 02:05:07) 90.脚本も面白いし、ケヴィン・スペイシーの演技は相変わらず良かったですね。ノンジャンルで良さがわかりにくい映画だと思うけど、それでも賞を取ったんだから大したもんです 【ギャングスター】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-12-12 19:29:37) 89.こんなストーリーが評価されて賞を取るなんてすごいですね。ケヴィンスペイシーの演技が光ります。単純に面白いです。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-17 00:43:36) 88.《ネタバレ》 みんな「こんな生活、もうヤ」と不満を持ちつつ、といって確固たる未来の夢がそうそうあるわけでもなく、永遠の過渡期のような“かけがえのある日々”に苛立ち、するとつい娘の友だちに恋心を募らせる中年男も出てくるわけで。どんな異常も平凡に回収されてしまうのが現代の悲劇なら、平凡が平凡であることを異常に嫌悪するのが現代の喜劇。ことさらアバズレを装った小娘とキレた中年男との間に、マゴコロが通じてしまったりもする。なんだか知らないけどあたしは、雨の部屋で、ねじくれた果てに、あたかも父と娘のようにちょっとだけ心が通い合う、男と娘の友人アンジェラの場にホロッとしてしまった。きっとこれピューリタン的には、邪恋を改心して歳の差にふさわしい正しい思いやりになった、と中年男の心理を解釈するのだろうが、どうだろう、ねじれが一回転してしまったとはとれないか。これはこれで邪恋の成就ではなかったか。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-09-26 10:58:17) 87.この映画は、舞台がアメリカというだけで、日本にもこういった 家族は多く存在すると思う。 特にケビン・スペイシーとクリス・クーパーの演技はシュールかつコミカルで 非常に印象に残った。 また脚本・音楽も良かった。 【ナラタージュ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-21 00:14:56) 86.アカデミー賞作品&ケビン・スペイシーということで期待して鑑賞。 予想通り面白かった。 リアルなアメリカの日常はこんな感じ? 【二矢PUNK】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-27 22:34:22) 85.この映画の登場人物たちって日本やアメリカを始め、先進国には少なからず、でも必ずいる人たちだと思います。それがリアルさを増してるというか、私自身も少なからず共感できてしまうというか…。けれども、こういう映画は好きです。途中から家族をほっぽりだして好きなことを始めちゃうケビン・スペイシーを少しだけ見習わなきゃなとも思います。 【黒めがね】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-03-29 23:04:07) 84.これは映画だから、一人一人の登場人物を大袈裟に描いているけれど、「どこか心に潜んでいる自分」が出てくる。ブレーキがかかっていて、表に出てこないだけ。出てくる人皆、格好悪い。だからこの映画は、人間ドラマとしてのリアリティーがある。 【Syuhei】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-03-11 18:31:10) 83.不思議な魅力がある作品でした。妙に引きつけられるものがあったなぁ。どの俳優もイイ演技をしていましたね。ミーナ・スヴァーリの小悪魔的な魅力は最高だった。 【ギニュー】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-03-08 21:18:32) 82.《ネタバレ》 もしケヴィンとミーナも結ばれて、離婚も成立して、それぞれの人物がハッピーに終わっていたら、きっとアタシはこの作品が嫌いだったと思う。個人的には、ケヴィンよりクリス・クーパーの熱演に引き付けられました。 【アンナ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-08-26 23:28:50) 81.《ネタバレ》 予備知識がなかったのですが、勝手に「ビューティ=アネット・ベニング」という映画だろうと思っていたら、ぜんぜん違ってました。あんな“おばさん”がハマり役だなんて・・・。でも、いい映画でした。ハッピーエンドじゃないですが。 【mohno】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-27 03:41:12) 80.前半はつまらなく感じたけれど、病んだ部分が噴出してくる後半部、私ものすごく共感してしまった。病んでない人の方が少ないと思われる今、この映画、ああ、わかるなって人ホント多いんじゃないですかね? 【サイレン】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-31 17:37:12) 79.主要キャストから脇役まで綺麗にアメリカ白人で揃えられた映画。プロットだけ見れば中流家庭が崩壊していく暗い内容になるはずなのだが、レスターたちが平凡な日常から抜け出していくというあくまでもポジティブな視点で作られている。そこがこの映画の最大の皮肉だろう。とくにレスターが笑顔のまま死んでいくラストにはやや戦慄を覚える。もうアメリカ人は「普通の人々」ではいられないのかもしれない。アメリカ人の感想が1番気になる映画。 【マイカルシネマ】さん [地上波(吹替)] 8点(2005-12-20 12:23:36) 78.ストーリーは一般家庭の平凡な問題を取り上げているだけなんですが、不思議と引き付けられ、最後まで楽しめました。悲惨な最期ながら後味の悪さを感じないのは、スタッフの手腕というべきでしょう。 【H.S】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-17 21:27:05) 77.随所に映える赤が美しい。けど、そのせいでラストが予想できちゃった。まだまだ若造の自分には意味がわからないところがたくさんあったけど、それでもとても惹かれる。ケビンが恋心を思い出してから、どんどん強くなるのが楽しい。自信回復とか、力関係とか、ゲイと海軍さんとか、アメリカらしい映画だなあ。 【●えすかるご●】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-09-19 13:36:11) 76.十人十色の平凡な人生。そこから脱却しようとする人達。様々な転機。そして・・ラスト。テンポ良く進む割に多種多様なテーマを含んでいて、笑って考え模索する映画。エロも必要な要素だ!! 【たまごくん】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-09 03:44:30) 75.《ネタバレ》 面白かった。銃が頭の後ろにゆっくりと・・・あのシーンは怖かった。 【ベルガー】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-10 23:40:14) 74.エンディングにつきるのではないでしょうか。 劇場で観たのですが、確かビートルズのビコーズのカバーが 流れていたと思う。 なんて神々しいラストなんだろうか、 この男の人生はこんなに高貴なものかと。 高貴で特別なのです。周りからどう見ようと、その人にとっては。 変態おやじとさえ思えるスペイシーの好演も、 さらに変態(本当の)精神異常者によって、 笑ってしまうしかない展開になる。 アメリカの夢の裏側。体裁だけの贅沢。家族という名前だけの集団。 実に腹立たしくもそれでいて暗くないコメディにしている。 内容が笑えないリアリティがあり暗いのに、 演出と俳優がうまいのか逆に、笑えてしまうのが怖い。 人事のように見ながらも、人事に思えない。 それは監督がイギリス人であるのも客観的に見える原因かも。 ただ内容が内容なだけに、アカデミー総ナメというのはどうなんだろう。 日常の崩壊をコメディにしてシニカルに仕上げたのが受けたのか。 この作品はよいのだが、大笑いし認めてしまうアカデミーって・・ でもでもよく考えるとこの作品でよかったのかもね。 第72回アカデミー賞で、作品、監督、脚本、主演男優、 撮影の主要5部門を受賞! 空を舞う白いビニール袋、赤いバラ、本当に見事な演出です。 そしてアネット・ベニングの髪型が粋でした。 スペイシーが恋する少女よりベニングです。 この映画は「ガープの世界」のオマージュです。 向こうはまとまりがイマイチで起伏がありすぎた。 両方見比べるのもまた面白いと思います。 【アルメイダ】さん 8点(2005-02-21 10:53:51) 73.なんか聞いたことあるな、ぐらいの予備知識無しで見たので、最初の僕はあと一年で死ぬ…っていう出だしにはどうなるの?って思いましたが前半はアメリカンな家庭がよくわからないし、ものすごい駄目な親父だし、はやく死なないかなと思って見てましたが、最後になると、やめてくれ、このオッサンを殺さないでくれ…あんた最高だよ。となり、最高の映画だったなって感じ。これはほぼケビン・スペイシーの演技によるもので、一つの映画を見ててこんなに意見が変わったのは多分初めて。鑑賞後の気持ちのみだと9点だけど、前半かなりきつかったので8点 【マキーナ】さん 8点(2004-11-12 11:06:11)
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