みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
88.「生きて歴史の証人となる」事は値打ちのある事だと感じます。ナチスの所業とドイツ国防軍の存在。ポランスキーがその時代に見聞きしたことなのでしょう。シュピルマンが万感の想いで演奏したように、ポランスキーも万感の想いで作り上げたのでしょう。忘れられない作品です。 【The Grey Heron】さん 8点(2005-01-31 18:18:35) 87.やっぱり、ナチスドイツの映画はどれも酷い。それが、またリアルで良いというのか。 【幕ノ内】さん 8点(2005-01-26 22:57:17) 86.★十数年前に「アンネの日記」を見たとき、その内容がそれまで抱いていたイメージと全然違っていて、えらく拍子抜けしたのを覚えている。実際に見るまで僕は、屋根裏で一人、息を潜めて隠れている少女の話だと思っていたのだ。しかしそれは僕の勝手な思いこみで、彼女には家族もいるし、恋だってする。不幸ではあったが、けっして孤独な少女の話ではなかったのだ。さて、この映画は言わば「シュピルマンの日記」。とくに後半はまさに彼が一人で隠れている話。これはかつて僕がアンネに抱いていた思いこみそのものだった。誠に勝手ながらこの映画によって、かつて粉砕された先入観に対して、リベンジを果たした気分になった。 ★アウシュビッツは出てこないし、派手なドンパチも無い。それでも人は理不尽に殺されてゆく。戦争ではなく、占領後の日常風景として。この歴史的事実はもちろん以前から知っているし、いろいろな映画で見てきたけれど、それでも見るたびに切なくなる。 【flyhigh】さん 8点(2004-12-18 16:47:52) 85.《ネタバレ》 原作(=シュピルマンの手記)を読んだあと見ました。こういうのって映画にするとしょぼくなるのが通例ですが、この作品は全く遜色ない完成度でした。でもって、あれは実話なんです。それがすごい。こんな設定ありえねーよ!と言いたくても事実なんだから突っ込みようが無い。ただただ主人公の運のよさと、人間の生への執着心に感服するしかないです。ただやはり、将校の前で演奏した曲は確か原作とは違うと思ったな・・・。 【のりもちあつあつ】さん 8点(2004-12-13 10:55:34) 84.ちょっと大甘の8点です。でも映画は大変良かったのではないでしょうか?良くも悪くも、とにかく「あるがまま」の現実主義に徹した作品だと思います。この映画の残虐描写や、荒れた街角に所々に無造作に置かれているリアルな死体。戦争において、恐らく日常的なこの映像を淡々と、そして、特に積極的に悲惨さをアピールしたわけではなかった点に、むしろ畏敬の念を感じた。「シンドラーのリスト」は壮大に悲惨だったが、「戦場のピアニスト」日常的に、リアルに悲惨で私は胸が締め付けられた。これが苦手な人は、結局「重くて」、「悲しくて」、「怖い」としか思えないのだろう。それが間違いとは言わないが、その裏にある監督の真の狙いを感じるには浅い感じ方ではないかと思う。そして、残酷なシーンに人間としての「業」を感じ、真摯になったり、過去の日本の行動に思いを馳せるのもこれまた悪いとは言わないが、常にこの手の映画によくある、ナチス犯罪批判や、日本軍の過去の批判論に簡単にもっていかれる人達がいる事への、視野の狭さに暗澹たる気持ちになります。この映画、それだけじゃないでしょう?言っておいて私自身、うまく言えないのですが・・・・・。話変わって、例のオスギのCMは、あんなもん無視してていいと思います。所詮あんな人だと思うので。作品の評価にはまったく影響なんぞ、あたえようも無いでしょう。 <<2004年12月12日のTV放映版を鑑賞した後の追加コメント>>TVで久し振りに本作を見ましたが、2回目の今日は涙があふれました。見れば見るほど、何かもっと凄い、奥深いものを感じる事ができました。 【はむじん】さん 8点(2004-12-12 23:38:50)(良:1票) 83.予想以上によく出来たいい映画でした。実話なだけに助けたくても助けられない、自分が生きることさえもままならないという当時のどうしようもない現実を見せてくれて非常に伝わるものがありました。ホロコーストものはいくつか見たことがあるけど、この映画はかなり上位に入る映画です。 【A.O.D】さん 8点(2004-10-19 14:43:20) 82.戦場にピアニストがいても、全然似合わないし、何の役にもたたない。 何の役にもたたないけど、彼を助けてくれる人がたくさん居た。 ピアニストは一生懸命生き抜いて、助けてくれたたくさんの人は死んで、 家族も失って、だけど、ピアニストだからピアノを弾くんだな。 【mogu】さん 8点(2004-09-20 15:21:51)(良:2票) 81.改めて考える機会を与えてくれて、ありがとう。何の力も持たない一小市民だが、戦争やテロを永遠に否定すると歴史の犠牲者に再度誓う私。 【小僧】さん 8点(2004-08-30 02:53:38) 80.自分だけでも生きよう・助かろう、と、生に強い執着を示す主人公。愛する家族とも別れ、彼には複雑な感情が渦巻いていたはずだが、あえてそれを前面に押し出さず、淡々と進むストーリーが、かえって色々なことを感じさせてくれた。 【ぷっきぃ】さん 8点(2004-08-17 00:52:30) 79.ドイツ人将校の前で弾いたピアノの旋律が耳にこびりついている。ピアノを弾きたくてしょうがない衝動、しかし家族を亡くし、更に自分も毎日が生死との狭間での壮絶な精神状態の中で弾いたあの曲は、聴いているうちに自然と涙が出てきた。はじめは鍵盤のひとつひとつを試すかのように次第に感情的にダイナミックに・・・そういえばラ・カンパネラをフジコヘミングが弾いているのを最初に聴いたときも強烈な印象で、自分の受けた感覚が同じだった。まぁとにかく戦争なんていいことありません!! 【だんぼ32cm】さん 8点(2004-06-19 01:03:33) 78.かなり完成度の高い作品だと思うんだけど、 個人的には、最後に助けてくれた軍人になんかしてやって欲しかったなぁ。 【夏目】さん 8点(2004-06-13 16:13:20) 77.辛い現実から目を背けない、例え目の前で何かとてつもない酷いことが行われようとそれをただ見ているだけになってしまう、それが出来なければ自分の生が守れない。とても悲しいことですよね。ただ実際ああいう状況になってしまったら、綺麗ごとは言ってられないのかなという感じがします。必死の思いで極限状態で生き残り、その後に日の当たる場所へ出られたらまた何かを人々に伝えることが出来るのか(伝えて欲しい)と思いました。何人かの方が原作の件を書かれていましたが、私もなぜ将校があの時助けたのか気になるので見てみようかと思いました。ただビデオの最後で宣伝してたってことはちょっとせこいなと思ってしまった 【にゃん♪】さん 8点(2004-06-12 20:01:03) 76.ユダヤ人であるが故、自分の全てともいえるピアノを弾くことも、音楽を聴くことも、楽譜を読むことさえできない、逃げて隠れてただ生きのびるためだけの年月・・・ドイツ人将校のためとはいえ、何年かぶりで弾いたピアノは主人公にとってどんなものだっただろう!戦争とか虐殺とかいろいろあったけど、音楽家にとっての戦争という視点で見ていたので素直に感動することができました。 【まちゃぽこ】さん 8点(2004-05-31 16:13:37) 75.《ネタバレ》 普通に感動しました。戦争のそして人間の愚かさを強く感じた映画です。 【もりまりも】さん 8点(2004-05-29 00:53:45) 74.《ネタバレ》 長い映画だけど薄いというわけでもなく、珍しく途中で眠くなりませんでした(笑)。「シンドラーのリスト」よりも楽しめた。 ドイツ人将校は救ってあげて欲しかった。 【ヤス】さん 8点(2004-05-24 06:48:41) 73.一言で言うとすごく突き放されたような感じのする映画です。自分もそこで疑似体験している気さえするのに、彼の心情や周囲の人々の心情には一切入り込めない。ドキュメンタリーですらレンズを通してメッセージ性が見えるのに、この映画は限りなくメッセージ性を消し、戦争という現実をあるがままに映していました。非現実的な目を背けられない現実と廃墟の中で呆然と立ち尽くすしかない彼の後姿を見て、被災した時を思い出しました。動物のような生活をしていた彼がピアノを弾いているときだけ人間に戻るのにはただただ圧倒されます。決して感動というような映画ではないけれど、見てよかったなと思いました。 【ぺこ】さん 8点(2004-04-22 00:47:23) 72.ピアノの音色に心が震えました。 【kasumi】さん 8点(2004-03-29 01:02:32) 71.《ネタバレ》 普段、戦争ものは見たいなんて思わないんですが、この映画はテレビでも頻繁に宣伝されていて、曲もなにか引き付けられるものがあったので見ました。見終わって言った事。「戦争ってしちゃいけないねぇ。」なんかこの一言に尽きます。最後に助けてくれた軍人さん、戦争さえなければ生きられたのに・・・。主人公は運が良かったなんて思わずに、戦争はしちゃいけないんだということを感じるべきなんだ、と自分に言い聞かせていました。曲がほんと好きです。 【ウィマ】さん 8点(2004-03-08 15:18:34) 70.せこい奴だな~って思えば思うほど吸い込まれていく。そんな映画でした。 【モチキチ】さん 8点(2004-03-08 11:29:26) 69.ピアニストの波乱な生涯を描いたと言うより、一人のユダヤ人の生きる事への執着を描いた作品どいえる。ピアニストなら戦前の演奏に観客が酔いしれる場面を加えればもっと感動的な作品になっただろうし、主人公にも感情移入しやすく感動大作となったかもしれない。でもロマン・ポランスキーはリアリィティを追求を選択したのである。ドイツ兵を悪一点張りに表現せず、義捐金で私欲を肥やすポーランド人を描きより公平な立場で描いてる。意識的にそうしたのであれば、文句の付けようがない。 【ゆたKING】さん 8点(2004-02-23 08:34:20)
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