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悪人

2010年【日】 上映時間:139分
ドラマサスペンス犯罪ものミステリーロマンス小説の映画化ネットもの
[アクニン]
新規登録(2010-07-23)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2016-09-17)【イニシャルK】さん
公開開始日(2010-09-11)


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監督李相日
キャスト妻夫木聡(男優)清水祐一
深津絵里(女優)馬込光代
岡田将生(男優)増尾圭吾
満島ひかり(女優)石橋佳乃
樹木希林(女優)清水房江
柄本明(男優)石橋佳男
井川比佐志(男優)清水勝治
松尾スズキ(男優)堤下
塩見三省(男優)佐野刑事
池内万作(男優)久保刑事
光石研(男優)矢島憲夫
余貴美子(女優)清水依子
宮崎美子(女優)石橋里子
永山絢斗(男優)鶴田公紀
韓英恵(女優)谷元沙里
山田キヌヲ(女優)馬込珠代
モロ師岡(男優)バスの運転手
でんでん(男優)タクシーの運転手
河原さぶ(男優)
山中崇(男優)
広岡由里子(女優)
原作吉田修一「悪人」(朝日文庫刊)
脚本吉田修一
李相日
音楽久石譲
作詞加藤ミリヤ「Aitai」
作曲久石譲「Your Story」
加藤ミリヤ「Aitai」
編曲久石譲「Your Story」
主題歌福原美穂「Your Story」(Sony Music Records)
挿入曲加藤ミリヤ「Aitai」
撮影笠松則通
大塚亮(Bカメラ)
製作島谷能成
東宝(「悪人」製作委員会)
電通(「悪人」製作委員会)
朝日新聞社(「悪人」製作委員会)
ホリプロ(「悪人」製作委員会)
山内章弘(「悪人」製作委員会)
プロデューサー川村元気
市川南〔製作〕(エグゼクティブプロデューサー)
制作東宝(制作プロダクション 東宝映像制作部)
配給東宝
美術杉本亮
種田陽平(美術監督)
衣装小川久美子(衣裳デザイン)
ヘアメイク豊川京子
編集今井剛
録音白取貢
その他東京現像所(協力)
あらすじ
物語は長崎に住んでいる、素朴な青年とさがに住んで居る女性、偶然に?必然的に、携帯のメールで知り合ったところから始まります。かれはかのじょにであうまえに、大きな秘密がありました、そのことがあるが故に2人に関係は奈落の底へ、暗闇で愛が生まれます。

yasuto】さん(2011-08-15)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想(8点検索)】

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8.《ネタバレ》 とってもいい映画だったと思います。2010年の邦画No.1と言ってもいいくらい。大抵の映画は、主人公に肩入れして他は飾りみたいなものが多いけど、この作品に出てくる登場人物は、一人残らず皆、共感が出来る。「悪人」というタイトルですから、観る前は当然、妻夫木君演じる清水祐一の悪行を見せつけられる内容なのかなと思いきや、そうではなかった。登場人物は、誰もが悪い面を持っていた。それは、人間誰しもが持ってる影の部分。それを等身大で、リアルに、そして丁寧に描かれており、だからこそ、全ての人に共感することが出来た。祐一の役柄を考えると、妻夫木君ではちょっとイケメン過ぎるようにも思えるけど、彼の持ち味であるキラキラした瞳を消して、やるせない一人の若者を頑張って演じきっていた。満島ひかりの嫌な女役も、岡田将生の憎たらしい男役も、樹木希林演じるどこにでもいそうなおばちゃん役も、みんなとってもハマり役で素晴らしかった。個人的には、娘を殺された父が圭吾に言い放った「そうやって一生、頑張る人をバカにして生きていけばいいんだ」の台詞が、現代人のシニシズムを痛烈に批判してるようで清々しかったです。 あろえりーなさん [DVD(邦画)] 8点(2011-03-21 00:52:55)(良:3票)

7.《ネタバレ》 妻夫木聡の演技力が、余すことなく引き出されている。「人間だれでも後ろめたい部分をしょって生きている」点を、否応なく突きつけられる作品。「長崎の教会で苦悩する」的におセンチなシーンが皆無だったのが、更に凄みを増している。 gatto_grassoさん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-25 11:40:44)

6.「復習するは我にあり」の榎津は生まれながらの犯罪者だったが、祐一はどこにでもいる社会から落ちこぼれた感のある青年。きっかけというか、ちょっとしたボタンの掛け違いから誰でもそうなる可能性がある、いわゆる日常的な殺人事件のひとつ。 それだけに、それを演じ切った妻夫木聡の存在感に圧倒された。深津絵里はもちろん、樹木希林、柄本明もさすが。岡田将生も単なる二枚目役者じゃないことを確信。この映画の成功は、原作はもちろん、キャスティングの良さに尽きる。 Q兵衛さん [映画館(邦画)] 8点(2011-01-01 10:30:56)

5.俳優陣の熱演、細やかな演出、情景と融和した音楽の挿入、あくまでも自然なセット。まさしく典型的な「日本映画」であり、今春話題となった中島監督「告白」とは、ある意味対極の作品。
「善き者、悪しき者」の最期の選別の判断は、すべて観客に委ねるという、いかにも芥川賞文学的終末があてつけがましくなく、自然に表現されている。
前作「フラガール」を含め在日3世の李監督が、地に足の着いた伝統的日本映画を作り、日本人・中島哲也が解き放たれたアーティスティクな作品を作り続けるというこの皮肉。そして双方ともが、紛れもない「いまのニッポン」を描ける表現者ではないかと。 つむじ風さん [映画館(邦画)] 8点(2010-11-12 02:07:27)

4.原作未読。ストーリー的に楽しいところ盛り上がるところは少なくとも、それを補って余りある俳優陣の演技と映像でみせる秀作…と思ったら随分と皆さん低評価なんですね。前出の投稿でデティールを楽しむ映画じゃないかというのがありましたが、私もそう思います。 Cobblepotさん [映画館(邦画)] 8点(2010-10-16 20:25:19)

3.この伏線がここで効いてこう、みたいなエンターテインメントを期待する人にとっては陳腐な設定、ストーリーだろうな。
プロット的にははっきり言って大したことないし。
でもそういうところじゃなくてひとつひとつのシーンの中で描かれる登場人物の心模様、それを表現する行動や表情のディティール、それを味わうタイプの映画なんじゃないかな、これは。
そういう意味では極めて“小説的な”映画だと思いました。
(原作未読です) ととさん [映画館(邦画)] 8点(2010-10-06 06:15:52)(良:1票) (笑:1票)

2.《ネタバレ》 原作は未読。役者陣の演技は文句無し。主演二人は切迫した状態や感情の機微を細やかに表現しているし、脇を固める樹木希林や柄本明の安定感と存在感は、素晴らしいの一言に尽きます。

テーマが「誰が本当に悪人なのか?」だとすれば、恐らく「誰もが立場や状況によって悪人にも善人にもなり得る」となるのでしょう。現実的に見れば、本作は「経験値の低い男と女の逃避行」に過ぎません。生まれ育った街から出た事もなく、人付き合いも碌にせず(出来ず)、世間一般では白い目で見られる「出会い系」で出会った男女が依存し合う、現実逃避の物語。しかし私は、この「世間一般」がキーワードだと思います。

二人は、自分の人生を満足に生きられない・生き方を知らない人間なのでしょう。閉塞感に包まれた何の変哲もない日々。周囲の期待や固定観念に縛られ、どこか自分に無理をしたり、犠牲にせざるを得ない人生。人並みに恋愛すらできず、またそのやり方さえ知らない不器用な生き方。世間一般では蔑まれる方法でしか他人と関わる事が出来ない、悲しくて弱い人間。それでも、誰かの存在を求めずにはいられない。そんな二人が出会えば、互いに惹かれ、共感し、依存してしまうのはごく自然の成り行き。先が見えていても一縷の望みに縋ってしまうのは、そういった弱い人間だからこそなのでしょう。

二人の行動には、多くの人が迷惑を被ります。それでも止まる事が出来ない(しない)のは、彼らのような人間が極限状態に追い込まれると、自ら破滅の道を選んでしまいやすい、という典型例なのかもしれません。彼らがもしいわゆる世間一般の感覚を持ち得ていたら、祐一は人殺しをしなかったはずですし、光代もそんな彼と行動を共にすることも無かったはずだから。結局二人は「似た者同士=世間一般とは少しズレた二人」だったのでしょう。それを対比として描写しているのが「被害者の父がマスオに危害を加えようとしたものの、ギリギリで踏み止まった場面」であり、「タクシー運転手と光代の会話」なのでしょう。

印象的だったのは「夜に鏡を見ていたら、急に(金髪に)したくなった」と言う祐一に、光代は「なんか分かるかも」と同調する場面。夜の孤独と現状を打破したい気持ちが集約されているような気がしました。

音楽が邪魔に思えたのは少し残念でしたが、それでも私は本作に強く心を打たれたので、この点数にしました。 港のリョーコ横浜横須賀さん [映画館(邦画)] 8点(2010-09-20 01:52:27)(良:2票)

1.《ネタバレ》 新聞連載時からのファンで今回の映画化を楽しみにしていた者です。光代の気持ちが痛切に伝わってきて、館内では涙涙、でした。原作に近い作りで期待外れというわけではないのですが、ちょっと不満な点が二か所ばかり。祐一の母親が現れて「私から金をせびるのよ、千円二千円で生活してる私から・・・。」祐一自ら加害者に立つことに依って、母親の立場を少しでも軽くしてやろうという彼の優しさが映画では伝わってきませんでした。もうひとつは、原作で祐一の性格を表した友人の「あいつは起承転結の起と結しかない」という一言がなかったこと。最後の最後、光代を罪の意識に駆らせないように、と祐一は光代にあんなことをしたんだと思う。そこが祐一の優しさなのに。祐一がかわいそうでした。小悪人佳乃が、問題の夜圭吾の車に乗って行ったシーン。祐一の、何かが爆発したような目つきは鬼気迫っていた。妻夫木君うまいなぁ、と思いました。 バッハバッハバッハさん [映画館(邦画)] 8点(2010-09-17 14:12:58)

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【点数情報】

Review人数 135人
平均点数 6.24点
010.74% line
100.00% line
221.48% line
364.44% line
485.93% line
52417.78% line
63626.67% line
72216.30% line
82820.74% line
953.70% line
1032.22% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.33点 Review12人
2 ストーリー評価 6.47点 Review17人
3 鑑賞後の後味 6.06点 Review16人
4 音楽評価 6.15点 Review13人
5 感泣評価 6.28点 Review14人

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